もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:ゲーム > 海戦ゲーム


ソロモン夜襲戦
『ソロモン夜襲戦 Ver.4.0』の英語版ペーパー類を公開しました。
公開物:ルールブック / シナリオ集(16シナリオ)/ チャート / データシート / 記録シート

カウンター・マップは日本語版そのままで、英訳ペーパー類のみのご提供となります。カウンター上の表記(93式魚雷など)はチャート・データシートで英訳と併記しています。

【パスワード】
英語版はパスワード保護されています。解凍コードは日本語版ルールブック最終ページの最終行の一つ上に記載された文字列です。
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■English
The English-translated paper materials for "Solomon Night Raid Ver.4.0" — a tactical naval miniatures game depicting WWII night surface battles around the Solomon Islands — are now available.
Included:
- Rulebook
- Scenario Book (16 scenarios)
- Quick Reference Charts
- Data Sheet
- Log Sheet
Note: Counters and map remain in Japanese. The English papers are intended to be used with the original Japanese physical components. Japanese designations on counters (e.g., "93式" for the Type 93 torpedo) are preserved alongside English in the charts and data sheet for cross-reference.
Password: The archive is password-protected. The decompression password is printed in the original Japanese rulebook — on the line immediately above the last line of the final page. (You'll need a copy of the Japanese edition.)
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画像3

ソロモン夜襲戦 欧州海域戦 海空戦南太平洋1942 もりつちブランド
海空戦No.1 海空戦No.2 水上戦No.1 もりつちブランド-BOOTH


既に何度か紹介しているが、Blue Water Navy(以下、本作)は、Compass Gamesが2019年に出版したカードドリブン方式のSLGである。テーマは1980年代での東西直接対決を背景とした海上戦闘。ヨーロッパ周辺海域から大西洋全域、アメリカ東海岸に及ぶ広大な海域で、東西両陣営が海の覇権を争う。
今回プレイしたのは1985年シナリオ。設定は「戦術的奇襲」である。うp主はNATO側を担当した。

前回までの展開は --> こちら

3日目:第2Turn前半

Blue Water Navy 米本土近海では、米本土を発進した対潜哨戒機や攻撃型原潜がソ連側SSBNを追い詰める。ソ連側はスパイの協力で何とか攻撃をかわし続けるが、そのためにソ連側スパイ網がどんどん制圧されていき、遂にスパイレベルが1まで落ちてしまう。もう後がないソ連スパイ網である。

英本土では、基地の修理を急ぐ英空軍基地部隊と、それを阻止せんとするソ連軍との戦いがなおも続いている。このTurn、一度は基地整備部隊の活躍で損害レベル2まで回復した。そこでソ連軍はバックファイア編隊で再び攻撃を実施し、損害レベル3にした。

NATOの第一次船団がブレストに入港した。補給2ポイントが揚陸に成功。これでWPのヨーロッパ侵攻が2Turnストップする。
ノルウェーでは、悪天候のために遅れていたソ連軍のナルヴィク上陸作戦が実行される。ノルウェー海軍の潜水艦がそれを迎え撃ったが多勢に無勢。ソ連軍の上陸作戦は成功し、ソ連軍の先鋒がナルヴィクからボードまで進出した。



ソ連軍は先に損害を与えていたフランス空母の船団にトドメを指すべく、バックファイア4個編隊全力出撃で攻撃を加えてきた、しかし船団の付近海域を無敵の米機動部隊が航行していたのが運の尽き。F-14トムキャット4個編隊がバックファイアを迎え撃つ。激しい空中戦でバックファイアは全滅。しかし撃墜される前に発射された数十発の対艦ミサイルが「フォッシュ」船団に殺到。対艦ミサイル5発以上の命中を食らった空母「フォッシュ」は轟沈。輸送船団も数十隻の損失をだして事実上壊滅した。要するにソ連軍は船団1個とフランス空母1隻を沈めた代償として、バックファイア全戦力を失った。



4日目:第2Turn後半

この時点でソ連軍プレイヤーはモラル崩壊してもおかしくない状況だったが、取り合えず「もう少しやってみましょう」ということでゲームを続けることになった。

ソ連軍はバルト海でデンマーク侵攻船団を編成する。中欧戦線で早くも進撃を止められたので、戦線のテコ入れという意味もあるだろう。
西ドイツ海軍のバルト海Uボート部隊がソ連侵攻船団に攻撃を加える。対潜攻撃によって数隻のUボートが撃沈されるが、侵攻船団も数隻を失う。そして損害にも関わらずソ連バルト海艦隊は強引にデンマーク侵攻を仕掛ける。



