「軍師官兵衛」こと、黒田孝高が完成させたとする城郭です。JR日豊本線で中津駅から北向きに出発すると、すぐ右手に天守閣が見えますが、これが中津城です。ただし中津城の天守閣自体は実態とは関係のない完全な模擬天守だそう。さらにいえば、黒田氏が築城した際の中津城に天守があったかどうかも不明とのことです。
駅から徒歩20分ぐらい。城の南側から回り込むと、中津大神宮があり、その向こうが復元天守です。400円を支払って中に入ると、黒田家の歴史や中津の歴史、さらには中津出身の偉人に関する紹介コーナーがありました。中津出身の偉人と言えば、福沢諭吉が有名ですが、福沢諭吉は他の施設で紹介しているので、ここではあまり触れていなかったよう。
天守閣の最上階からは中津市内が一望できます。
往時の雰囲気を残しているのは城の石垣。模擬天守を支える石垣群は、明らかに江戸時代以前から作られていたもの。その迫力は一見の価値ありです。
お奨め度★★★