もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:ゲーム > カードゲーム

Ships & Tacticsは「グループ乾坤一擲」が発売している同人ゲームです。SFアニメで登場した様々な陣営をカードでデータ化し、陣営別に分かれて宇宙海戦を繰り広げます。システムは、現在でも販売が続いているModern Naval Warに似たものになっており、主砲、ミサイル、艦載機、特殊兵器による攻撃をカードで再現します。
 今回、このゲームのシステムに馴染むことも目的として、陣営別のトーナメント戦をソロプレイで試してみました。

今回登場するのは以下の7陣営ですが、既に×がついている陣営は1回戦で敗退しています。
 ・地球防衛軍(宇宙戦艦ヤマト2)
 ×地球連邦軍(機動戦士ガンダム)
 ×地球統合軍(超時空要塞マクロス)
 ・ガミラス帝国(宇宙戦艦ヤマト)
 ・ジオン公国(機動戦士ガンダム)
 ・銀河帝国(銀河英雄伝説)
 ×バッフクラン(伝説巨神イデオン)

前回までの展開 --> こちら

準決勝(1):ガミラス帝国 vs ジオン公国


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準決勝は第1回戦の勝者同士の対戦となる。また、ここから勝利条件が変更になり、70点先取した方が勝利となる。
準決勝第1回戦は、ガミラス帝国 vs ジオン公国軍という、いわば「悪役対決」。今回、ジオン側はシャア、ララァ、ランバ・ラル、ドズル・ザビという有力キャラを最初から手札に持ち、有利に戦いを進める。まずシャアが赤いザクにのって攻撃隊を援護。ビグロとリックドムの攻撃でデスラー艦に重大な損傷を与えた。後に主砲射撃を受けてデスラー艦爆沈。
対するガミラスは、アボルタージュを試みて接近してきた戦艦「グワジン」に対してドリルミサイル攻撃を敢行。これを撃沈した。
ジオンはミサイル戦でドメラーズを撃沈。これでガミラスの瞬間物質移送機を使用不能とした。さらに戦艦「グレードデキン」がアボルタージュで「第2空母」(「ランベア」じゃないよ)を拿捕。止めはランバ・ラル搭乗のリックドムがララァ搭乗のビクザムを援護するという豪華な組み合わせで「第1空母」(「バルクレイ」じゃないよ)を撃沈。71VPを獲得したジオン公国軍が勝利し決勝進出を決めた。

71対50でジオン公国の勝利

準決勝(2):銀河帝国 vs 地球防衛軍


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第2回戦は銀河帝国軍と地球防衛軍の対決。銀英伝に何の思い入れもない下名にとっては是非地球防衛軍に勝ってほしい所ですが・・・。
下名の勝手な思い込みとは裏腹に両軍とも激しい戦いを展開。キャラ(特に真田志郎)に頼る所の大きい地球防衛軍は、肝心の真田さんが出てこないので大苦戦。コスモゼロが早々と退場し、古代・加藤コンビも搭乗しないので制空権も銀河帝国がガッチリ握っている。
そんな中、拡散波動砲が炸裂して銀河帝国の大型戦艦を次々と撃破。一方の銀河帝国は重雷撃機の攻撃や主砲攻撃、ミサイル攻撃といったオーソドックスな方法で戦艦「アンドロメダ」を始めとする地球艦隊を撃破していく。
それでも地球艦隊は銀河帝国の戦艦「トリスタン」を撃沈寸前まで追い詰めたが、ショックカノンの攻撃に対してギリギリの所で回避カードを引かれてしまい、撃沈を逃した。
最後は雷撃機の攻撃を受けた防衛軍戦艦が轟沈。銀河帝国の決勝進出が決まった。

73対53で銀河帝国の勝利


3位決定:地球防衛軍 vs ガミラス帝国


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3位決定戦は奇しくも因縁の対決。イスカンダルからの技術供与でパワーアップした地球艦隊と昔ながらのガミラス艦隊の対決である。
これはアッサリと決着がついた。拡散波動砲で傷ついたデスラー艦が主砲とミサイルの集中攻撃でまず撃沈。続いてアステロイドリングに守られた「ヤマト」がアボルタージュを仕掛けて戦闘空母を拿捕。後は拡散波動砲と主砲、ミサイルの攻撃でデストロヤー艦3隻を仕留めて地球防衛軍の勝利に終わった。
ガミラスは因縁の「ヤマト」を仕留めたので、何とか溜飲を下げた感じである。