5日目:第3Turn前半

「ホワイトクラウド」衛星によってNATO側は19OPSを獲得した。これは1度に獲得できるOPSとしては最大級である。このOPSを使ってNATOはソ連軍にトドメを指すべく作戦を展開する。
その一方でソ連軍は英本土のミサイル防衛網に対する攻撃を決断する。この行動はアクションカードによって発動するのだが、英本土に配置したミサイル防衛施設を破壊すると、ソ連軍は「第一撃ポイント」を獲得する。今回のプレイでソ連側は「第一撃ポイント」の獲得にかなり拘りを見せていた。この作戦は功を奏し、英本土の早期警戒設備は2ヶ所とも破壊された。その結果、ソ連側の「第一撃ポイント」は4ポイントに達した。

米本土近海では、いよいよ米対潜部隊の攻撃が激しくなり、ソ連ヤンキー級の立場が怪しくなる。最後のスパイポイントも使い切り、最早スパイに頼れないソ連SSBN部隊。既に護衛のソ連ノヴェンバー級原潜は全滅し、ヤンキー級SSBNも半数が失われた。
遂にソ連は虎の子を投入。史上最大の原潜、タイフーン級SSBNを本土近海から米本土近海に向けて出撃させた。GIUKギャップを抜けて大西洋に出てきたタイフーン級だが、その段階で護衛のノヴェンバー級SSNがNATO対潜部隊の餌食となって海の藻屑と化してしまう。



6日目:第3Turn後半

遂に米本土近海のヤンキー級SSBNが全滅した。SSBN戦力の減少はソ連上層部を少し動揺させる(「第一撃ポイント」マイナス1)。

北海に進入した米機動部隊が、ノルウェーを進撃するソ連軍地上部隊に爆撃を行う。このゲームでは、ノルウェーと南欧戦線で対地攻撃を行うことで地上部隊の進撃を止めることができる。今回の爆撃では合計8ヒットとやや期待外れの結果となったが、それでもノルウェー方面でのソ連軍の進撃を2Turnに渡ってストップさせた。



ソ連軍は北海に進出してきた米機動部隊に対し、バルト海方面で生き残っていたTu16バジャー3個編隊で米機動部隊を攻撃する。CAPのF-14がノルウェー方面への攻撃隊援護のために戦力半減している隙をついた乾坤一擲の反撃である。恐らく戦術核ミサイルの使用も念頭に置いているのだろう。



護衛のMiG25フォックスバットの活躍もあり、爆撃隊の大半はミサイル発射に成功した。しかし対艦ミサイルの大半は艦隊の防空網によって撃墜され、残ったミサイルも電子妨害その他によって命中しなかった。さらにばバジャー隊もF-14やミラージュ、デンマーク空軍のF-16等による攻撃によって攻撃隊の半数以上が失われた。

バルト海方面では、北海からスカゲラク海峡を通過してバルト海に進入してきた米原潜の攻撃によってソ連バルト海艦隊の上陸船団は大損害を被り、デンマーク作戦は事実上の失敗に終わった。

感想

時間の関係やソ連側が手詰まりの状況になったので、今回のプレイはここで終了とした。
今回のプレイで印象的だったのは、相手プレイヤーが「第一撃ポイント」に拘ってきたことだ。これは別に間違った判断ではなく、「第一撃ポイント」を蓄えて核戦略に関する様々な選択肢を得るのは重要だと思う。ただ、多くの場合核戦争に至る前にゲームが終わってしまうことが多く(その理由は主に時間的なものである)、核戦略の効果を実際に盤上で確認する機会が少ないのは残念だ。
もう一点、米空母の「無敵性」が改めて示されたことだ。矛盾するようだが、このゲーム、米空母は決して「無敵の存在」ではない。特に分散配備されている米空母は、意外と簡単に撃破されてしまう。また潜水艦の奇襲によって米空母が比較的容易に撃破可能なことは、これまで何度か目にしてきた。
米空母の「無敵性」というのは、あくまでも「適切な運用の元では」という前提がつく。「適切な運用」というのは、空母戦力を分散せず、対策なしに敵の本拠地に近づかない。最大脅威になる敵攻撃型原潜は先制攻撃で無力化する等だ。それでも時には米空母が撃破されることもある。またソ連側としては、米空母を分散させるため、あえて主目標以外の船団を攻撃し、米空母に分散を強いるという手もある。
いずれにしてもこのゲームは他の現代海戦ゲームと同じく米空母の存在がゲーム展開に大きな影響を与えることは間違いない。

