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昨年、 蓼科山へ冬季登頂した際 山頂で出会ったと人に、「赤城山は冬期登山の練習に丁度良い」というアドバイスをいただいた。そこで早速冬の赤城山に登ってみた。始発の鈍行列車で高崎まで移動し、高崎でレンタカーカーを借りる。そこから車で赤城山登山口のある大沼まで所要時間は約1.5時間。意外と遠かった。

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雪山登山なので装備をしっかり確認。駐車場を出発したのは0945頃であった。凍結した大沼を左手に見ながら歩いていく。15分ほど歩いて黒檜山(赤城山の最高峰)の登山口に到着する。ここで10本爪のアイゼンを装着し、登山口に入っていったのが1015頃であった。

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岩場の多い登山路を登っていく。北横岳は言うに及ばず、蓼科の急登とも全く違う。雪のついた岩場の登山路だ。最初に登山口で「山頂まで1.1km」という表記を見た時には、「これは楽勝」と思っていたが、なんのなんの。結構厳しい登山路がつづく。

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しばらく歩くと大沼が下に見えてきて、視界が開ける。こういうのが見えると少しホッとする。

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歩くこと1時間以上。ようやく稜線の分岐に到着。そこから5分で黒檜山の山頂に到着する。さらにそこから2分歩くと「絶景ポイント」。しかし残念ながら谷川岳の方向には雲がかかっていて良く見えない。

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15分ほど山頂にいた後、駒ヶ岳への縦走路に向かう。実は黒檜山までで結構きつかったので、このままピストンで降りようとも思ったが、何人かが縦走路に入っていくのが見えたので、それならば、と思ってついていく。下山路への分岐を通り過ぎてすぐに鳥居が目に入る。

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絶景を楽しんだ後、縦走路を降りていく。急な階段だが、先の岩場に比べると歩きやすい。駒ヶ岳への距離は1.2kmとある。距離は短いが、雪が深いので慎重に降りていく。

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40分ほど歩いて駒ヶ岳の山頂に到着する。ここから南に向けて関東平野の雄大な景観が広がっている。

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駒ヶ岳から歩きやすい稜線を降りていき、そこから急な階段になる。いくつかの階段を下りていき、次第に雪が薄くなってくる。途中でアイゼンを外してみたが、凍った地面でスリップしてヒヤッとする。やはりアイゼンは有難い。

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駒ヶ岳の登山口に降りてきたのは1320頃だった。所要時間は3.5時間。コースタイムは4時間弱なので、コースタイムよりは短い時間で走破できたことになる。雪道にしては悪くないスコアだ。ただし結構足は疲れていて、帰りに車の運転でアクセルを踏む際も足元がふらつく有様であった(あぶない、あぶない・・・)。

感想だが、確かに雪道歩きの練習には丁度良いと思う。距離が短いので危険が少ない割に岩場が多いのでアイゼンをつけた岩場歩きを練習するには好都合だ。また縦走の距離も手ごろで良い。今回はレンタカーを使ったが、、バス路線も使える。一度だけではなく、何度か登っても良い山だと思う。

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