もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:戦史 > 第3次世界大戦

260322_TACAIR紹介動画

Avalon Hill の名作現代戦ウォーゲーム「TAC AIR」を解説&プレイ!

本作は、冷戦時代のNATOとワルシャワ条約機構の激突を描き、エアランドバトル(空地統合作戦)をボードゲームで再現した意欲作です。

航空戦・近接航空支援・SEAD・砲兵・機甲戦・補給・指揮統制など、現代戦の要素を統合したシステムが特徴で、シンプルなルールながら驚くほどリアルな戦場の雰囲気を体験できます。

今回の動画では、シナリオ7「Counterattack」をプレイしながら、ゲームシステムや戦場の流れを詳しく紹介しています。

NATO軍の航空優勢とSAM運用が戦局をどう左右するのか?
そしてソ連軍は反撃の機会を掴めるのか?

現代戦ウォーゲームに興味がある方、航空作戦やエアランドバトルに興味がある方は必見です!

▼主な内容
・TAC AIRとはどんなゲームか
・ゲームシステム解説(基本~上級ルール)
・戦闘システム(A値/B値)
・シナリオ7「Counterattack」プレイ
・プレイ後の感想と戦術考察


#ウォーゲーム #TACAIR #AvalonHill #現代戦 #ボードゲーム #シミュレーションゲーム



NATO Designer Signature Edition
幻の東部戦線 ソヴィエト連邦の超兵器 Duel Book 18-M1 Abrams vs T-72 Ural Duel Book 75-Bradley vs BMP


2026年期待の新作ウォーゲームとして注目されていた『Air & Armor V Corps』の発売がいよいよ接近!

今回は現時点で判明している情報をもとに、本作の魅力を徹底紹介します。

・フルダ・ギャップ~フランクフルト戦域を再現
・大型マップ3枚+1638ユニット
・砲兵、航空、電子戦、偵察が戦局を左右
・全12シナリオ収録
・Hidden Mode対応でソロプレイも熱い!


前作『Würzburg』のシステムを継承しつつ、より広大で複雑な戦場へ進化したAir & Armorシリーズ最新作。

冷戦陸戦ウォーゲームファン注目の超大作、その実力とは?


#ウォーゲーム #SLG #ColdWar #NATO #AirAndArmor #ボードゲーム #軍事 #冷戦 #シミュレーションゲーム #HexandCounter






NATO Designer Signature Edition Red Strike Blue Water Navy コマンドマガジン Vol.177『ヴュルツブルク』


既に何度か紹介しているが、Blue Water Navy(以下、本作)は、Compass Gamesが2019年に出版したカードドリブン方式のSLGである。テーマは1980年代での東西直接対決を背景とした海上戦闘。ヨーロッパ周辺海域から大西洋全域、アメリカ東海岸に及ぶ広大な海域で、東西両陣営が海の覇権を争う。
今回プレイしたのは1985年シナリオ。設定は「戦術的奇襲」である。うp主はNATO側を担当した。

前回までの展開は --> こちら

3日目:第2Turn前半

Blue Water Navy 米本土近海では、米本土を発進した対潜哨戒機や攻撃型原潜がソ連側SSBNを追い詰める。ソ連側はスパイの協力で何とか攻撃をかわし続けるが、そのためにソ連側スパイ網がどんどん制圧されていき、遂にスパイレベルが1まで落ちてしまう。もう後がないソ連スパイ網である。

英本土では、基地の修理を急ぐ英空軍基地部隊と、それを阻止せんとするソ連軍との戦いがなおも続いている。このTurn、一度は基地整備部隊の活躍で損害レベル2まで回復した。そこでソ連軍はバックファイア編隊で再び攻撃を実施し、損害レベル3にした。

NATOの第一次船団がブレストに入港した。補給2ポイントが揚陸に成功。これでWPのヨーロッパ侵攻が2Turnストップする。
ノルウェーでは、悪天候のために遅れていたソ連軍のナルヴィク上陸作戦が実行される。ノルウェー海軍の潜水艦がそれを迎え撃ったが多勢に無勢。ソ連軍の上陸作戦は成功し、ソ連軍の先鋒がナルヴィクからボードまで進出した。