Blue Water Navy
アメリカの航空母艦資料写真集 世界の水上戦闘艦: イージス艦から強襲揚陸鑑までのメカと戦闘法 ソ連/ロシア原潜建造史 ソ連/ロシア空母建造史


既に何度か紹介しているが、Blue Water Navy(以下、本作)は、Compass Gamesが2019年に出版したカードドリブン方式のSLGである。テーマは1980年代での東西直接対決を背景とした海上戦闘。ヨーロッパ周辺海域から大西洋全域、アメリカ東海岸に及ぶ広大な海域で、東西両陣営が海の覇権を争う。
今回プレイしたのは1985年シナリオ。設定は「戦術的奇襲」である。うp主はNATO側を担当した。

基本戦略

Blue Water Navy 実はうp主、このプレイの2週間ほど前に今回と同じシナリオを同じ対戦相手とプレイしていた。その時うp主はソ連側でプレイしたのだが、攻撃型原潜による米空母機動部隊襲撃を敢行。スパイの活躍もあって見事に空母2隻撃沈破の大戦果を挙げていた。当然相手プレイヤーもそのことは覚えているので、逆を狙ってくることが予想される。そこで今回のプレイでは、ソ連側攻撃型原潜の早期無力化(特に最新最強のヴィクター3型を最優先で叩く)とスパイの早期駆り出しと無力化を図ることにした。
スパイの早期駆り出しのためには、米本土近海で核パトロールについているヤンキー級SSBNを囮として使い、これを集中攻撃する。ヤンキー級を守るためにはソ連側としてもスパイの力を使わざるを得ないので、その過程でスパイ網を狩り出し、無力化するというのが魂胆だ。
肝心の米空母については、スパイが健在な間は決してソ連潜水艦の「巣」には近づかず、安全なビスケー湾か、あるいはせいぜい北海までを進出限界としたい。それ以上近づくのは、ソ連側のスパイ網が無力化された後にしたい。

1日目:第1Turn前半

このゲーム、1Turnが実際の2日間を表し、1Turnが1日目と2日目に分かれている。
それぞれの日の開示時、両プレイヤーは手札を1枚だし、そこに書かれているオペレーションポイント(OPS)を獲得する。カードのOPSには9、12、15の3種類があり、当然だがOPSが大きい方が有利だ。
しかし、ここでソ連軍プレイヤーは意外な行動に出た。OPSが9という数字の小さいカードを出してきたのだ。当初その意図を測りかねていたが、どうやらカードに書かれているイベントに魅力を感じたらしい。

First Strike

一見して怪しい感じのするカードだ。このカードを一番最初に使うと、ソ連側プレイヤーは貴重な「第一撃ポイント」を2ポイント獲得できる。「第一撃ポイント」とは、ソ連側による潜在的な先制核攻撃の脅威度を示す指標である。ソ連軍プレイヤーは、これを消費することにより、新たな増援を引き出したり、海上で戦術核兵器を使用したりできる。NATOから見れば甚だ物騒な数値だ、

ゲーム的なテクニックから言えば、ソ連軍はOPS獲得にこのカードを使わずとも、イベントを発動する方法はある。そして恐らくその方がソ連側にとっては「得」だったと思うが、まあ良いだろう。

そしてソ連軍は定石通り英本土のNATO航空基地に対してエコー2型SSGN3ユニットによるミサイル攻撃を仕掛けてきた。英本土の航空基地を無力化すれば、NATOの防空網に穴が空き、ソ連側長距離爆撃機が大西洋に進出することが可能となる。ソ連側の作戦は成功し、英本土のNATO軍航空基地は、2打撃を受けて無力化された。



米本土近海では、当初の計画通り核パトロール中のヤンキー級SSBNを追い回す。ソ連側はスパイを駆使して対潜攻撃をかわし続けたが、遂に護衛のノヴェンバー級SSNが米原潜の攻撃を受けてステップロスを強いられた。



2日目:第1Turn後半

英本土では基地整備員が懸命に航空基地の修理を進めている。しかしソ連軍も潜水艦の巡航ミサイルに加えて、コラ半島から発進したTu22バックファイアも攻撃に加わる。これら一連の攻撃によって英本土のNATO基地は累積5打撃を被り、2日間使用不能となった。



