バカと無知―人間、この不都合な生きもの
橘玲 新潮社
「バカな人が一番バカなのは、自分がバカであることに無知なことである」。本書は心理学の観点から偏見や差別、SNSでの炎上やマウンティングがなぜ起こるかを説いた著作である。最新の脳科学や遺伝学に基づき、知能や収入、教育、性などにまつわる人間の行動を分析している。全体としてやや散逸な印象を受けるが、我々自身の心理や行動の真底を理解するのに有益な著作である。
お奨め度★★★
バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない
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