
「超」入門 空気の研究
鈴木博毅 ダイヤモンド社

そこで手に取ったのが本作である。山本七平が「空気の研究」で言いたかったことは何か。それを掴めるのではないか、という期待を込めて本作を読んでみた。
なるほど、わかりやすい。山本氏が言いたかった「空気」の正体が手に取るようにわかる。空気とは要するに「人工的な前提」のこと。例えば社長が出席するプレゼンの席上で「社長よりも先に質問してはいけない」といったこと。この「前提」を無視した者は「空気が読めない」として排斥される。 本書では「空気」の仕組み。「空気」の弊害。なぜ日本人が「空気」に流されるのか、「空気」を打破するにはどうしたら良いか、等について詳しく記載されている。
「空気の研究」を読んでよくわからなかったそこのアナタ(=私のことです)。そんなアナタに本書はお奨めできる。
お奨め度★★★★




コメント