バルト海方面では、レニングラードを発進したTu16バジャー3個編隊が西ドイツのNATO軍基地を攻撃。西ドイツ空軍戦闘機の迎撃を突破して巡航ミサイルを発射し、西ドイツ本土の基地を機能不全にする。

ソ連側は、西側捜査網の活躍などでスパイレベルが3まで落ちていたので(ゲーム開始時は5)、キューバの裏工作によりスパイレベルを4まで戻した。スパイの存在こそがソ連潜水艦の活躍を支える基盤になるからだ。

NATOの増援船団第一陣がビスケー湾に進入した。船団上空にはフランスから発進したミラージィ戦闘機が守りを固めている。頑強に護衛されたNATO船団に対してソ連側は哨戒機を発進させて必死の発見を試みる。F-14の妨害を突破してNATO船団を発見するも、米空母4隻を含む多数の護衛艦艇に守られた大船団を攻撃するのは困難であった。

そこでソ連側が目を付けたのは、その後方からヨーロッパを目指していた別の船団である。こちらはフランス空母「フォッシュ」と少数の護衛艦艇が守る比較的手薄な船団であった。距離が遠いので足の長いTu95ベアのみが攻撃可能であった。ベアの2個編隊が船団を襲う。「フォッシュ」を発進した旧式のF-8クルセーダーがそれを迎え撃ったが、火力に劣るクルセーダーでは、遠距離から対艦ミサイルを放ってくるベアの編隊を阻止することはできなかった。護衛艦艇と船団に十数発のミサイルが命中し、NATO船団に最初の損害が出てしまう。



つづく

Blue Water Navy
アメリカの航空母艦資料写真集 世界の水上戦闘艦: イージス艦から強襲揚陸鑑までのメカと戦闘法 ソ連/ロシア原潜建造史 ソ連/ロシア空母建造史

Game Journal No.74の付録ゲーム「日中韓・現代海戦三国志」(以下、本作)は、2020年代における東アジアでの海軍衝突を描いたSLGだ。プレイヤーは日本、中国、韓国のいずれかの海軍を指揮し、現代兵器を駆使して海上・空中での戦闘を展開する。水上艦や潜水艦は1艦1ユニットとして表現され、航空機は数機から数十機単位で運用される。各ユニットには対艦力、対空力、対潜力、技術レベルなどが設定されており、特にイージス艦には広域対空力が付与されることで、兵器ごとの個性が再現されている。

以前に本作のメインシナリオである「先島諸島キャンペーン」のプレイを紹介した。

先島諸島キャンペーン【1】
先島諸島キャンペーン【2】

ROK_LST独島今回は導入シナリオである「独島艦、出撃!」をプレイしてみた。これは日本が韓国によって不法占拠された竹島を奪回するために海自部隊を派遣し、それを迎撃するために韓国艦隊が出撃してきた状況を再現するシナリオである。

SetUp

海自は輸送艦1隻と護衛艦4隻が舞鶴から、護衛艦6隻が呉から出撃する。そして潜水艦2隻が竹島近海に展開する。
韓国軍は揚陸艦「独島」とミサイル駆逐艦2隻、駆逐艦6隻が釜山に集結し、潜水艦4隻が竹島近海に展開している。
両者を比較すると水上艦では海自がやや有利、潜水艦では韓国軍が有利だ。しかし海自の方が韓国軍よりもテクノロジーレベルで優位に立っているので、実際の戦闘力は海自側がかなり有利になっている。

写真00


1Turn

ROK_SS安重根海自潜水艦「けんりゅう」が、韓国潜水艦「安重根」を攻撃。これを損傷させて撤退に追い込む。
両軍の偵察機がお互いの水上部隊を発見した。

写真01


2Turn

ROK_DDG世宗大王築城基地から発進した空自のF-2部隊が揚陸艦「独島」を含む韓国艦隊を攻撃する。しかし韓国空軍機の迎撃を受けてF-2 1ユニットが撃墜され、残り1ユニットが対艦ミサイルを発射したが、韓国イージス艦の防空戦闘により空自の対艦ミサイルは全て撃墜された。

韓国側も海自揚陸部隊に対して航空攻撃を実施する。しかしこちらも岩国基地を発進した空自F-35戦闘機の迎撃を受けて、韓国空軍機2ユニットが撃墜された。

写真02


3Turn

JSDF_LSTしもきた両陣営の艦隊が竹島に近づいた。水上部隊同士が激しいミサイル戦を行う。先手を取ったのは韓国側だったが、韓国軍の対艦ミサイルは全て撃墜されるか、または電子妨害によって無力化された。

