ラバウル航空撃滅戦
森史郎 光人新社
「空母瑞鶴戦史シリーズ」の第7弾。山本長官戦死後の状況を描く。この時期「瑞鶴」自体は最前線から離れていたので、戦いは「瑞鶴」抜きで進んでいく。本書では、米軍の中部ソロモン方面での反攻作戦を描きつつ、「瑞鶴」艦内での人事異動や新艦長の着任、新兵たちの艦内生活を描いている。中でも新兵たちの艦内生活については、これまであまり戦史で取り上げられてこなかった日本海軍の宿痾というべき「内部制裁」について多くのページを割いている。「瑞鶴」のような新鋭空母であっても、陰惨な内部制裁が横行していたという記述は辛い。
なお、戦史の部分ではいくつか誤植や勘違い(クラ湾夜戦やコロンバンガラ島沖夜戦など)が見られることは付記しておく。
お奨め度★★★
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