平渓線は台湾北部を走るローカル線で、区間距離は10km強と短いのですが、台湾の中ではローカル線として人気の高い路線です。列車の大半は八猪駅を基点としており、八猪駅又は瑞芳駅が主な乗り換え駅になっています。
路線の魅力は多彩な自然景観と台湾の人たちの生活に接した感のある園線風景。自然景観は日本でもよく見られる山・川・渓谷の三拍子で、日本ではJR九州の肥薩線に似ていなくもないです。途中の街並みも肥薩線で見る町に似ている。
こちらは終点の菁桐駅です。さすがに観光路線の終点駅だけのことはあって、終着駅らしい雰囲気が出ています。
平渓線で最も有名な駅が十分(分の本当の字は、ニンベンに分)です。ここは線路を挟んでその両側に商店が立ち並び、あたかも町中を走る江ノ電といった感じの路線です。列車が来ない時間帯は観光客も勝手に線路の中に入って写真を撮っているのですが、日本で同じことをやったら炎上必至の状態です。
とまあこんな感じの平渓線。今度来るときにはもう少し十分の駅でゆっくりしてみたいです。
余談ですが、平渓線の車内では、現地のガイドさん(高齢の男性)が、「最近の若者は北京語ばかり話して台湾語を話さない、このままでは大陸に飲み込まれてしまう。我々は悲しい民族だ」と嘆いていました。日本でも自国の国益などそっちのけで東アジアにある某国の利益を追求する政治家やマスコミ人等がおりますが、そのような輩が主流にならないだけでも日本はまだ幸せだと思います。
コメント
コメント一覧 (2)
十数年前に行きました。
十份瀑布という大きい滝が沿線にあり、終点から折り返して見学して帰ってきました。
平渓線の車内で おばあさんに"いい男~"と持ち上げられ、うまくいけば結婚の可能性も…などとおちょくられたのは はるか昔。
独身でアラフィフを迎えることは想定してなかったさ。
もりつち
がしました