ソ連軍は先に損害を与えていたフランス空母の船団にトドメを指すべく、バックファイア4個編隊全力出撃で攻撃を加えてきた、しかし船団の付近海域を無敵の米機動部隊が航行していたのが運の尽き。F-14トムキャット4個編隊がバックファイアを迎え撃つ。激しい空中戦でバックファイアは全滅。しかし撃墜される前に発射された数十発の対艦ミサイルが「フォッシュ」船団に殺到。対艦ミサイル5発以上の命中を食らった空母「フォッシュ」は轟沈。輸送船団も数十隻の損失をだして事実上壊滅した。要するにソ連軍は船団1個とフランス空母1隻を沈めた代償として、バックファイア全戦力を失った。



4日目:第2Turn後半

この時点でソ連軍プレイヤーはモラル崩壊してもおかしくない状況だったが、取り合えず「もう少しやってみましょう」ということでゲームを続けることになった。

ソ連軍はバルト海でデンマーク侵攻船団を編成する。中欧戦線で早くも進撃を止められたので、戦線のテコ入れという意味もあるだろう。
西ドイツ海軍のバルト海Uボート部隊がソ連侵攻船団に攻撃を加える。対潜攻撃によって数隻のUボートが撃沈されるが、侵攻船団も数隻を失う。そして損害にも関わらずソ連バルト海艦隊は強引にデンマーク侵攻を仕掛ける。



5日目:第3Turn前半

「ホワイトクラウド」衛星によってNATO側は19OPSを獲得した。これは1度に獲得できるOPSとしては最大級である。このOPSを使ってNATOはソ連軍にトドメを指すべく作戦を展開する。
その一方でソ連軍は英本土のミサイル防衛網に対する攻撃を決断する。この行動はアクションカードによって発動するのだが、英本土に配置したミサイル防衛施設を破壊すると、ソ連軍は「第一撃ポイント」を獲得する。今回のプレイでソ連側は「第一撃ポイント」の獲得にかなり拘りを見せていた。この作戦は功を奏し、英本土の早期警戒設備は2ヶ所とも破壊された。その結果、ソ連側の「第一撃ポイント」は4ポイントに達した。

米本土近海では、いよいよ米対潜部隊の攻撃が激しくなり、ソ連ヤンキー級の立場が怪しくなる。最後のスパイポイントも使い切り、最早スパイに頼れないソ連SSBN部隊。既に護衛のソ連ノヴェンバー級原潜は全滅し、ヤンキー級SSBNも半数が失われた。
遂にソ連は虎の子を投入。史上最大の原潜、タイフーン級SSBNを本土近海から米本土近海に向けて出撃させた。GIUKギャップを抜けて大西洋に出てきたタイフーン級だが、その段階で護衛のノヴェンバー級SSNがNATO対潜部隊の餌食となって海の藻屑と化してしまう。



6日目:第3Turn後半

遂に米本土近海のヤンキー級SSBNが全滅した。SSBN戦力の減少はソ連上層部を少し動揺させる(「第一撃ポイント」マイナス1)。

北海に進入した米機動部隊が、ノルウェーを進撃するソ連軍地上部隊に爆撃を行う。このゲームでは、ノルウェーと南欧戦線で対地攻撃を行うことで地上部隊の進撃を止めることができる。今回の爆撃では合計8ヒットとやや期待外れの結果となったが、それでもノルウェー方面でのソ連軍の進撃を2Turnに渡ってストップさせた。



ソ連軍は北海に進出してきた米機動部隊に対し、バルト海方面で生き残っていたTu16バジャー3個編隊で米機動部隊を攻撃する。CAPのF-14がノルウェー方面への攻撃隊援護のために戦力半減している隙をついた乾坤一擲の反撃である。恐らく戦術核ミサイルの使用も念頭に置いているのだろう。



護衛のMiG25フォックスバットの活躍もあり、爆撃隊の大半はミサイル発射に成功した。しかし対艦ミサイルの大半は艦隊の防空網によって撃墜され、残ったミサイルも電子妨害その他によって命中しなかった。さらにばバジャー隊もF-14やミラージュ、デンマーク空軍のF-16等による攻撃によって攻撃隊の半数以上が失われた。

