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「戦略級銀英伝」は1995年に旧Game Journal40号の付録ゲームとして発表された作品である。この「戦略級銀英伝」をVASSALで通信対戦してみましょう、ということになり、練習も兼ねてソロプレイしてみた。

実はAARを仕上げた後に気づいたのですが、戦闘ルールに重大なミスがありました。近距離を距離0のみと思い込み(実際には0~1が近距離)、戦艦を過大評価、空母を過小評価をしております。正しいルールでプレイすると、戦艦が一度懐に飛び込まれると、殆ど対象不能になるのですが、そのことを誤解しておりました。以下の駄文はそのつもりでお読み下さい。

ここまでの展開 --> こちら

第9Turn(UC798/RC489:1-3月)

ケスラーB帝国軍は「ラグナロク作戦」を発動。中立領域であるフェザーン回廊を通って同盟領内に侵攻する。ラインハルト自らが率いる親衛艦隊はフェザーンを通過して因縁のエル・ファシル星系へ侵攻する。またケスラー中将(2-1-1★★)麾下の第8艦隊はポレヴィット星系へ進出。同地を占領した。
一方のイゼルローン回廊には、キルヒアイス大将麾下の第1艦隊が侵攻。要塞砲「トールハンマー」の射程外に布陣しつつ、回廊の制圧している。

Turn09a


第10Turn(UC798/RC489:4-6月)

ヤンBヤン・ウェンリーが退院し、戦列に復帰した。新たに同盟軍第1艦隊司令長官となったヤン・ウェンリー中将は、アスターテ星系に進出。同地を奪回した。さらにその先のエル・ファシル星系では、同盟軍アッテンボロー中将麾下の第11艦隊が帝国軍ケスラー大将麾下の第9艦隊と激突する。戦いは同盟軍の勝利に終わり、ケスラー艦隊は壊滅。エル・ファシル星系は同盟軍が奪回に成功した。

第11Turn(UC798/RC489:7-9月)

アッテンボローB 同盟軍は戦局の逆転を企図してフェザーン侵攻を実施した。ヤン率いる第1艦隊、アッテンボロー麾下の第11艦隊その他がフェザーンに突入する。対する帝国軍はラインハルト麾下の親衛艦隊他の主力艦隊がこれを迎え撃つ。ヤンとラインハルトの直接対決。今回はヤンの完勝。ラインハルト艦隊は壊滅。ラインハルト自身も重傷を負う。フェザーンの支配権は同盟の手に移った。

Turn11a


第12Turn(UC798/RC489:10-12月)

フェザーン失陥の報を受けた帝国はイゼルローン回廊よりキルヒアイス大将の第1艦隊をフェザーン回廊に向けて出撃させた。フェザーン回廊を舞台にヤンとキルヒアイスが激突する。しかし同盟軍は艦隊決戦を回避。フェザーン回廊から撤退していった。

Turn12a


第14Turn(UC799/RC490:4-6月)

ロイエンタールB帝国軍は新たに就任したロイエンタール少将(2-2-2★)をフェザーンからポレヴィト星域に進出させた。ヤン・ウェンリーはロイエンタールの補給を断つべくエル・ファシルからフェザーンに進出したが、キルヒアイス艦隊の迎撃を受ける。ヤンとキルヒアイスの3度目の対決。今回は両軍とも痛み分けの結果に終わったが、ヤンはキルヒアイス艦隊の撃破に失敗した時点で戦場を離脱していった。

Turn14a


第15Turn(UC799/RC490:7-9月)

帝国軍はさらに同盟領内を広げる。このTurn、エル・ファシル、ヴァーミリオン、ガンダルヴァ、ランテマリオの各星系が帝国軍の手に落ちた。同盟はヤン艦隊がランテマリオ星系で迎撃戦に出る。ヤンとキルヒアイスの3度目の対決。今回もまた兵力に勝るキルヒアイスの勝利に終わったが、キルヒアイス自身の旗艦「バルバロッサ」が撃破されてしまったため、キルヒアイス自身が負傷して退場する。

Turn15a


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第16Turn(UC799/RC490:10-12月)

ラインハルトの負傷が癒えて戦列に復帰した。帝国軍はさらに領土を広げてマル・アデッタ星系とタッシリ星系を支配する。ヤン艦隊がランテマリオ星系に出撃。同地を占領した。

第17Turn(UC800/RC491:1-3月)

ビュコックAライガール星系に進出したロイエンタール大将(2-2-2★★★)麾下の帝国第2艦隊が老練の同盟軍ビュコック中将(1-3-2★★)麾下の艦隊と激突する。兵力で勝るロイエンタール艦隊であったが、老練なビュコック中将はロイエンタール艦隊を撃破し、勝利を得た。ロイエンタール大将は重傷を負い、今後1年以上に渡って病院生活を余儀なくされる。

Turn17a
Turn17b
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ミュラーBリューカス星域に進出したミュラー中将(1-3-1★★)麾下の空母機動部隊に対して同盟軍の猛将ウランフ中将(2-1-1★★)が反撃する。しかし「鉄壁ミュラー」と称されたミュラー中将は強かった。ウランフ艦隊の長距離砲撃を耐えたミュラーの空母艦隊は接近戦に持ち込み、麾下兵力の半数を失いながらもウランフ艦隊を撃破した。

Turn17c


エル・ファシル星系で反撃に出てきたヤン艦隊に対し、傷が癒えて戦列に復帰したキルヒアイス艦隊が迎え撃つ。キルヒアイスとヤンの4度目の直接対決。戦い自体はキルヒアイスの勝利に終わったが、艦艇の損害自体はキルヒアイス艦隊の方が多かった。キルヒアイス自身もまたもや負傷。戦場でよりも病院での時間の方が長いキルヒアイス大将なのであった。

Turn17d

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つづく

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