
『Desert Blitzkrieg: Rommel’s North African Campaign』(以下、本作)は、WW2北アフリカ戦線を題材とした二人用の作戦級SLGである。扱う期間は1941年4月から1942年12月までで、ロンメル攻勢からエル・アラメインの戦いに至るまでの戦局を再現している。
今回、うp主は本作のキャンペーンシナリオに挑戦してみた。うp主は枢軸軍を担当する。
前回までの展開-->こちら
7Turn(1941年10月)
トブルク周辺に展開していたイギリス軍は、リビア、エジプト国境線付近まで後退していく。一方の枢軸軍は、次期攻勢に備えて補給物資の蓄積を行う。8Turn(1941年11月)
兵力を整えたドイツ軍は、トブルク東方のバルディア要塞を攻撃する。兵力に勝るドイツ軍は英軍を撃破し、バルディア要塞はドイツ軍の手中に落ちた。この時、バルディア要塞にあった英軍補給物資がドイツ軍の手に落ちた。「チャーチル給与だ」と喜ぶドイツ軍であったが・・・。9Turn(1941年12月)
ドイツ軍は補給物資の蓄積を行う。10Turn(1942年1月)
ドイツ軍がリビア・エジプト国境地域の要衝ハルファヤ峠を攻撃。これを占領した。これによりドイツ軍はエジプト領内への道が開けた。11Turn(1942年2月)
ドイツ軍がエジプト領内に進攻する。海岸線を進むロンメル軍団。内陸部を進むイタリア軍。対する英軍はイタリア軍に対して反撃を仕掛けてきた。ドイツ軍の増援を得て辛くも英軍を撃退するイタリア軍。12Turn(1942年3月)
ロンメル軍団は海岸道路を進み、Sidi Barraniを占領した。一方英軍は再び内陸のイタリア軍を攻撃。攻撃を受けたリットリオ師団は、無理をせずに後退する。13Turn(1942年4月)
ロンメル軍団はSidi Barraniから内陸部に移動。英第7戦車師団を捕捉した。兵力に勝るドイツ軍は英軍を撃破。さらに要衝Sidi Haneishを伺うが、リスクが大きいと判断してここは自重する。14Turn(1942年5月)
ドイツ軍は十分な準備を以てSidi Haneishを攻撃する。ここを抜ければエルアラメインへの道が開ける。英軍も事実上の最終防衛線であるSidi Haneishでは逃げずに果敢に応戦。激しい戦いとなる。陣地化された英軍の防御は固く、さらに後方から次々と増援を送り込んでくる。さすがのドイツ軍も無限の兵力を持つ(と思える)英軍防衛線を抜くことができず、損害が膨らんできたので攻撃を中止。撤退する。感想
今回は時間の関係やその他によりここで終了とした。プレイ時間は約8時間である。全体で21Turnなので2/3まで進んだことになる。現時点の戦況を分析すると、枢軸軍はここまで個々の戦いでは勝利を重ねてきたが、兵力の損耗は少なくなく、また陣地化された英軍防衛線を突破するのは困難な状況になっている。兵力を再編して攻勢を継続することも不可能ではないが、エルアラメインに辿り着けるかどうかは不透明だ。
勝利条件で考えると、枢軸軍としてはエルアラメイン防衛線に攻撃を加えることでVPを獲得できるが、攻撃できないとVPを失う。枢軸軍の先鋒部隊がエルアラメイン防衛線に辿り着ければVP勝負に持ち込めるが、そうでなければVP的に勝利するのは難しいだろう。
ゲームとしての感想だが、意外と細かいルールが多いので最初のプレイではルールミスの可能性が高い。ただしゲームに慣れてくれば基本システムは比較的シンプルなので、スムーズにプレイできると思う。プレイ時間は1Turn20〜60分ぐらい。平均すれば30分ぐらいだと思う。集中してプレイすれば、1日でなんとかキャンペーンシナリオを完遂できるレベル。ただし実際のゲーム例会は夕方までというパターンが多いので、ゲーム会でフルキャンペーンwの完遂するのは難しいと思う。まあ、1942年半ばまでプレイできれば、大体の展開は見えてくると思うが。
北アフリカ戦を扱ったゲームは他にも多いが、本作は中程度の難易度で北アフリカ戦全体を再現できるゲームだと評価できる。ゲーム的に見れば、カードと戦闘ボードの使用が本作の「売り」だが、いずれもゲームの本質的な部分ではなく、いわば「サービス」程度に考えた方が良い。カードについてもいわゆる「カード駆動方式」ではないので、あくまでも「おまけ」程度と考えた方が良い。
北アフリカ戦線はゲーム界では人気テーマであるが、いまだに決定版というべき作品がない状況である。その中で本作は「決定版」とまでは言い切れないが、プレイする価値を持ち、かつ最後までプレイできる作品と言える。