バルト海方面では、北海からスカゲラク海峡を通過してバルト海に進入してきた米原潜の攻撃によってソ連バルト海艦隊の上陸船団は大損害を被り、デンマーク作戦は事実上の失敗に終わった。

感想

時間の関係やソ連側が手詰まりの状況になったので、今回のプレイはここで終了とした。
今回のプレイで印象的だったのは、相手プレイヤーが「第一撃ポイント」に拘ってきたことだ。これは別に間違った判断ではなく、「第一撃ポイント」を蓄えて核戦略に関する様々な選択肢を得るのは重要だと思う。ただ、多くの場合核戦争に至る前にゲームが終わってしまうことが多く(その理由は主に時間的なものである)、核戦略の効果を実際に盤上で確認する機会が少ないのは残念だ。
もう一点、米空母の「無敵性」が改めて示されたことだ。矛盾するようだが、このゲーム、米空母は決して「無敵の存在」ではない。特に分散配備されている米空母は、意外と簡単に撃破されてしまう。また潜水艦の奇襲によって米空母が比較的容易に撃破可能なことは、これまで何度か目にしてきた。
米空母の「無敵性」というのは、あくまでも「適切な運用の元では」という前提がつく。「適切な運用」というのは、空母戦力を分散せず、対策なしに敵の本拠地に近づかない。最大脅威になる敵攻撃型原潜は先制攻撃で無力化する等だ。それでも時には米空母が撃破されることもある。またソ連側としては、米空母を分散させるため、あえて主目標以外の船団を攻撃し、米空母に分散を強いるという手もある。
いずれにしてもこのゲームは他の現代海戦ゲームと同じく米空母の存在がゲーム展開に大きな影響を与えることは間違いない。

Blue Water Navy
アメリカの航空母艦資料写真集 世界の水上戦闘艦: イージス艦から強襲揚陸鑑までのメカと戦闘法 ソ連/ロシア原潜建造史 ソ連/ロシア空母建造史


既に何度か紹介しているが、Blue Water Navy(以下、本作)は、Compass Gamesが2019年に出版したカードドリブン方式のSLGである。テーマは1980年代での東西直接対決を背景とした海上戦闘。ヨーロッパ周辺海域から大西洋全域、アメリカ東海岸に及ぶ広大な海域で、東西両陣営が海の覇権を争う。
今回プレイしたのは1985年シナリオ。設定は「戦術的奇襲」である。うp主はNATO側を担当した。

基本戦略

Blue Water Navy 実はうp主、このプレイの2週間ほど前に今回と同じシナリオを同じ対戦相手とプレイしていた。その時うp主はソ連側でプレイしたのだが、攻撃型原潜による米空母機動部隊襲撃を敢行。スパイの活躍もあって見事に空母2隻撃沈破の大戦果を挙げていた。当然相手プレイヤーもそのことは覚えているので、逆を狙ってくることが予想される。そこで今回のプレイでは、ソ連側攻撃型原潜の早期無力化(特に最新最強のヴィクター3型を最優先で叩く)とスパイの早期駆り出しと無力化を図ることにした。
スパイの早期駆り出しのためには、米本土近海で核パトロールについているヤンキー級SSBNを囮として使い、これを集中攻撃する。ヤンキー級を守るためにはソ連側としてもスパイの力を使わざるを得ないので、その過程でスパイ網を狩り出し、無力化するというのが魂胆だ。
肝心の米空母については、スパイが健在な間は決してソ連潜水艦の「巣」には近づかず、安全なビスケー湾か、あるいはせいぜい北海までを進出限界としたい。それ以上近づくのは、ソ連側のスパイ網が無力化された後にしたい。

1日目:第1Turn前半

このゲーム、1Turnが実際の2日間を表し、1Turnが1日目と2日目に分かれている。
それぞれの日の開示時、両プレイヤーは手札を1枚だし、そこに書かれているオペレーションポイント(OPS)を獲得する。カードのOPSには9、12、15の3種類があり、当然だがOPSが大きい方が有利だ。
しかし、ここでソ連軍プレイヤーは意外な行動に出た。OPSが9という数字の小さいカードを出してきたのだ。当初その意図を測りかねていたが、どうやらカードに書かれているイベントに魅力を感じたらしい。

