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Game Journal 71-大坂夏の陣:八尾若江&道明寺 [真田幸村]「真田軍紀」(以下、本作)は、1614〜15年(慶長19〜20年)大坂の陣を再現するSLGである。かつて「天下布武」という会社から出版されたが、元々のシステムはツクダホビーから出版されていた「謙信上洛」がベースとなっている。余談だが、「天下布武」からは他には「砂漠の嵐」とかいう名前の湾岸戦争ゲームも出版されていたような記憶がある。

今回、ほぼ10年ぶりに「真田軍紀」することになった。プレイするシナリオは、シナリオ1「大坂冬の陣」である。担当陣営はダイスチェックの結果関東方となる。さてさてどうなることやら・・・・

前回までの展開--> こちら

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6Turn(10月22日)

家康本隊は鈴鹿峠を越えて伊賀上野に進出。先鋒の藤堂隊は大和郡山に進出する。

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7Turn(10月25日)

藤堂高虎大坂方は奈良方面に進出してきた関東勢を撃破すべく、真田、後藤、長宗我部らの主力部隊を奈良方面に派遣する。主力決戦を避ける関東方は、奈良方面から後退し、伊賀上野前面に布陣する。

関東方は徳川家康本隊が伊賀上野に残り、藤堂高虎は再び近江方面から京都侵入を伺う。

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8Turn(10月28日)

大坂方の主力である真田、後藤、長宗我部隊は、南山城に布陣し、近江と奈良の両面を守る布陣である。

山陽方面では、武庫川付近まで進出してきた関東方の池田忠継、鍋島勝茂に対し、明石全登が兵1万(4ユニット)を率いて迎撃に向かう。

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9Turn(11月1日)

関東方の主力第二陣、徳川秀忠、上杉景勝、伊達政宗各隊が登場してきた。いち早く進軍してきた上杉景勝隊は既に亀山城に到着。後続の秀忠、伊達隊も名古屋付近に進出してきている。

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10Turn(11月4日)

関東方の主力が鈴鹿峠を離れて近江国内に進出してきた。大坂方も真田幸村、長宗我部盛親隊、毛利勝永隊を膳所に派遣して迎撃の構えを見せる。決戦機がいよいよ熟してきた。

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11Turn(11月7日)

豊臣秀頼秀頼公が出陣し、京都で関白就任式を行った。秀頼が京都にいるだけで、大坂方は毎Turn8VPを得ることができる。しかし秀頼公が討ち死にすると大坂方はサドンデス負けになる上、秀頼公は真田や後藤らの武将よりも格が上になるため、戦闘時には秀頼公が指揮を取ることになる。そして想像通り秀頼公の能力は最低値だ。 だから大坂方としては、秀頼公を名目上の指揮官として戴きつつ、実際の指揮は真田幸村や後藤又兵衛といった優秀な牢人武将に取らせるといった高度な策謀が必要になる。

膳所城の南にある山地帯に布陣した大坂方に対し、関東方は膳所城の正面から攻撃を加える。圧倒的な兵力を持つ関東側の猛攻によって膳所城は瞬時に落城。膳所城に布陣した関東勢が、山に登った大坂方と対峙する。

写真11


12Turn(11月10日)

真田幸村秀頼公は京都から大坂へ撤収していった。そして大坂方の武将たちが京都の周辺に布陣する。

徳川家康、伊達政宗、上杉景勝率いる関東方の先鋒9万5千(38ユニット)が、伏見周辺で大坂方を捕捉した。大坂方は真田幸村、後藤又兵衛、明石全登、長宗我部盛親率いる約4万(16ユニット)を攻撃する。指揮能力では大坂方が勝っていたが、さすがに2倍以上の兵力を持つ東軍の優位は動かない。

一瞬(1ラウンド)で勝敗が決して大坂方は後退していく。東西決戦最初の第1ラウンドは東軍の勝利に終わった。

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13Turn(11月13日)

大野治房大坂方は大野治房を京都方面に呼び寄せて、新たに天王山に面した男山付近に防衛ラインをしく。兵力は、大保治房、織田有楽が加わっていたので、約6万人弱(24ユニット)まで強化されていた。対する関東勢は、先の兵力にさらに徳川秀忠らが加わっていて、その兵力は15万以上(60ユニット以上)に達していた。

今度の戦いは地の利を占めている大坂方が有利なDRMを得ていた。しかし兵力差は圧倒的で地の利などは物の数ではない。損害は関東方の方が多かったが、兵力の乏しい大坂方が先に崩れた。こうして2度目の大規模合戦も関東側の勝利に終わった。

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この後

徳川家康その後、大坂方は大坂城に籠城し、関東勢がこれを包囲した。関東勢としては兵糧攻めで大坂城を落城させることもできるし、強襲で落とすことも可能だ。大坂方の戦力は度重なる戦闘で消耗しており、しかもいったん籠城してしまうと、最早兵力の補充ができないのだ。それに対して関東方は、強襲攻撃で消耗した兵力であっても、補充能力でいつでも補充できる。大坂方が乾坤一擲の決戦を挑んできたとしても、その指揮官は真田幸村ではなく豊臣秀頼。歴戦の家康相手に秀頼では勝負にならない。

結局、この時点で勝敗は決したとしてゲーム終了とした。

感想

今回はVASSALによる通信対戦でプレイした。プレイ時間は4時間強である。このシナリオは全28Turnとかなり長めのシナリオだが、今回のプレイで見た通り、4〜5時間程度のプレイで展開が見えてくる。

今回のプレイのように関東側が手堅く攻めると、大坂側はかなり厳しい展開になる。全く勝ち目がないわけではないが、勝つためには東軍のミスとさらに幸運の助けが必要になるだろう。

ゲームとしてはシンプルで面白いと思う。ルールは明確でわかりやすく、ルール解釈で迷う部分はほとんどない。バランスは決して良好とはいえないが、それでも大坂方は序盤に大いに暴れまわることができる、ゲームバランスのことはさておいて、大坂方の活躍と終焉を味わうというのが、本作の楽しみ方だと思う。

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