鍋割山は表丹沢にある山塊の1つで標高1273mです。丹沢の主要な縦走路である大倉~塔ノ岳~丹沢~蛭ヶ岳から少し外れているのですが、そこそこ登山者の多い山だそうです。

首都圏でコロナに起因する緊急事態宣言が明けた6月初頭に登ってみました。山中での「密」を避けるため、平日に休暇を取っていきました。

登山口は秦野市の大倉。小田急秦野駅からのバスの便も多く、広めの駐車場もあるのでアクセスは良い場所です。今回は公共交通の利用を避けて自家用車を利用。自宅から登山口まで30km弱の距離でしたが、国道246号の渋滞に巻き込まれて2時間近くかかってしまいました。国道246号の利用は失敗だったと少し後悔。

登山口である大倉バス停付近には神奈川県立戸川公園があるので、駐車スペースは色々あります。私が停めた丹沢山大倉登山口駐車場は安くて大きい駐車場なのですが、店開きが午前8時からで少し遅い。今回は渋滞に巻き込まれたため予想よりも現着が遅くなりましたが、本来ならもう少し早く停められる場所が良いかもね。
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何はともあれ準備を整えて出発したのは0815頃。大倉の稜線に向かうルートから西の方に外れて行き、農場を横に見ながら歩きます。北側には丹沢の山々が綺麗に見えています。
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鹿よけのフェンスをくぐって山道に入っていくと、ほどなく広めの林道に出ます。ダート道ですが、車の通行も可能な広さ。ただし一般車は通行禁止。従って一般登山者は歩くしかない。緩やかな登りのダート道を歩くこと約1時間。林道終点の二俣についたのは0925頃でした。

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ここから登山路が3方向に分かれるので、一番左の登山路に入っていきます。二俣から先もしばらくは林道が続き、本沢と呼ばれる地点で川を渡ってそこから本格的な登山路になります。ここまでの所要時間は約1.5時間。

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やや急な登山路を登ること約15分で鍋割山へ向かう稜線に出ます。ここが後沢乗越。ここから鍋割山までは急な稜線歩き。コースタイムは1:20とありますが、はてさて・・・。

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稜線は急斜面ですが、登山道が整備されて歩きやすいです。急登を登ると新緑の美しい登山路があって気持ちが良い山道。キツイながらも楽しい山登りが山頂まで続きます。

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鍋割山山頂に到着したのは1125頃でした。所要時間は3:10(休憩含む)。コースタイムは3:30なので、まあ良いペースではないかな。山頂には数名の登山者がいましたが、「密」というほどでもなかったです。なお、鍋割山山頂に立つ鍋割山荘の名物は鍋焼きうどん。しかしこの日は定休日だったので、残念ながら鍋焼きうどんにありつくことは叶いませんでした。残念。

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帰りは元来た道を戻っていきます。後から登ってきた登山者と途中ですれ違いますが、挨拶は控えめに(コロナ感染予防のため、6/5の話です)。時折、数名のチームが大声で話しながら登ってきたりしますが、すれ違う時に大声のお喋りは勘弁してほしいなぁ。無神経なオバサン達に閉口しました。

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1時間ほどで本沢の渡渉点に到着。清流で手を洗い、顔を洗い、うがいをします。次の二俣の水場でも同じことを実施。これだけ念入りにすれば多分感染は大丈夫・・・かなぁ・・・?。

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本沢から先は林道歩き。下りの林道はただただ長いだけ。歩数を数えながらただただ歩きます。
大倉のバス停についたのは丁度14:00頃でした。帰りの所要時間は2:20。コースタイムは2:45なので、これまた良いペースかな。

今回のコースは標高差が約1000m。歩行距離が往復17~18kmあって結構ハードコースです。しかしコースの半分以上は林道歩きで、残りの登山路も整備されて歩きやすく、初心者にもお勧めできる良いコースでした。今回は山頂での展望に恵まれず、富士山の姿を拝めなかったのは残念ですが、次回はリベンジして「鍋焼きうどんを食べながら富士山を愛でて」みたいです。

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