First Strike

一見して怪しい感じのするカードだ。このカードを一番最初に使うと、ソ連側プレイヤーは貴重な「第一撃ポイント」を2ポイント獲得できる。「第一撃ポイント」とは、ソ連側による潜在的な先制核攻撃の脅威度を示す指標である。ソ連軍プレイヤーは、これを消費することにより、新たな増援を引き出したり、海上で戦術核兵器を使用したりできる。NATOから見れば甚だ物騒な数値だ、

ゲーム的なテクニックから言えば、ソ連軍はOPS獲得にこのカードを使わずとも、イベントを発動する方法はある。そして恐らくその方がソ連側にとっては「得」だったと思うが、まあ良いだろう。

そしてソ連軍は定石通り英本土のNATO航空基地に対してエコー2型SSGN3ユニットによるミサイル攻撃を仕掛けてきた。英本土の航空基地を無力化すれば、NATOの防空網に穴が空き、ソ連側長距離爆撃機が大西洋に進出することが可能となる。ソ連側の作戦は成功し、英本土のNATO軍航空基地は、2打撃を受けて無力化された。



米本土近海では、当初の計画通り核パトロール中のヤンキー級SSBNを追い回す。ソ連側はスパイを駆使して対潜攻撃をかわし続けたが、遂に護衛のノヴェンバー級SSNが米原潜の攻撃を受けてステップロスを強いられた。



2日目:第1Turn後半

英本土では基地整備員が懸命に航空基地の修理を進めている。しかしソ連軍も潜水艦の巡航ミサイルに加えて、コラ半島から発進したTu22バックファイアも攻撃に加わる。これら一連の攻撃によって英本土のNATO基地は累積5打撃を被り、2日間使用不能となった。



バルト海方面では、レニングラードを発進したTu16バジャー3個編隊が西ドイツのNATO軍基地を攻撃。西ドイツ空軍戦闘機の迎撃を突破して巡航ミサイルを発射し、西ドイツ本土の基地を機能不全にする。

ソ連側は、西側捜査網の活躍などでスパイレベルが3まで落ちていたので(ゲーム開始時は5)、キューバの裏工作によりスパイレベルを4まで戻した。スパイの存在こそがソ連潜水艦の活躍を支える基盤になるからだ。

NATOの増援船団第一陣がビスケー湾に進入した。船団上空にはフランスから発進したミラージィ戦闘機が守りを固めている。頑強に護衛されたNATO船団に対してソ連側は哨戒機を発進させて必死の発見を試みる。F-14の妨害を突破してNATO船団を発見するも、米空母4隻を含む多数の護衛艦艇に守られた大船団を攻撃するのは困難であった。

そこでソ連側が目を付けたのは、その後方からヨーロッパを目指していた別の船団である。こちらはフランス空母「フォッシュ」と少数の護衛艦艇が守る比較的手薄な船団であった。距離が遠いので足の長いTu95ベアのみが攻撃可能であった。ベアの2個編隊が船団を襲う。「フォッシュ」を発進した旧式のF-8クルセーダーがそれを迎え撃ったが、火力に劣るクルセーダーでは、遠距離から対艦ミサイルを放ってくるベアの編隊を阻止することはできなかった。護衛艦艇と船団に十数発のミサイルが命中し、NATO船団に最初の損害が出てしまう。



つづく

Blue Water Navy
アメリカの航空母艦資料写真集 世界の水上戦闘艦: イージス艦から強襲揚陸鑑までのメカと戦闘法 ソ連/ロシア原潜建造史 ソ連/ロシア空母建造史

Blue Water Navy(以下、本作)は、米Compass Games社が2019年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1980年代における西半球全域を舞台とした米ソ両陣営の海上戦闘で、実際のは起こらなかった第3次世界大戦を扱った仮想戦ゲームだ。



今回は1989年戦術奇襲シナリオをVASSALでプレイした。うp主はNATO軍を担当する。

前回までの展開は --> こちら

3Turn(前半)

先のTurnでの航空戦で長距離爆撃機の大半を失ったソ連軍は、少数の潜水艦を除いて大西洋を航行するNATO艦隊、輸送船団に対する攻撃能力を失った。そして頼みの潜水艦もNATO対潜部隊の攻撃によって次々と撃破されていった。ちなみに前のTurnまでは対人戦だったが、このTurnからはソロプレイになる。

