歴史群像2026年6月号
学研
冒頭のイラク軍モザイク防御に関する記事は強烈であった。現在進行形のイラン戦争について、有坂純氏が鋭く分析している。ただし、やや理論が先行しすぎている感もあり、今後のイラン情勢を注目したい。
特集は「長門型戦艦」。戦前は日本を代表する戦艦であった「長門」「陸奥」の2艦について、その建造経緯、戦中期における位置づけ、戦時における活躍、そしてその最期などを記した内容である。
今回一番面白かったのが、第2特集の「独ソ重戦車開発競争」。一見時代錯誤で迷走しているように見える多砲塔戦車や「夢の超兵器」的な扱われ方をしているドイツのマウスがEシリーズなどについて興味深い記述に溢れている。
その他、四境戦争、Sボートなど、読みどころが多かった。
お薦め度★★★