もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:読書 > 戦史

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空母瑞鶴ソロモン前線へ

森史郎 光人新社

空母瑞鶴戦史:ラバウル航空戦①空母瑞鶴ソロモン前線へ
「空母瑞鶴戦史シリーズ」の第5弾で、南太平洋海戦後、ガダルカナル撤退までの時期を扱う。南太平洋海戦で辛うじて勝利を収めた日本空母艦隊であったが、空母艦載機部隊に大きな損害を被ったため内地で再編成することになる。また第3艦隊司令部にも人事異動があり、南雲中将に代わって小沢治三郎中将が第3艦隊司令長官に着任した。本書の見どころは小沢治三郎の破天荒な指揮ぶりと再編成される瑞鶴飛行隊での新任士官と古参搭乗員の対立、そして瑞鶴飛行隊によるガダルカナル撤退作戦支援等。特に南太平洋海戦からガ島撤退までの時期での空母部隊の行動についてはこれまで触れられる機会が少なかったので、その点は貴重かも。
ただ・・・、これまでの巻に比べて明らかにボリュームが少なくなっている。正直、あっとう言う間に読み終えてしまった。

お奨め度★★★★

空母瑞鶴戦史:ラバウル航空戦①空母瑞鶴ソロモン前線へ 空母瑞鶴戦史:ラバウル航空戦②山本長官機は還らず 空母瑞鶴戦史:ラバウル航空戦③ラバウル航空撃滅戦 空母瑞鶴戦史:ラバウル航空戦④史上最大の空中戦「ろ」号作戦
攻防-ラバウル航空隊発進篇 海軍零戦隊撃墜戦記1 海軍零戦隊撃墜戦記2 海軍零戦隊撃墜戦記3
Pacific War 海空戦南太平洋1942 ソロモン夜襲戦


丸2026年1月号

光人新社

丸2026年1月号-飛燕&五式戦闘機
特集は「飛燕&五式戦闘機」。ドイツ製DB601液冷エンジンを備えた日本では珍しい液冷エンジン装備戦闘機。本特集では、三式戦闘機の特集で、その開発から戦歴までを記事化している。正直なところ些か手垢のついたテーマだが、丸誌の特徴として第2、第3特集で類似機を扱っているのが面白い所。本誌でも別特集でBf109Eとイタリア製のMC202を取り上げていた。こうやって同じエンジンを備えた3機種を並べてみることで、それぞれの共通点や違いを見ることができるのは面白い。またMC202が意外な成功機であったことが知れるのも楽しい。
特集記事以外では、F-35からF-15、F-2に至る現用の航空自衛隊戦闘機についての特集記事が面白い。それに関連して次世代の練習機や英国、イタリアと共同開発中の次世代戦闘機についての記事も興味深かった。

お奨め度★★★

丸2026年1月号-飛燕&五式戦闘機 丸2025年12月号-超甲巡洋艦 丸2025年11月号-日本海軍潜水艦オールガイド 丸2025年10月号-二式複座戦闘機「屠龍」
MILITARY CLASSICS-Vol83:特集-三式戦闘機・五式戦闘機 MILITARY CLASSICS-Vol91:特集-VI号戦車B型ティーガーII 2025年12月号:特集-鋼鉄の進化論 2025年10月号:特集-日本空母の戦い方


1945年のドイツ国防軍戦車部隊

マクシム・コロミーエツ/小林徳仁訳 大日本絵画

1945年のドイツ国防軍戦車部隊
独ソ戦車戦シリーズの第9弾で、1945年のドイツ陸軍国防軍の戦車部隊について歴史的事実を淡々と記した著作。1945年におけるドイツの戦闘車両の生産量紹介に始まり、ドイツ戦車軍、戦車師団、擲弾兵師団、戦車旅団、戦車大隊、独立重戦車大隊など、各部隊の編制と装備、そして簡単な戦歴が延々と綴られている。ハッキリ言って読んでいて退屈な内容だ。しかしドイツ戦車部隊一覧的な使い方はできよう。また各所に収録されている生々しい戦場の写真は一見の価値あり。

お奨め度★★★



1945年のドイツ国防軍戦車部隊 King Tiger vs IS-2: Operation Solstice 1945 The Vistula-Oder Offensive: The Soviet Destruction of German Army Group A, 1945 同士少女よ、敵を撃て
Panzer Panzer Exp,2 Tanks+

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丸2025年12月号

光人新社

丸2025年12月号-超甲巡洋艦
特集は「超甲巡洋艦」。日本海軍が戦時中に計画した30cm砲搭載の高速重巡洋艦について残された史料から読み取る内容になっている。戦局の変化によって実現しなかったポスト条約型巡洋艦の姿は、実現することがなかっただけに興味が尽きない。
最近の「丸」誌の例にもれず、第2特集、第3特集があり、アメリカのアラスカ型大型巡洋艦、ドイツのシャルンホルンスト級巡洋戦艦を特集している。さらにアラスカ級やシャルンホルスト級の鮮明なカラー写真も掲載されており、見どころが多い。
さらに特集ではないものの、海上自衛隊の汎用護衛艦の歴史についての記事も興味深い。最初期のあさかぜ型、はるかぜ型や、昔懐かしいやまぐも型、たかつき型、汎用護衛艦の道を切り開いたはつゆき型、あさぎり型、そしてむさらめ型、たかなみ型を経て最新のあきづき型、あさひ型へと続く艦艇史は読んでいて飽きない。
艦好きにはお奨めしたい1冊。

お奨め度★★★


丸2026年1月号-飛燕&五式戦闘機 丸2025年12月号-超甲巡洋艦 丸2025年11月号-日本海軍潜水艦オールガイド 丸2025年10月号-二式複座戦闘機「屠龍」
2025年12月号:特集-鋼鉄の進化論 2025年10月号:特集-日本空母の戦い方 MILITARY CLASSICS-Vol91:特集-VI号戦車B型ティーガーII 世界の艦船2025年12月-アメリカ級強襲揚陸艦

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歴史群像2025年12月号

学研

2025年12月号:特集-鋼鉄の進化論
特集は「鋼鉄の進化論」。WW2における独ソ両軍の戦車開発競争を扱っている。ドイツ戦車とソ連戦車をそれぞれの運用構想から掘り起こし、それらがどのように発展し、戦場ではどのように戦ったのかを解説していて興味深い。その中でアメリカ製戦車が意外な高評価を得ていたことなども語られている。
他には日清戦争の旅順攻防戦、日本陸軍における工兵史の記事などが面白かった。個人的に興味を惹いたのは航空巡洋艦の発展史で、日本では人気の高い利根型巡洋艦が、世界的には既に陳腐化していたコンセプトであったことは驚きであった。
今回も読む所が多く、お買い得であった。

お奨め度★★★


2025年12月号:特集-鋼鉄の進化論 2025年10月号:特集-日本空母の戦い方 2025年8月号:特集-駆逐艦「雪風」 2025年6月号:特集-扶桑型伊勢型戦艦
MILITARY CLASSICS-Vol91:特集-VI号戦車B型ティーガーII MILITARY CLASSICS-Vol90:特集-「雪風」と陽炎型駆逐艦 丸2026年1月号-飛燕&五式戦闘機 丸2025年12月号-超甲巡洋艦

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