
フォークランド紛争(1982年)をテーマにしたソロウォーゲーム『Thatcher's War』を紹介・プレイします。
本作はイギリス軍の指揮官となり、南大西洋に遠征艦隊を派遣してアルゼンチン軍占領下のフォークランド諸島奪還を目指す戦略級SLGです。
航空戦・海戦・地上戦が密接に連動し、さらにBBC世論や外交といった政治的要素も勝敗に影響するのが大きな特徴。
天候による航空戦の制約、ランダムに出現するアルゼンチン空軍、そして限られた戦力の中での意思決定がプレイヤーに重くのしかかります。
本動画では以下の内容を紹介しています:
・ゲーム概要とシステム解説
・コンポーネント紹介
・実際のプレイ例(序盤〜上陸作戦〜終盤戦)
・プレイ後の感想
フォークランド紛争という現代戦をテーマに、戦略的判断の難しさと緊張感を体験できる作品です。
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さらに別のMiG-21がスエズ運河上空を飛ぶA-4スカイホークに対して高高度から襲撃してきた。しかし今回は状況が些か違っていた。このスカイホークは先にSAM回避で爆装を投棄していた編隊である。しかもMiGの得意な高高度戦闘ではなくA-4が運動性を発揮できる低高度の戦闘だ。A-4はMiGの攻撃で1機が小破したものの、損失機はなし。MiG側は損害こそださなかったものの、ミサイルを撃ち尽くして帰路につく。

それに対してイスラエル側のCAP機が襲いかかる。Mirage戦闘機をイスラエルが独自改造したNesher戦闘爆撃機だ。故障が多く評判の悪かったMirage IIICJのCyrano IIレーダーを取り外し、燃料搭載量を増大させた改良型だ。またElusive Victory上ではRWR(Radar Warning Receiver;レーダー警戒受信機)が新たに装備されていて、SAMに対する防御力が向上しているのも大きな特徴だ。フォークランド紛争ではシーハリアーと戦って惨敗を喫したが、あれは機体性能差というよりは空戦状況の不利とミサイルの性能差だろう。


SEAD任務のF-4Eファントムがスエズ運河を超えてエジプト領内に侵攻する。それに対してEAFのSAM部隊が反撃を実施。1発のSA-2ミサイルがファントムに直撃し、ファントムは炎に包まれて落ちていった。

主攻撃目標に向けて進撃中のIAF F-4Eファントム編隊。それを阻むべく超低空で待ち構えるMiG-21編隊。そのMiG-21に対してMIGCAPについていたIAFのF-4Eファントムが襲い掛かる。高高度では驚異的な運動性を発揮するMiG-21であったが、低空ではより大型のファントムと同程度の運動性しか発揮できない。さらにパイロット練度その他を加味すると低空での空戦ではIAFのファントムが圧倒的に有利になる。2機のMiG-21が撃墜されてファントムの損害はなし。これでMiGの損害は合計4機になった。









登場兵器にはF-4ファントムやMiG-21、Mirage、A-4スカイホーク等の各種航空機やSA-2/SA-6ミサイル、Shilka自走対空砲、AS-5巡航ミサイルなどが含まれ、電子戦や低空侵入、レーダー妨害といった現代航空戦の要素も盛り込まれている。中でもSA-6ゲインフル(2K12 Kub)は、当時IAFが装備したECMによる妨害を無効化っできるので、IAFにとっては大きな脅威となる。
シナリオは計22本用意されており、内訳は、六日間戦争4本、消耗戦争9本、ヨム・キプール戦争9本で、意外と消耗戦争のシナリオが多い。消耗戦争という名称とは裏腹に激しい戦いであったことを伺わせる配分だ。またシナリオの内容もバリエーションに富んでいて、戦闘機同士の純粋な空対空戦闘シナリオから、オーソドックスな対地攻撃タイプのシナリオまで。中には軍事介入したソ連戦闘機隊に対してIAFのエリートパイロット達が待ち伏せ攻撃を仕掛けてドッグファイトに持ち込んだシナリオ、IAFのMirage戦闘機がエジプト首都カイロのナセル大統領官邸上空を超音速飛行しソニックブームで大統領官邸の窓ガラスを叩き割るシナリオ、EAFがAS-5巡航ミサイルでシナイ半島内のIAF基地を攻撃するシナリオなど、ユニークなものも含まれている。

AF側は各20機からなる攻撃編隊が2個、他にCAPとSEAD任務の独立編隊、さらにスタンドオフジャマー機が登場する。総兵力は49~51機で、内訳は護衛戦闘機18~20機、主攻撃機16機、SEAD機8機、戦果確認機4機、ジャマー機3機となっている。機種は米国製のF-4EファントムとA-4E/H/Nスカイホーク、フランス製のMirage3CJとNesher等だ。
対するEAFは、SAMバッテリーが32個(SA-2、SA-3、SA-6)、FireCan(重対空砲用の射撃管制レーダー)が4基、Gun Dish(ZSU-23自走対空砲)が4基、さらに対空火器多数である。



IAFの編隊がスエズ運河に近づいてくる。運河沿いに展開していたEAFのSAM部隊が次々と活動を開始し、IAF攻撃隊にレーダー照射を浴びせてくる。シュライクARM(対レーダーミサイル)を搭載したSEAD隊のA-4スカイホークやF-4ファントムがSAM制圧に向かうが、射程の短いシュライクだから目標に近づいく必要がある。HARMが欲しいと思う今日この頃。

そして先行していた攻撃本隊のA-4Nスカイホークが、突如として上空から飛来してきたMiG-21編隊の襲撃を受けた。映画「トップガン」では軽快な運動性で主人公たちの乗るF-14Aトムキャットを翻弄したA-4スカイホークだが、今回は些か事情が違った。爆装して軽快さを欠くA-4の編隊は、MiGの攻撃を受けてパニックに陥った。数発のR-3Sミサイル(AA-2アトール)が発射され、至近弾を受けたA-4の1機が大破、もう1機が小破した。残った機体も爆装を投棄して爆撃をあきらめて帰路につく。MiG側は損失ゼロだったが、ミサイルを撃ち尽くしたので帰路についた。








