Red Storm(以下、本作)は、2019年に米国GMT社から発売されたシミュレーションゲームだ。テーマは1987年における東西ドイツ上空における航空戦闘である。実際に起こらなかった戦争を再現する本作は、一種の「仮想戦」ゲームといえる。
やや大きめのシナリオということで、RS7:Aerial Blockadeに挑戦してみる。VASSALを使ったソロプレイである。
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11Turn



12Turn

先手を取ったのはWP軍。先にTornardo編隊を葬って意気上がるMiG-23MLDの編隊が、西ドイツ軍のF-4F Phamtom2の2機編隊に仕掛けた。R-24(AA-7 Apex)による中距離ミサイル戦は外れに終わったが、西ドイツ編隊をビビらせる(Aggressiv -1)ことには成功した。そのままファントムの編隊の背後を狙ってドッグファイト。しかし格闘戦ではファントムの方が1枚上手だった。1機のMiG-23がAIM-9L Sidewinderの直撃を受けて四散する。この損害によって士気阻喪したMiG-23の編隊は、戦場離脱を余儀なくされる(Abort)。対するファントムも全弾を撃ち尽くしたので帰路につく。

そのF-16Cは反撃に転じた。BVR攻撃によってMiG-23MLD 1機を損傷させた後、ドッグファイトでその1機を撃墜したのである。F-16Cは全く無傷で、弾切れも起こしていない。
先にMiG-23を撃墜していたF-15Cの編隊は、別のMiG-23MLDの編隊に対してAIM-9M Sidewinderによるヘッドオン攻撃を仕掛けた。ミサイルの1発がMiG-23の至近距離で爆発し、そのMiGは大損害を被る(しかし落ちてはいない)。そしてF-15CはAIM-9Mを撃ち尽くした。残る兵器は20mm機関砲しかない。
地上からPatriot地対空ミサイルが発射されて護衛のMiG-23を狙ったが、明後日の方向に飛び去った。
13Turn

WP軍の近接護衛編隊が戦闘に介入してきた。最新鋭のSu-27B Flankerが中距離ミサイル戦を実施。西ドイツ空軍のF-4F Phamtom 2個編隊が攻撃を受け、1機が撃墜され、2機が被弾して損傷した。このファントム2個編隊は活躍する間もなく退場を余儀なくされる。MiG-23MLD 1個編隊は、カナダ空軍のCF-18に対してやはり中距離ミサイル戦を実施したが、こちらは外れであった。別のMiG-23MLDは強敵F-15に格闘戦を挑む。1機のF-15Cを被弾させ(撃墜には至らず)、さらにF-15Cの20mmキャノンを弾切れに追い込んだのは大戦果であった。

米空軍のF-16Cも爆撃編隊を狙って格闘戦を挑む。爆装したMiG-27では、F-16Cに敵うはずもなく、2機が撃墜されて1機が被弾。残った1機も爆弾投棄を余儀なくされる。
この段階でNATOの戦闘機による迎撃は一段落したと言って良い。ここまでの戦闘でNATOは敵機7機(MiG-23MLD 3機、MiG-27K 2機、Tu-22PD及びTu-16K各1機)を撃墜し、3機(Tornado F.2A 2機、F-4F 1機)を失っていた。
つづく












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