史上最大の空中戦「ろ」号作戦
森史郎 光人新社
「空母瑞鶴戦史シリーズ」の第8弾。「史上最大の空中戦」というのはややキャッチーなコピーじゃないかな。
メインはタイトル通り1943年11月の「ろ」号作戦。いわゆるブーゲンビル島沖航空戦で、日本側は空母11隻撃沈破、撃墜数百機の大戦果を報じたが、実際に撃沈破した敵空母はゼロ、連合軍側の損失機数も23機というのが実情。対する日本軍は、進出した第1航空戦隊が艦爆、艦攻の80%以上を失う大損害を被った。
本書ではこの戦いを主に日本側の視点から描いている。大戦果報告に沸き返る搭乗員たち。その中で櫛の歯が欠けていくように散っていく友軍航空戦力の悲哀が合わさった微妙な雰囲気が描かれている。
特に目新しい記述はないが、日本側の搭乗員たちの雰囲気を知るには良い著作である。
お奨め度★★★
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