76対40で地球防衛軍の勝利

決勝:銀河帝国 vs ジオン公国


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決勝戦は銀河帝国軍とジオン公国軍の対決。このシナリオは殲滅戦でどちらかが全滅するか、デッキを使い切るまでゲームが続くこととする。
ジオン公国は序盤にシャア、ララァ、ランバ・ラルといったキャラを揃えたことが幸いした。優勢なモビルスーツ部隊で制空権を獲得したため、銀河帝国による艦載機攻撃をほぼ完封し、逆にジオン側の艦載機攻撃で銀河帝国の大型戦艦を着実に仕留めていく。
「敵艦載機を戦艦主砲射程内におびき寄せろ」
で、ランバ・ラルが散り、戦艦「ベイオウルフ」の対空砲火でララァが散ったものの、シャアは最後まで生き残り、ジオン軍艦載機部隊の屋台骨となった。
しかし流石に決勝まで残った銀河帝国も強い強い。特にカードの攻撃力が凄まじいまでに強力なので、通常攻撃でも大型戦艦を確実に葬っていく。戦艦「グワジン」、同型の「グレートデキン」が撃沈。ジオンの誇る大型空母「ドロス」も撃沈寸前に追い込まれた。
ここで「ドロス」が沈めば銀河帝国の逆転になる所であったが、銀河帝国の放った水爆ミサイルを「ドロス」の対空砲火がギリギリで阻止。辛くも「ドロス」が生き残ったことでジオン公国が勝利した。

78対68でジオン公国の勝利

最終順位

金メダル:ジオン公国
銀メダル:銀河帝国
銅メダル:地球防衛軍

私としては地球軍ファンなので、地球統合軍とか地球連邦軍にもう少し上位に食い込んで欲しかったのですが・・・。残念です。

感想

実は準決勝途中までルールを間違えていて、Turn終盤にカードを6枚まで補充するルールを適用しませんでした。おかげでかなりセコイ展開になりました。序盤戦で小型艦が優先的に潰されているのはそのためです。さらにカードの巡りが悪くなったので、キャラに依存する陣営に不利に働いたことは間違いありません。もし正しいルールでプレイしていれば、地球連邦もマクロス陣営もバッフクランも、もう少し善戦できたような気がします(あるいはもっと悲惨な末路を辿っていたかも・・・)。

1対1なら長くても1時間とかからないので、ゲームが終わった後の空き時間等にプレイするには丁度良いアイテムだと思います。艦載機に関するルールがちょっとヤヤコシイので、インストするのが面倒ですが、それさえマスターすれば後は簡単。アボルタージュのルールは取りあえず無視すれば良いと思いますし・・・。

なかなか面白いゲームなので、気が向いたら他の陣営も入手したいです。

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Ships & Tacticsは「グループ乾坤一擲」が発売している同人ゲームです。SFアニメで登場した善玉、悪玉陣営をカードでデータ化し、陣営別に分かれて宇宙海戦を繰り広げます。システムは、現在でも販売が続いているModern Naval Warに似たものになっており、主砲、ミサイル、艦載機、特殊兵器による攻撃をカードで再現します。また下記にも記載した通り、アボルタージュ(接舷戦闘)もルール化されています。実際「ヤマト」や「イデオン」等ではしばしば艦対艦の白兵戦が繰り広げられているので、宜しいのではないでしょうか。

今回、このゲームのシステムに馴染むことも目的として、陣営別のトーナメント戦をソロプレイで試してみました。ちなみに下名が所有しているのは基本セット(4陣営)+拡張キット3本の計7陣営。トーナメントだと余りが出ますが、そこは敗者復活戦を取り入れて対応することにしました。(括弧内は登場する作品名)

