
カエルの楽園
百田尚樹 新潮文庫
この本は寓話である。現在の日本を模した架空の「カエルの楽園」を舞台に繰り広げられるカエルたちの葛藤を描いている。本書を通じて筆者は現在の我が国の安全保障政策を批判している。小学生でも読めるような平易な文章だが、もし小学生が本書を読書感想文のテーマに選んだら、先生はどんな顔をするんだろう。と想像するのは楽しい。自分が小中学生だったら、多分本書で読書感想文を書くだろうな、と思ってしまった(中学生ぐらいなら教師のスタイルが右か左かぐらいは判断できる)。2~3時間ぐらいで読める内容であり、また「カエルの楽園」がどうなるかワクワクするので、結構楽しめる作品である。
お奨め度★★★
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