最高のがん治療
津川友介/勝俣範之/大須賀覚 ダイヤモンド社
「がん」。我々の世代にとっては最も現実的な「脅威」である。現時点で日本人の死因の第1位は「がん」であり、今や「二人に一人」は「がん」になると言われている。
本書は、がん治療の専門家が、最高のがん治療について紹介している著作である。筆者らが言う「最高のがん治療」とは、「標準治療」。つまり「保険が適用される普通の治療」である。保険が適用されるということは、高額医療費補助も適用されるので、高額医療費控除が適用される。つまり、「最高のがん治療」とは「最もお金のかからない治療」なのである。本書では、なぜ「標準治療」が「最高のがん治療」になるかを実例を挙げて説明している。本書を読めば、仮に「がん」と診断されても、怪しげな高額治療のカモにされる危険は多いに低減することができよう。万人にお奨めしたい著作である。
ちなみに私は本書の読んだ後、がん保険を解約した。
リンク