今回登場するのは以下の7陣営です。
 ・地球防衛軍(宇宙戦艦ヤマト2)
 ・地球連邦軍(機動戦士ガンダム)
 ・地球統合軍(超時空要塞マクロス)
 ・ガミラス帝国(宇宙戦艦ヤマト)
 ・ジオン公国(機動戦士ガンダム)
 ・銀河帝国(銀河英雄伝説)
 ・バッフクラン(伝説巨神イデオン)

第1回戦(1):地球防衛軍 vs ジオン公国軍


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1回戦は50点を先取した方が勝ちとした。初っ端から拡散波動砲炸裂。ムサイ級2隻が轟沈し、その後に地球防衛軍戦艦の砲撃を受けてチベ級も轟沈した。さらに斉藤始を得た地球防衛軍は「ヤマト」で接舷戦闘を仕掛けるべく突出させる。しかしその決断が早すぎたか・・・。
MS兵力が揃わないジオン公国は突出してきた「ヤマト」に主砲とミサイルで猛射。無敵の「ヤマト」は全く沈む気配を見せなかったが、損害は着実に増えていった。
そして「赤い彗星」シャア・アズナブルを得たジオン公国軍はシャアの乗るリックドムが古代進のコスモタイガーと相打ちになっている間、ビグロとビクザムの共同攻撃で遂に「ヤマト」を仕留めた。これでジオン公国が40点を獲得。
その後カード不足の両軍はカードを補充。先に動いたのは地球防衛軍。主砲攻撃でチベ級1隻を撃沈。さらに後方にいた「アンドロメダ」を前線に移動しショックカノン攻撃に備える。
しかしシオン軍の誇る機動兵器が再び猛威をふるった。ランバ・ラルが乗るリックドムが血路を開き、その間隙を縫ってララァ・スンのエルメスと一般兵ザクが地球連邦の主力戦艦を襲う。この攻撃に耐えられなかった主力戦艦は轟沈。この段階で50VPを達成したジオン公国が勝利した。

50対26でジオン公国の勝利


第1回戦(2):地球統合軍 vs ガミラス帝国


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先行を取ったガミラス帝国がデスラー砲をいきなりぶっ放した。射線上に展開していた宇宙駆逐艦とピケット艦が瞬時に轟沈した。さらに瞬間物質移送機による奇襲攻撃でアームド級空母が轟沈する。地球統合軍は「エースの」ミリア・ジーナス駆るVF-1Aヴァルキリーで血路を開いてシュルツ艦を航空攻撃で撃沈した。さらに攻撃を継続するが、ここは量産機の悲しさ。機体の空戦性能評価が低いため、「エースの」ミリアは、ガミラス・エースパイロット編隊と相打ちになってしまう。
その後もガミラス軍は瞬間物質移送機を使ってアームド級空母、スヴァール・サラン級標準戦艦等を次々と撃沈する。
結局、地球統合軍は、自慢のスカル大隊も、ミンメイアタックも、マクロスキャノンも見ないまま、VPによって敗れ去った。レギュレーションの不利に泣いた形となった地球統合軍であった。(そういえば、ロイ・フォッカーいなかったような・・・。個人的な好きなキャラなんだけどな)

53対27でガミラス帝国軍の勝利

第1回戦(3):地球連邦軍 vs 銀河帝国


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アムロとガンダムのない地球連邦軍なんて・・・・。ミライ、カイ、セイラ、レビル等はやってきたのだが、肝心のアムロが出てこない。結局カイやセイラは一般兵と相打ちで相次いで戦死。レビルやミライは最後まで健在だったが、ラインハルト皇帝の暴力的なカード捌きの前に艦載機攻撃、主砲攻撃を雨霰と注がれては対抗できる術もなく。強襲揚陸艦「サラブレッド」とマゼラン級戦艦、2隻のサラミス級巡洋艦を失った地球連邦の惨敗だった。

