「ソロモン夜襲戦」は、私が自作した水上戦闘ゲームです。テーマは太平洋戦争における水上戦闘で、1ユニット=1艦、1Turn=5分、1Hex=1500mになります。「ソロモン夜襲戦」の入手方法は、 こちら をご参照下さい。
現在、姉妹編として欧州戦線版(仮称「欧州海域戦」)を準備中ですが、そのシナリオである「デンマーク海峡」をテストしてみました。これは1941年5月24日、ドイツ戦艦「ビスマルク」及び巡洋艦「プリンツ・オイゲン」と英海軍巡洋戦艦「フッド」と戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」が交戦したデンマーク海峡海戦を再現するシナリオです。史実では巡戦「フッド」轟沈、戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」撃破の戦果を挙げたドイツ海軍が勝利しました。
以下はそのテスト記録です。
登場兵力
ドイツ海軍は史実通り戦艦「ビスマルク」と重巡「プリンツ・オイゲン」が登場します。いずれも今回初登場なので、
新たに作成
しました。英海軍は、巡戦「フッド」と戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」が登場します。他に2隻の英重巡(「サフォーク」「ノーフォーク」・・・なんだか語呂が良い)が「ビスマルク」の後方から追尾していたようですが、面倒なので無視することにしました。
状況及び特別ルール
ゲーム開始は英艦隊が「ビスマルク」を発見した距離28km地点としました。それから特別ルールで第1Turnは両軍とも射撃禁止とします。ドイツ艦隊の方が優速なので英艦隊の射程外に逃げることは可能です。勝利条件は「ビスマルク」が中破されずにゲーム終了時までに盤の南端から突破すればドイツ側の勝利、それ以外は英艦隊の勝利としました。ドイツ艦隊からみて南南東の方向に英艦隊が初期配置されているので、ドイツ側が逃げ回っていたら勝利できないようにしています。
テスト
1Turn
英艦隊は右60度転針。ドイツ艦隊のとの距離を詰めようとする。接近戦で「肉を切らせて骨を切る」作戦だ。対するドイツ艦隊も右60度転針。接近戦を嫌う構えである。2Turn
距離28.5kmから英艦隊が初弾発砲。「フッド」が「ビスマルク」を狙い、「ウェールズ」が「オイゲン」を狙う。「フッド」の初弾がいきなり「ビスマルク」を捉えた。38cm砲弾2発が「ビスマルク」に命中する。大落角で飛来した2発のうち、1発は「ビスマルク」の装甲が跳ね返したが、1発はビスマルクの上面装甲を貫通し、船体内部で爆発する。ドイツ艦隊の反撃。「ビスマルク」は「フッド」を狙い、「オイゲン」は「ウェールズ」を狙う。「ビスマルク」の射弾は外れたが、「オイゲン」の射弾が見事に「ウェールズ」に命中した。3発の20cm砲弾が「ウェールズ」の艦上構造物に命中。そのうちの1発が「ウェールズ」の測距義基部に命中した。「ウェールズ」は一時的に射撃不能状態となってしまう。
3Turn
ドイツ艦隊は再び針路を左に変じた。接近戦を厭わない形である。遠距離砲戦の場合、大落角砲弾を受けた場合には、防御力に優れる「ビスマルク」でも耐えられないかもしれないからだ。ドイツ艦隊の狙いは中距離砲戦である。「ビルマルク」発砲。距離24km。手頃な距離だったが、「ビスマルク」の射弾は「フッド」の後方に逸れた。英艦隊の射撃も外れである。
4Turn
英艦隊は距離21km(14Hex)に近づいたところで左へ変針。ドイツ艦隊と並行砲戦に入る。「フッド」及び損傷を復旧した「ウェールズ」が主砲射撃を行った。目標は両艦とも「ビスマルク」である。しかし両艦とも命中を得られず。ここに至りようやく「ビスマルク」が最初の命中弾を得た。命中弾を食ったのは「フッド」。38cm砲弾1発が艦尾に命中したが、重大な損傷にはならず。
5Turn
再び「ビスマルク」の射弾が「フッド」に命中した。38cm砲弾2発(合計3発)を食らった「フッド」は、浸水によって最大速度が25ktに低下した(小破状態)。英艦隊の射撃は相変わらず外れである。6Turn
「フッド」に命中弾が連続するのを見た英艦隊は、S字運動を実施。ドイツ側の射撃諸元を狂わせようとする。しかし「ビスマルク」の砲手は優秀であった。S字カーブを続ける「フッド」を「ビスマルク」の射弾が包み込んだ。しかし今回は運が英艦隊を味方した。夾叉された「フッド」であったが、奇跡的に被弾を免れた。「プリンツ・オイゲン」の射撃も英戦艦を捉えた。2発の20cm砲弾が「ウェールズ」に命中。1発は「ウェールズ」の装甲が跳ね返したが、1発は高射砲に命中し小規模な火災を発生させる。
英艦隊の射弾もようやくドイツ艦を捉えた。「ウェールズ」の36cm砲弾2発が「ビスマルク」に命中。しかもその1発が「ビスマルク」の舵機室に命中。「ビスマルク」は一時的に操舵不能になってしまう。
7Turn
動きの鈍くなった「ビスマルク」に英艦隊の射弾が集中する。「フッド」の38cm砲弾2発、「ウェールズ」の36cm砲弾2発が次々と「ビスマルク」に命中する。これまでに「ビスマルク」に命中した大口径砲弾は合計8発に及んだが、「ビスマルク」の戦闘力はまだ失われていない。「ビスマルク」からの反撃は1発が「フッド」に命中する。
8Turn
先手を取った「ビスマルク」は「フッド」を仕留めようと全力射撃。しかし不幸にして射弾は目標を逸れた。「プリンツ・オイゲン」からは「ウェールズ」に2発の20cm砲弾を命中させたが、いずれも「ウェールズ」の装甲が跳ね返した。「プリンス・オブ・ウェールズ」は「ビスマルク」に向けて発砲。36cm砲弾3発が次々と「ビスマルク」に命中する。1発は「ビスマルク」の装甲が跳ね返したが、残り2発はいずれも有効弾となって「ビスマルク」の損傷を広げた。「ビスマルク」は中破状態となった。
この時点でドイツ軍の勝利条件達成が不可能になったため、ゲーム終了とした。
結果
ドイツ側損害
戦艦「ビスマルク」中破英連邦側損害
巡洋戦艦「フッド」小破戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」損害軽微
感想
ゲーム展開としては面白い展開であったが、史実で勝利を収めたドイツ側が敗北したのはバランス的に問題があるかもしれない。今回、いわゆる「ドイツ軍射撃技量の優秀性」的なルールは一切採用せず、素のままとした。ただし「プリンス・オブ・ウェールズ」だけは新鋭艦ルールとして火力を20%減にしている(4連装砲の信頼性が低いの件)。もう少しテストをしてみないとわからないが、ドイツ軍が不利なようであれば、「ドイツ軍射撃技量の優秀性」的なルールを入れた方が良いかもしれない。








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