SO_FTR_CAGソ連艦隊は劣勢を挽回すべく、ノルウェー南部に対する上陸作戦を実施した。しかしNATOはそれを阻止すべく船団護衛から解放された空母機動部隊を北海に進出させる。4隻の米空母から発進した攻撃隊がノルウェー沖のソ連艦隊に襲いかかった。ソ連側は2隻の空母「クズネツォフ」「ミンスク」から戦闘機を発進させてこれを迎え撃つ。戦闘機同士の戦いで数機のF-14トムキャットが撃墜されたが、ソ連側の防空戦闘機隊は全機撃墜され、米攻撃隊は無傷のまま対艦ミサイルを発射した。

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US_STK_A6_S対艦ミサイル24火力(192発)がソ連艦隊に向かっていく。ソ連艦隊も対空ミサイルでこれを迎え撃つが、NATOのアルマダとは異なって対空火力は左程強力ではない。さらにNATO側の対艦ミサイルはシースキマータイプなので、対空ミサイルを突破できる可能性が少し高い。それでも対空火力20を持つソ連艦隊は、対艦ミサイルの8割近くを叩き落した。
揚陸艦艇数隻と護衛艦艇数隻に対艦ミサイルが命中、その多くが沈没又は大破した。それでも揚陸部隊はまだ戦力を残している。防空戦闘機を失ったソ連艦隊はノルウェー南部への上陸を諦め、陸上戦闘機による援護が得られるノルウェー北部近海まで後退していく。

3Turn(後半)

zMarker_1stStrikeこれまで大きな戦いがなかった米本土東岸沖であったが、このTurnの終了時点で第一撃ポイントの判定がある。米本土東岸沖に指定された「First Strike」エリアに展開したソ連側SSBNのペイロードが6ポイント以上の場合、ソ連軍は第1激ポイントを獲得できる。NATO側としては第一撃ポイントの獲得は何とか阻止したい。バミューダ近海で米ソの原潜部隊同士が激しく戦う。ヤンキー型旧式SSBNが早くも米原潜の攻撃を受けて数隻が撃沈されてしまう。

写真09


ノルウェー北部へ後退したソ連艦隊に対して、米空母部隊は執拗に攻撃を行う。4隻の空母を発進した攻撃隊が対艦ミサイルを発射。今度は半数近くの対艦ミサイルが防空網を突破。空母「クズネツォフ」、大型ミサイル巡洋艦「フルンゼ」にも数発の対艦ミサイルが命中して大破。輸送船団も集中攻撃を受けて大型揚陸艦が撃沈されてしまい、揚陸部隊はノルウェー近海の藻屑となった。

写真10


SO_SSBN_Yankee米本土近海では、ヤンキー型SSBNが3ステップ、新型のデルタ4型SSBNも1ステップを失い、残ったのはヤンキー型とデルタ型が各1ステップのみという状況になった。生き残ったペイロード値は合計5ポイントで、第1撃ポイントを獲得するためには1ポイントだけ足りなかった。

写真11


4Turn(前半)

ソ連軍はデンマーク方面で作戦を行うべくバルト海艦隊を出撃させた。上陸を支援すべくTu-16バジャー爆撃機がユトランド半島のNATO軍航空基地を攻撃。これを一時的に無力化した。

写真12


リバウ基地を出撃したソ連バルト海艦隊は、バルト海を西進してデンマークを目指す。一度ビスケー湾付近まで後退していたNATOのアルマダは、再び北海に進出し、バルト海艦隊攻撃の機会を伺う。

SO_SSN_Victor3裏ビスケー湾には欧州を目指すNATO船団の第2弾とそれを護衛する米空母2隻からなる空母機動部隊が侵入しつつあった。そこを狙ってきたソ連海軍のヴィクター3型攻撃型原潜が、護衛艦の防御スクリーンを突破して艦隊中心部に進入した。この潜水艦艦長は凄腕で、連続攻撃によりNATO船団の10隻以上を瞬く間に撃沈破した(10の目が2回連続で出た)。この時、ソ連軍が使ったカードが「断固たる攻撃」。このカードを使うとNATOのASWによる反撃を無力化できるというもの。もしこの攻撃が米機動部隊に対して実施されていれば、米空母2隻が瞬く間に撃破されるところだった。NATO側は船団が大損害を被ったものの、虎の子米空母2隻を撃破されるという最悪の事態は何とか回避できた。