50対21で銀河帝国の勝利


第1回戦(4):バッフクラン vs 地球防衛軍


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第1回戦の最終戦は、これまで未登場のバッフクランと先に敗退した3チームの中で得失点差が一番小さかった地球防衛軍の対戦である。
地球防衛軍強えー。前回の敗北は何だったのか。今回は恐るべき強さを発揮した。
まず序盤、拡散波動砲の一撃でガダマン・ザン級中型戦艦と撃沈。大型戦艦「カブロ・ザン」がも大破した。
そして登場する真田志郎。「こんなこともあろうかと」の一言でカードを引きまくる。
真田志郎を抹殺せんとバッフクランは艦載機を集中投入して真田の乗艦、宇宙戦戦艦「ヤマト」を仕留めんとする。
しかし「こんなこともあろうかと」コスモゼロが護衛戦闘機を叩き落とし、ジグマックとアディゴ隊は対空砲火の餌食となる。ズロウジックがなんとか「ヤマト」にダメージを与えたが、「こんなこともあろうかと」アステロイドリング展開。「ヤマト」の耐久力は+10されてしまう。
そんなこんなで「こんなこともあろうかと」波動砲が炸裂。
「対ショック、対閃光防御、前映クロスゲージ明度20・・・」
ズドーン、と一閃、大型戦艦「ガブロ・ザン」がグラム・ザン級重巡と共に消滅した。
「こ、これが、イデの輝き・・・」

52対0で地球防衛軍の勝利


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「史上最大の侵略」はウルトラセブンにおける侵略者と地球防衛軍との戦いを描いたシミュレーションゲームです。プレイヤーは地球防衛軍又は侵略者を指揮し、それぞれ地球防衛又は地球侵略を目指して戦います。侵略者側は45体の侵略者の1つでも侵略に成功すれば勝利で、地球防衛軍は侵略者の侵略から地球を守り抜けば勝利です。

今回私は侵略者を担当しました。

経過

イメージ 7ウルトラセブン記念すべき第1話は「人間牧場」。登場したのはブラコ星人。若い女性を緑に変色させるという奇妙な宇宙人で、「それがどうした?」と言いたくなるようなお話である。しかも番組タイトルが「ウルトラセブン」にも関わらずウルトラセブンは登場せず。「御覧の通りの風来坊」を新メンバーに加えたウルトラ警備隊は、自力でこの事件を処理したのでした。

イメージ 8第2話の「海底基地を追え」も奇妙な話。戦艦「大和」を改造した侵略用戦艦「アイアンロックス」で艦砲射撃を行うミミー星人。それを防衛軍はウルトラホークとハイドランジャーの集中攻撃でこれを撃沈した。オイオイ、肝心の「ウルトラセブン」はどこへ行ったよ・・・。

第3話「円盤が来た」でようやくウルトラセブンが登場。ペロリンガ星人がセブンのアイスラッガーが真っ二つになってしまふ。その後「第4惑星の悪夢」「姿なき挑戦者」「マックス号応答せよ」「必殺の0.1秒」とセブンの活躍が続き、侵略者瞬殺の日々が続く。

イメージ 9侵略者側がセブンに初めて一矢を報いたのが第8話「ダン対セブン」に登場してきたサロメ星人とニセ・ウルトラセブン。ダンを拉致してウルトラビームの秘密を盗み出したサロメ星人は、本物のセブンを上回る戦闘力を持つ「ニセ・ウルトラセブン」を完成。地球防衛軍に戦いを挑んだ。防衛軍の攻撃も殆ど奏功せず、我らがセブン登場。しかしセブンのアイスラッガーはニセセブンに躱され、逆にニセセブンの攻撃で我らがセブンが敗退する始末。
雪辱を期するダンは、生身の状態でニセセブンに一撃を加えた後、セブンに変身した。「ジョワッ!!」
セブンは必殺のワイドショットをニセセブンに放った。ニセセブン爆発。我らがセブンが辛くも勝利したが、生身のダンによる1ヒットがなければ、セブンも危なかった所であった。

