2025年春のゲームマーケットに向けて新作ゲームを作成中です。
タイトルは「Fox Two!!」
1980年代後半におけるジェット戦闘機同士の空中戦をテーマとしたカードゲームです。
今回はその基本的な内容を紹介します。
コンポーネント

戦闘機を表す戦闘機カードと各種の行動を表すアクションカード、そしてオプションシナリオで使用する勝利条件カードの3種類があります。
戦闘機カードは1980年代後半ということで、当時実運用されていた東西両陣営の戦闘機が登場します。古い所ではMiG-19やF-104、新しい所では、F-15、F-16、F/A-18、MiG-29、Su-27あたりがカードになっています。ただし、設定年代が1980年代なので、F-22やF-35、ラファールやSu-57等は登場しません。特に21世紀に急成長している中国空軍の新型戦闘機(J-10やJ-20等)は登場しません。また対地攻撃を主任務とする機体、例えばF-15E、A-10、AV-8、Su-24等も今回は登場しません。これらの機体は次回作(もしあれば、ですが)で登場する予定です。
ちなみに例として示したF/A-18C Hornetは、攻撃力、防御力、機動力が高いレベルでバランスの取れた「優等生」タイプの機体です。ただ、いずれの能力も「そつなくこなす」レベルで、突出した特徴がないのがちょっと寂しいです。
テーマとシステム

空戦システムはカードプレイです。攻撃カードを出して攻撃する戦闘機と使用する兵器を宣言します。目標機を指定し攻撃を実施します。攻撃には正面攻撃と格闘戦の2種類があり、正面攻撃の場合はダイスを振って戦闘機の攻撃値以下の出目が出れば命中です。命中した場合、目標側は防御カードを使って回避を試みる事が出来ます。回避に成功すれば躱せますが、失敗したら撃墜されます。全般にミサイルの方が命中率が高くカードの枚数も多めですが、各種妨害手段によって無効化される可能性が高いです。逆に機関砲はカードの枚数自体が少なく命中率も低めですが、命中した場合は回避が困難です。
格闘戦の場合も基本的な流れは正面攻撃と同じですが、攻撃前に目標戦闘機と「運動性勝負」を行う必要があります。「運動性勝負」に負ければ攻撃が失敗ですが、成功した場合には有利な命中DRMで攻撃することができます。

今後の予定
「Fox Two!!」は現在最終テスト段階に入っています。問題なければ業者に発注し、5月のゲームマーケットには十分に間に合う予定です。前作「植民惑星の解放」の時のようにゲムマ前に通販をスタートできるかもしれません。価格は現時点では3,500円を予定しています。
さらに今後の予定としては、本作の売れ行きが良ければ、続編として空対地戦闘のルールを追加した続編のデザインを考えています。さらに本作の姉妹編としてWW2の戦闘機をテーマとした作品も構想中です。
というわけで、皆様、宜しくお願いします。