写真13


4Turn(後半)

SO_FTR_MiG25バルト海で上陸作戦中のバルト海艦隊に対し、NATOアルマダの米空母4隻が攻撃隊を放った。艦隊上空にはバルト三国やポーランドの基地を発進したMiG-25戦闘機2個戦隊が上空援護に当たっていたが、米空母を発進したF-14戦闘機がソ連側上空援護機を撃退し、米攻撃隊は例によって無傷のまま対艦ミサイルを発射した。
大型ミサイル巡洋艦「キーロフ」はミサイルの盾となり多数のミサイルを受けて轟沈した。輸送船団にも多数の命中ミサイルが命中し、上陸部隊は事実上壊滅する。

[SO_SSBN_Typhoon]北極海に展開していたソ連最強のSSBNタイフーン型の1個戦隊がGIUKラインを突破して大西洋に進出してきた。一掃されつつある米本土東岸沖に展開中のソ連SSBN部隊を強化するためである。大西洋で行動中のNATO原潜部隊は、一斉にタイフーン型に向けて進路を取った。

写真14


5Turn(前半)

出撃したタイフーン型SSBNを護衛すべく、旧式のノヴェンバー型攻撃原潜とTu-95哨戒機が上空援護に現れた。

写真15


しかしNATOの攻撃型原潜群は「大物現る」の砲を受けてタイフーン型に殺到。護衛のノヴェンバー型原潜は瞬く間に撃破され、タイフーン型自体もステップロスしてしまう。

5Turn(後半)

タイフーン型は結局NATO原潜の集中攻撃を受けて撃沈されてしまう。米空母4隻からなるアルマダはビスケー湾から南下、ジブラルタル海峡を通過して地中海に進入した。イタリア西方海域に進出したアルマダから攻撃隊が発進。イタリア目掛けて急進撃するソ連軍地上部隊に対して激しい航空攻撃を加える。攻撃による戦果は合計9ヒット。これによってソ連軍の進撃は3Turn(約1週間)停滞することになった。

写真16


まとめ

今回はここで終了とした。ソ連軍は鎌ハンマーマークを1つも確保できず、この先も確保できる可能性がないので、今回はNATO側の圧勝となった。NATOの勝因は早い段階でソ連側長距離爆撃機の大半を撃墜できたこと、ソ連側としては、長距離爆撃機戦力を失った時点で事実上勝機を逸したことになる。

結果論かも知れないが、米空母4隻が集結し、対空火力が充実したNATO艦隊に対しては、長距離爆撃機を集中投入してもあまり戦果は期待できない。ソ連側の立場としては、火力の集中したNATO空母艦隊を爆撃機で攻撃するのはリスクが大きいので、このような艦隊に対しては潜水艦による攻撃に徹し、逆に長距離爆撃機は対空火力の弱い輸送船団を狙うのが望ましい方法だと思う。

NATOの立場から言えば、今回は幸運にも空母に損害が出なかったが、ソ連潜水艦の攻撃を受けた場合、米空母が無傷で済む可能性はかなり低い。1隻、場合によっては2隻程度の米空母が戦闘能力を失うことは十分にあり得ることだ。NATO側としては仮に空母が撃破されることがあったとしても、慌てずに対処しよう。無論、米空母が全滅するような事態は絶対に回避しなければならないので、空母は可能な限り集結し、対空ミサイル艦艇を集結させて、爆撃機によるミサイル攻撃から身を守る必要がある。

それにしてもBlue Water Navyは面白い。イベントの効果が少し派手すぎる気がするが、イベントの効果があるから米空母もおちおち安心できなくなる。特に1989年シナリオではソ連軍がかなり強力になっているので、米空母が撃破される可能性が高くなる。派手目の展開を望む方には、この1989年シナリオがお奨めできる。

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#BlueWaterNavy #ウォーゲーム #現代海戦 #冷戦



Blue Water Navy Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編
アメリカの航空母艦資料写真集 ソ連/ロシア原潜建造史 ソ連/ロシア空母建造史 海空戦南太平洋1942

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