イメージ 10その後もセブンの苦戦は続き、第10話「プロジェクト・ブルー」では、俊敏な格闘戦能力を誇るバド星人にセブンは一度は敗北。2回目の挑戦でワイドショットを使ったセブンは辛くもバド星人を退ける始末。
第13話「散歩する惑星」では、強敵リッカー相手にまたもやセブン大苦戦。最初の交戦ではワイドショット2発撃ちという豪華さにも関わらずリッカーの反撃を封じることができずにセブン敗退。苦し紛れに投入したカプセル怪獣「ウィンダム」もリッカーに軽くあしらわれて効果なし。セブン2回目の交戦でワイドショットが漸くリッカーに命中。エネルギーレベル15ポイント消費するという大盤振る舞いの末にリッカーを退けた。この段階でセブンのエネルギー残量は60ポイント。早くもエネルギーの残量が約40%まで落ち込んだセブンであった。オイオイ、あと32話も残っているのに、大丈夫かセブン?。

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イメージ 11第22話「あなたはだあれ?」で登場したフック星人は、地球防衛軍とカプセル怪獣「ウィンダム」の共同攻撃で殲滅されるという興味深い展開もあったその直後、中盤戦最大の山場がやってくる。第23話「ウルトラ警備隊西へ」、第24話「零下140度の対決」、第25話「セブン暗殺計画」だ。無敵の宇宙怪獣キングジョー。零下140度の超低温でセブンを苦しめるボール星人と怪獣ガンダー。そして「いかなる戦いにも敗れたことがない」と自称する「上から目線」宇宙人=ガッツ星人の登場だ。

イメージ 12キングジョーはワイドショットの攻撃を撥ね飛ばし、一度はセブンを撃退した。しかしぺダン星人の人質であるドロシー・アンダーソンを地球防衛軍が救出してから形勢が逆転。ドロシーの知恵を借りた地球防衛軍がライトンR30を利用した特殊弾頭でキングジョーを集中攻撃。体中ボロボロになったキングジョーはセブンのアイスラッガーによって打倒された。

イメージ 13続いて登場した冷凍怪獣ガンダーはワイドショットの一撃で撃破。その次のガッツ星人も苦戦しながらもワイドショット2発撃ちでセブンの勝利に終わった。しかしこの時点でセブンのエネルギーレベルは28ポイントまで低下した。エネルギー残量は20%強。しかし倒すべき侵略者はまだ20体以上は残っている。果たしてセブンに、そして人類に明日はあるのか・・・。

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イメージ 14その後「魔の山に飛べ」「悪魔の住む花」「栄光は誰がために」「遊星より愛をこめて」「蒸発都市」「700キロを突っ走れ」「緑の恐怖」といった各話でセブンのエネルギーは徐々に減っていき。セブンのエネルギーレベルは遂に10ポイントを割り込んでしまう。
ダンの枕元にセブン上司が現れるのもこの頃からか・・・。
「変身してはいかん!」

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イメージ 15その頃、かつて地球防衛軍の攻撃により船団を全滅させられたザンバ星人は、密かに復讐の機会を伺っていた。頃合い良しと見たザンバ星人は、宇宙怪獣ペテロを使って月面の地球防衛軍基地を襲う。急きょ駆け付けるウルトラ警備隊。しかしペテロは警備隊の攻撃を全く受け付けない。業を煮やしたダンがセブンに変身。エメリウム光線を放ったが、ペテロには通用しない。そして必殺のワイドショットを放ったが、またもやペテロには通用せず。この時点でセブンのエネルギーレベルは残り1。残り1で武器が使えるかどうかはルールに書かれていなかったので、使えると解釈してセブンに変身しようとするダン。
「変身してはいかん!」
叫ぶセブン上司。逃げるダン。駆けつけるアンヌ。そして有名なあのシーン。
「アンヌ、僕は……。 僕はね……、人間じゃないんだよ! …M78星雲からきた、ウルトラセブンなんだ!」

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そしてセブンに変身したダンは、ペテロ相手に最後の戦いを挑む。必殺のワイドショットを放つウルトラセブン。しかし・・・・。
やはりセブンの武器はペテロには通用しなかった。崩れ落ちるセブン。そしてその瞬間、人類はザンバ星人の前に屈した。

