テーマはフランス革命前後のフランス国内における政治的闘争で、プレイヤーは2~5名。プレイヤーはそれぞれフランス革命を裏で操る黒幕となり、ロベスピエールやナポレオンといったフランス革命期に活躍した人物を駆使して勝利を目指します。
今回「フランス革命1789」のコンポーネントを紹介する動画を作成してみました。
(ちなみに、先日実際にプレイしてみましたが、目茶苦茶面白かったです)
(ちなみに、先日実際にプレイしてみましたが、目茶苦茶面白かったです)
ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。
不倶戴天と書いたが、実の所、プロテスタントとローマ法王は意外な所で協調できる場合がある。それは論争だ。お互いに論争合戦を仕掛けて「火炙り」や「破門」を出すことだ。これによってお互いVPを稼げるので、勝利ラインに近づくことができる。やや苦しいたとえ話だが、プロテスタントによる宗教改革によってカトリック側で危機意識が高まり、そのことがカトリック側の自浄作用を引き起こした、と言えるのかもしれない。
第1Turn終了時のプロテスタント勢力圏
宗教論争は攻撃側が能力+3個のダイスを振り、防御側が能力+1~2個のダイスを振る。お互い5,6の目が命中であり、命中数の比較して大きい方の勝ち。大きい方が差分だけ相手陣営の影響スペースを自分の影響下に変更できる。それに加えて差分が負けた側の論争能力を超えていると、負けた論客は「火炙り」又は「破門」となってゲームから除去される。今回はカトリック側がダイス7個、プロテスタント側がダイス6個を振り、命中数が4対1。ルターは「火炙り」こそ免れたものの、プロテスタント側スペース3箇所を失った。
Here I Standカードはプロテスタント陣営のホームカード(毎Turn固有に使えるカード)である。Here I Standカードが未使用の場合、プロテスタント陣営は論戦が起こった時に「私は立つ」と宣言してルターを論戦に投入できる(それ以外の場合はランダムに選択)。今回、カトリック側の論戦に対して「私は立つ」カードを使ってルターを立てたが、結果的にはこれは失敗だった。「火炙りの刑」になるリスクが(小さいとはいえ)存在していることももちろんだが、論戦の場合は防御に回るよりも攻撃に出たほうが有利になる。ルターのように能力に優れた論客は、敵のエース級と対決させるのではなく、雑魚狩りに使った方が効果的であった。
第2Turn終了時のプロテスタント勢力圏