一方の海自艦艇は揚陸艦「独島」に命中暖を与えて上陸部隊の一部を撃破。さらに韓国側のイージス駆逐艦1隻、汎用駆逐艦2隻を撃破した。

写真03


4Turn

JSDF_DDGあたご海自護衛艦隊のミサイル攻撃で韓国軍駆逐艦2隻が轟沈する。しかし韓国軍もようやく一矢を報いた。韓国本土を発進した攻撃隊が竹島近海の海自艦隊を攻撃。狙われたのは2隻のイージス艦「あたご」と「みょうこう」。対艦ミサイルの数発が防空圏を突破して両艦に命中。2隻とも損傷して戦闘力を失う。

イージス艦を失って防空網に穴が空いた自衛艦隊を韓国艦隊がミサイル攻撃。輸送艦「しもきた」、汎用護衛艦「おおなみ」が損傷してしまう。

写真04


最終結果

自衛隊の損害

沈没:なし
損傷:輸送艦「しもきた」、ミサイル護衛艦「あたご」「みょうこう」、護衛艦「おおなみ」

韓国側の損害

沈没:駆逐艦「李舜臣」「文武大王」
損傷:ミサイル駆逐艦「世宗大王」、駆逐艦「大祚栄」「楊万春」、潜水艦「安重根」「島山安昌浩」

VPは自衛隊が14、韓国軍が4で自衛隊の勝利

韓国軍と自衛隊のVPが同値というのは韓国軍にとっては辛い。韓国軍の艦艇はテクノロジーレベル2で中国軍と同レベルなので、中国軍と同じく自衛隊の半分というのが適当なのでは・・・?。

感想

本作では一番シンプルなシナリオで、小規模な艦隊同士のたたき合いを扱っている。従って戦術云々というレベルのものはなく、ひたすら自軍の火力を敵に叩き込めばよい。今回のシナリオで見た通り、まともに撃ちあえばテクノロジーレベルの高い自衛隊が有利となる。韓国側としては、とにかく「独島」を竹島にいち早く突入させて、揚陸作戦を成功させることが勝利のカギとなりそうだ。

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Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編
アメリカ海軍2026-2026年1月増刊 中国・台湾の海軍力-2025年10月増刊 海上自衛隊 2025-2026-2025年7月増刊 海上自衛隊 護衛艦メカニズム図鑑 イカロスMOOK

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Game Journal No.74の付録ゲーム「日中韓・現代海戦三国志」は、2020年代における東アジアでの海軍衝突を描いたSLGだ。プレイヤーは日本、中国、韓国のいずれかの海軍を指揮し、現代兵器を駆使して海上・空中での戦闘を展開する。

今回、メインシナリオである「先島諸島キャンペーン」をプレイしてみるとことにした。プレイスタイルはVASSALによるソロプレイである。

前回までの展開 --> こちら

12Turn

JSDF_SSせきりゅう海自潜水艦「せきりゅう」が改キロ級潜水艦「遠征68号」を撃破した。さらに「せとしお」は漢級原潜「長征4号」を撃破した。これで早くも中国海軍は6隻の潜水艦が損傷したことになる。

それに対して中国の水上部隊が石垣島近海に進出し対潜攻撃を実施。「せとしお」を攻撃してこれを損傷せしめた。これは中国海軍初の敵艦撃破となる。

PRC_FFG煙台那覇基地からは夜の闇をついて対艦ミサイルを装備したF-2戦闘機が発進。石垣島近海の中国艦隊を求めて飛び立つ。石垣島近海の中国艦隊をレーダー探知したF-2の編隊は次々と対艦ミサイルを発射した。江凱II型フリゲート艦「煙台」には多数の対艦ミサイルが命中し、同艦は瞬く間に沈没した。「煙台」の沈没は、この紛争での日中両軍合わせて初の沈没艦であり、その犠牲の大きさが世界に大きな衝撃を与えた。
他にミサイル駆逐艦「鄭州」とフリゲート艦「蕪湖」にも1~2発の対艦ミサイルが命中。両鑑は沈没こそ免れたものの、戦闘力を失って後退を余儀なくされた。