「ウルトラセブン、第33話にて打ち切り」

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感想

イメージ 16フルキャンペーンの場合、侵略者が有利だと思う。というのも侵略者側は侵略者達の登場順をコントロールできるので、例えば「キングジョー」「ガッツ星人」「ガンダー」「ゴース星人」といった大物キャラを集中的に投入して地球側の対処能力を飽和させる。あるいは「マゼラン星人マヤ」「ダリー」といった「セブン以外では倒せない侵略者」を最後まで温存しておき、セブンのガス欠を狙って登場させれば、セブンは対処できなくなる。

対する地球防衛軍側の戦略としては、健康管理と同じで「侵略者の早期発見、早期除去」(別名、ウルトラ警備隊の「サーチ&デストロイ」作戦)が有効だと思われる。侵略者を早めに見つけ出し、見つけた侵略者を可能な限り警備隊の攻撃だけで対処する。セブンの登場回数を減らせばそれだけエネルギー温存が可能になり、後半に出てくるであろう凶悪な侵略者にも対処できるようになる。

キャンペーンシナリオはそれなりに時間がかかる(4~6時間ぐらい)のが難点と言えば難点だが、それを凌駕する魅力があるので、機会があれば是非挑戦したいアイテムだ。

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P.S. 私的には警備隊を担当して「負ける気がしない」と豪語しておきましょう。


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「史上最大の侵略」は、かの「ウルトラセブン」のストーリーを追うシミュレーションゲームで、オリジナルのシミュレーションゲームで、ゲームマーケット等のイベントで入手できます。詳しくは、こちらのサイトを参照して下さい。

今回「史上最大の侵略」のキャンペーンシナリオに挑戦しました。下名は地球防衛軍(TDF)を担当します。地球防衛軍といっても、その戦力は隊員6名と数種類の特殊兵器のみ。最近入隊した何やや挙動不審の風来坊に期待しましょう。

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プレイの展開

イメージ 6詳しい展開は覚えていません。最初の1~2話あたりに最大の見せ場があり、危うく地球を侵略者の手に委ねる危機を迎えたのですが、その時はウルトラセブンと警備隊の勇敢な戦いによって危機を切り抜けました。
その後は比較的順当に推移し、星人を早期発見した後は警備隊の攻撃のよって弱体化し、警備隊で仕留め損ねた星人をセブンがトドメを刺すというパターンでキルスコアを増やしていきます。ペタン星人やガッツ星人といった厄介な宇宙人も、ワイドショットの一撃が命中するとか、警備隊のミサイルが当たりまくるとかいった幸運にも助けられて何とか切り抜けました。弱体化した星人に対してダンがセブンに変身してトドメを刺そうとしたら、横にソガ隊員が立っていて危うくウルトラアイを隠すというシーンも一度ならずありました。
「おい、ダン、お前、何やってんだ」的な・・・

イメージ 5その時はカプセル怪獣のお世話になって時間稼ぎ。最後はセブンがトドメを刺しました(なんでウルトラアイは使えないのに、カプセル怪獣は使えるんだ、という突っ込みはまあ置いておいて・・・)。

結局3時間ほどプレイして39体の侵略星人を撃破。あと6星人撃破すれば全話完遂といった所で残念ながら時間切れ。ちなみにセブンのエネルギーは41ポイント残っていたので、もしプレイを継続していた場合、今後はワイドショットの大盤振る舞いになるでしょう。次回プレイする時は是非コンプリートしてみたいです。

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今回撃破した星人の皆さん。南無ー。

感想

「あの作品」に思い入れのある人にとっては面白い作品だと思います。逆に「あの作品」にあまり思い入れがないと、やや退屈に感じるかもしれません。ちなみに私は前者ですので、本作は十分に楽しめました。

イメージ 4本作で「上手いな」と感じる点は、警備隊隊員のキャラ設定です。偵察力と戦闘力だけで差別化しているのですが(勿論モロボシ・ダンは特殊能力を持っています)、その設定が絶妙です。例えば平時(星人が侵略行動を顕在化させていない状態)では、ダン、アンヌといった偵察力に優れた隊員が重宝となり、逆に有事(星人が侵略行動を活性化させた状態)では、フルハシ、ソガといった戦闘力に優れた隊員(暴力担当)が主力となります。平時はポインターでパトロールするダンとアンヌ、有事はホーク1号で出動するフルハシ、ソガ、ダン(ダンは弱体化した星人にトドメを刺す)、という図式はまさに原作そのもの。他にも普段はあまり戦力にはならないが、時々秘密兵器を持ち出して貢献するアマギ隊員とか、ゲストキャラながら決戦の際には貴重な増援兵力となるクラタ隊長とか、画面を賑わす参謀たちとか(個人的にはボガード参謀が居ないのが寂しい)、原作のギミックがテンコ盛りです。原作に萌えた人なら、めり込むこと間違いなしの良作です。


