箱根・宮ノ下にひっそりと佇む老舗食堂「洗心亭」。観光地の真ん中にありながら、どこか地元の空気を残した素朴なお店だ。今回いただいたのは、昔ながらの“中華そば”スタイルの正油ラーメン。
まず驚くのが、その透き通ったスープ。レンゲを近づけると香るのは、鶏ガラや野菜の優しい旨み。雑味や妙な後味が一切なく、口に含むと自然と体に染み込んでいくようなすっきりした味わいだ。観光地価格が多い箱根で、1杯500円という良心的な値段にも思わず頬が緩む。
具材は、なると、メンマ、小松菜、そして柔らかく煮込まれたチャーシュー。どれも派手さはないが、必要なものがきちんと揃った“正しい”一杯。特に小松菜のシャキッとした食感が、シンプルなラーメンに良いアクセントを添えている。
麺は細めの中華麺で、つるりと喉を通る軽さが魅力。ただ、量はやや控えめで、がっつり食べたい人には物足りないかもしれない。とはいえ、この飾らない美味しさは〝昔ながらのラーメン″を求める人にはたまらないだろう。
観光地の喧騒から少し離れ、ほっと一息つきたいときにぴったりの「洗心亭」。派手さはないが、丁寧に作られた一杯がそこには確かにあった。
お奨め度★★★
・洗心亭
























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