写真04


13Turn

海自の揚陸部隊が宮古島と石垣島に到着した。揚陸艦「おおすみ」と同「しもきた」が揚陸準備に入る。

14Turn

陸自部隊が宮古、石垣両島に上陸を開始する。その沖合では海自潜水艦部隊が再び大暴れ。2隻の中国海軍潜水艦を撃破していた。

写真05


15Turn

PRC_SSN長征3号中国海軍漢級原潜「長征3号」が石垣島近海に展開する海自水上部隊に突入。対潜スクリーンを突破して最新のイージス艦「はぐろ」を雷撃した。魚雷は惜しくも外れ。攻撃を終えた「長征3号」はそのまま帰路につく。

別の潜水艦「遠征37号」が宮古島近海に進入。対潜スクリーンを突破した同艦は海自航空機搭載護衛艦「ひゅうが」を雷撃。魚雷1本が「ひゅうが」に命中し、同艦は損傷して離脱していく。
余談だが、このゲーム、2020年に作られた作品だが、すでに「いずも」「かが」は固定翼機が運用可能な軽空母扱いになっている。そういえば「いずも」「かが」の空母化の話は結構前からあったなぁ、と、いまさらながら思い返した次第だ。

写真06


16Turn

PRC_CV_山東海自潜水艦「こくりゅう」が大金星。中国海軍空母「山東」に魚雷攻撃を行い、これを見事に撃沈した。

宮古、石垣への部隊移送を終えた海自部隊は西太平洋方面へ後退していく。入れ替わりに中国軍の揚陸部隊が西表島近海に近づいてきた。那覇基地のF-2部隊がまたもや発進していく。しかし今回、中国艦隊は「中国版イージス」と呼ばれる蘭州級、昆明級が3隻も含まれている。これが威力を発揮してF-2の対艦ミサイルの大半を撃破し、中国側に損害なしだった。

写真07


17Turn

JSDF_SSせとしお那覇基地からまたもやF-2が発進するが、夜間攻撃のため今回も戦果なし。しかし潜水艦「せとしお」が中国艦隊に進入。「中国版イージス」3隻をまとめて魚雷を打ち込んだ。ミサイル駆逐艦3隻が全て損傷し、中国艦隊の防空スクリーンが裸になる。そして潜水艦「しょうりゅう」が中国揚陸艦隊を攻撃。揚陸艦「沂蒙山」を撃沈した。これで西表島侵攻部隊の半数以上が海の藻屑となる。

写真08


最終結果

自衛隊の損害

沈没:なし
損傷:護衛艦「ひゅうが」、潜水艦「けんりゅう」「いそしお」

中国側の損害

沈没:空母「山東」、揚陸艦1隻、フリゲート艦1隻
損傷:ミサイル駆逐艦5隻、フリゲート艦1隻、原潜1隻、ディーゼル潜7隻

VPは自衛隊が42、中国軍が23で自衛隊の勝利

損害だけを見れば自衛隊側の圧勝だが、意外とVPには差がないように見えるのは錯覚か?。中国軍は2日目に勝負に出て宮古、石垣方面を抑えるべきだったのかもしれない。

感想

JSDF_DDHひゅうが中国軍の損害が多いが、これは対潜戦の弱点を突かれた形となった。日本の潜水艦は恐るべき威力を発揮するので、中国側としては十分な対策が必要だろう。一方の中国潜水艦はノイズレベルが大きく、非発見率が高い。そのために適切な攻撃位置に着く前に日本側の潜水艦や航空機によって狙い撃ちされるパターンが相次いだ。中国側潜水艦の活躍が勝敗に大きく影響しそうだと思う。

ゲームとしては面白い。
現在海戦を扱いながらも、ルールはシンプルでわかりやすい。ルールをシンプルにするために現実と対比して考えるとやや奇異に思える場所も無きにしも非ずだが、まあ許容範囲だろう。ただ空母や航空機搭載艦の能力については、ちょっと違和感を覚えた。

勝敗から見れば日本側の圧勝となった。中国軍は序盤に兵力分散していることも顧みず、南西諸島に上陸を仕掛けるべきだったのかもしれない。いったん上陸部隊を陸揚げすれば、そのヘクスに敵が部隊を上陸させることができなくなる。つまり先手必勝だ。そういった意味では、損害を顧みず、速やかな上陸を行うのが吉なのかもしれない。

本作は簡単なルールで複雑な現代海戦を描いた秀作である。姉妹品の「米中激突:現代海戦 台湾海峡編」も面白い作品なので、是非プレイしてみたい。





Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編
アメリカ海軍2026-2026年1月増刊 中国・台湾の海軍力-2025年10月増刊 海上自衛隊 2025-2026-2025年7月増刊 海上自衛隊 護衛艦メカニズム図鑑 イカロスMOOK

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