おまけ

本作をプレイしていると、セブンが3種類の武器のうちどれを使うかを迷うことがあります。
遊び半分に等比級数の考え方を用いて一番効率の良い武器を調べてみました。
結果は下記の通りです。
 ・星人の戦闘力が1~5の場合、エメリウム光線がベスト
 ・星人の戦闘力が6以上の場合、ワイドショットがベスト
これによればアイスラッガーの出番はありませんね(笑)。
ただ上記の結果はあくまでもエネルギー効率だけを考えた場合で、星人を倒すまでに要する時間は考慮していません。星人を倒すまでに要する時間を考慮した場合、戦闘力5の星人にエメリウム光線を使うのはリスクが大きいです。脅威の大きさに応じて使用する武器を決めるのがベストでしょう。(戦闘力3又は4以上ならアイスラッガーの方がリスクを低減できそうに思います)

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「史上最大の侵略」について詳しくは-->こちら
このゲームはプレイヤーが侵略者とウルトラセブ○を含むTDF(地球防衛軍)側に分かれて戦うカードゲームで、侵略者はある特定の侵略宇宙人ではなく、ウルトラセ○ンで登場した侵略者達の全てを現しています。例えば地球に対して最初は善意を持っていたペガ○サ星人や一部の暴漢による通り魔にすぎないキュラ○星人も本作では侵略者として扱われています。今回は時間の関係もあり、一番短い1クール(13話)シナリオをプレイしました。
以下はその結果です。

本作はTDFさんが作成された同人ゲームです。TDFさんは本作以外にも「一年戦争」や「ラコックの陰謀」といった素晴らしい作品を発表されていますので、機会があればそちらについても紹介してみたいです。

システム紹介

「史上最大の侵略」はカードゲームです。いわゆるマップやユニットは使いません。侵略者、ウルトラ警備隊、そしてウルトラセ○ンはすべてカードで表現されています。
ゲームの基本的なコンセプトは、「密かに地球侵略を進める侵略者」と「それを早期に発見し排除しようとする地球防衛軍」の戦いです。
まず侵略者が手札の中から活動する侵略者を選び(複数選択可)、防衛側プレイヤーからは正体が見えないようにして場に配置します。防衛側は見えない敵を発見すべく偵察行動を行います。防衛側の偵察が成功するか、または侵略者が大々的な侵略に切り替えて正体を明かすか(隠密状態のままでは最終的な地球侵略は達成できません)した時点で侵略者が姿を表します。ちなみにウルトラ警備隊隊員の中ではダン、アンヌの2人が偵察力に優れているので、初動捜査ではこの2人が主に活躍することになります。ポインターに乗って(ポインターを使うと偵察力が良くなります)パトロールするダンとアンヌ。原作を彷彿とさせる風景ではありませんか。
正体を明かした侵略者に対しては、まずウルトラ警備隊が攻撃を行います。ウルトラ警備隊による攻撃は隊員1人1人がダイスを振って戦闘力以下の目が出れば1打撃を与えられるという単純なものです。この時ウルトラホーク等の装備があれば、戦闘力が強化されます。ちなみにウルトラ警備隊で戦闘時に1番強いのはソガ、フルハシの2人です。ダンは戦闘力ではアンヌと同じで最弱です。
ウルトラ警備隊もそれなりに強力なので侵略者が1体だけであれば何とか対処できるのですが、同時に複数の侵略者が活動を開始したり、あるいはウルトラ警備隊の攻撃が効かない相手(マゼラ○星人マヤ、セブンと戦う前のガ○ツ星人等)に対しては我らがウルトラセ○ンが対処することになります。ウルトラセ○ンは強力で、大抵は侵略者を一撃必殺できるのですが、そのためにはエネルギーを消費しなければなりません。ウルトラセ○ンが消費できるエネルギーの総量には限りがあり、それを使い切ったらセブンは自分の星に帰らなければならなくなります。従って防衛軍は侵略者を可能な限りウルトラ警備隊で対処しつつ、どうしても手が足らないときにセブンに頼ることになります。逆にこの辺りの読みを間違えて対処が遅れると、取り返しのつかないことになって地球が侵略者のものになってしまいます。

最終的な勝敗は、ウルトラセ○ンに登場した全ての侵略者を撃退したら防衛隊の勝利。逆に1体でも地球侵略に成功した侵略者があれば侵略者側の勝利になります。

こんな所でゲームの概要はご理解頂けたでしょうか?。


第1話「アンド○イド0指令」

 侵略者チ○ル星人。
イメージ 1記念すべきウルト○セブン第1話は、これまたスケールの小さな話でスタートした。洗脳した子供達とおもちゃの武器を使って地球制覇を企むチブル星人であったが、マネキン・ロボットがフルハシ隊員にチョッカイを出したことからウルトラ警備隊の知る所となってしまう。ウルトラ警備隊に四方から落ち詰められたチブ○星人は、夜のデパートであえない最期を遂げる。
ウル○ラセブン第1話なのに、何故かセブンが出てこない話になってしまった。


第2話「魔の山○飛べ」

 侵略者=ワイルド星人。
イメージ 2地球人の若さを奪うべく地球人の拉致を試みたワイルド星人であったが、ウルトラ警備隊の捜索網によって遂に捉えられてしまう。侵略生物ナースを使って大々的な侵略を開始するが、変身したウルトラセ○ンのワイドショットの一撃を浴びてナース共々昇天した。


第3話「マック○号応答せよ」

 侵略者=ゴド○星人。
イメージ 3地球防衛軍の最新鋭原子力船「マ○クス号」を乗っ取り、海から地球侵略を試みたが、アマ○隊員の乗る「ハイ○ランジャー」の攻撃により「○ックス号」諸共昇天した。
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第4話「姿なき侵略者」

 侵略者=クー○星人。
イメージ 4「地球人など、ワレワレから見れば昆虫みたいなモノダ」という暴言を吐いたク○ル星人。「スガタガミエナイ、テノウチヨウガナイ」というボガード参謀を無視して出動したウ○トラセブンの前に、○ール星人は惨殺の憂き目を見る。


第5話「第四惑○の悲劇」

 侵略者=ロボッ○長官。
イメージ 5新型ロケット「ス○ーピオン」号で宇宙探査に向かったダンは、第四惑星の陰謀により同星に不時着を余儀なくされる。その星で見た様々な人間虐待を目の当たりにしたダンは怒りを爆発。一人であることを良いことにセブンに変身した彼は、第四惑星を完膚なきまでに破壊してしまう。


第6話「消された時間」(最終回)

 侵略者=ビ○星人
イメージ 6ダンが「スコー○オン号」で不在の間隙を縫って地球侵略を進めていたのが○ラ星人である。時間停止光線と洗脳した湯島博士を使って地球防衛軍基地に忍び込んだ○ラ星人はウルトラホークをはじめとするスーパー兵器を次々と破壊した。ビ○星人を追って基地地下18階の動力炉まで追い込んだウルトラ警備隊であったが、止めを刺す直前に動力炉を爆破され地球防衛軍は壊滅。地球は○ラ星人の支配する所となった。

感想

私は侵略者を担当しましたが、結構面白かったです。警備隊の裏をかいて侵略を進めていく快感は体験してみないとわからないですね。警備隊側プレイヤーも満足してくれたようでした。ただキャンペーンシナリオのプレイ時間5~6時間は流石に厳しいので、シナリオプレイが中心になりそうです。



ウルトラセブン EPISODE No.1~No.49 ウルトラセブン大侵略者図鑑 ィギュアーツ ウルトラセブン キングジョー ウルトラマン大怪獣図鑑

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