もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:世界の軍隊 > ドイツ軍

3

Military Classics Vol.91

イカロス出版

MILITARY CLASSICS-Vol91:特集-VI号戦車B型ティーガーII
特集は「VI号戦車B型ティーガーII」。WW2最強の戦車と言われている同戦車をミリクラ標準フォーマットで解説している。強い強いといわれている本車だが、側面装甲が意外に弱く、歩兵携行の対戦車火器に撃破されることが多かったとは意外だった。実戦での活躍についても善戦した例もあれば全然活躍できなかった(アルデンヌ戦など)の事例も紹介されていて興味深い。
第2特集は「九九式襲撃機」。日本機の中では比較的地味な機体だが、堅実で使い道の良かった機体であったことがよくわかる。本命の対地攻撃だけではなく、対艦攻撃や対潜哨戒にも活躍していたことは興味深い。

お奨め度★★★

MILITARY CLASSICS-Vol91:特集-VI号戦車B型ティーガーII MILITARY CLASSICS-Vol90:特集-「雪風」と陽炎型駆逐艦 MILITARY CLASSICS-Vol89:特集-二式複座戦闘機 MILITARY CLASSICS-Vol88:特集-秋月型防空駆逐艦
2025年10月号:特集-日本空母の戦い方 2025年8月号:特集-駆逐艦「雪風」 2025年6月号:特集-扶桑型伊勢型戦艦 2025年4月号:特集-日米徹底空母比較
Tanks+ Tanks+α Panzer Panzer Exp,2

3

パンツァーフォー

カール・アルマン著/富岡吉勝訳 大日本絵画

パンツァーフォー
「パンツァーフォー」(戦車隊、前へ)、某アニメで一躍有名になったこのセリフを冠した本著は、WW2におけるドイツ戦車部隊の活躍を、戦いに参加した個々人の視点から再現したものである。本書では一兵士から将官クラスまで計15名が取り上げられ、その中には有名な「バルクマン曹長」や「オットー・カリウス中尉」などが取り上げられており、登場する車両もパンターやティーガーといった有名どころは勿論、3号戦車や4号戦車、ホルニッセ(ナスホルン)自走砲や4号駆逐戦車、さらには恐怖の重駆逐戦車ヤークトティーガーまでもが登場してくる。ちなみに扱っている戦場は殆どが東部戦線で、一部に西部戦線も出てくる。
ドイツ側の視点から書かれた著作なので実際の戦果などは怪しい部分もあるが、戦車好きなら楽しめる内容なのではないだろうか。

お奨め度★★★


パンツァーフォー TIGER-無敵戦車の伝説(上) TIGER-無敵戦車の伝説(下) King Tiger vs IS-2: Operation Solstice 1945
Panzer American Tank Ace Tanks+

3

20250615_グランドパワー11月号別冊-ドイツ軍装甲部隊の戦闘車両

グランドパワー1995年11月号別冊

デルタ出版

WW2期にドイツ軍が導入した装甲戦闘車両を網羅した著作である。主な収録車輛はドイツ軍の戦車だが、純粋な戦車だけではなく戦車をベースとした自走砲やハーフトラック、捕獲車輛、詩作戦車などにもページを割いている。やや古い本だが、ドイツ軍戦闘車両を網羅的に捉えた著作としては有益な内容だと思う。

お奨め度★★★

ドイツ重戦車 戦場写真集 クルスクの戦い ティーガー戦車 戦場写真集 38式軽駆逐戦車ヘッツァー1944-1945
DVG Tiger Leader (2nd Edition) Panzer Tanks+


TIGER-無敵戦車の伝説(下)

エゴン クライネ&フォルクマール キューン 富岡吉勝(訳) 大日本絵画

TIGER-無敵戦車の伝説(下)
下巻では、特に1944年以降の東部および西部戦線におけるティーガー部隊の戦闘が詳細に記録されている。第502、503、505、508重戦車大隊など、歴戦の部隊がどう展開し、いかにして数に勝る連合軍と対峙したのか。戦場の地名、日付、損害数、車両の稼働率などのデータは、戦史研究者にとって非常に貴重な情報であり、作戦の推移を具体的に追うことができる。
また、ティーガーという兵器の長所と限界が、戦場の現実とともに語られている点も評価できる。強力な装甲と火力を持つ一方で、その機械的信頼性、整備性、補給上の制約がドイツ軍全体の作戦行動にどのような影響を及ぼしたか。本書は、兵器単体のスペックでは見えてこない、戦争という「複合的システム」の中におけるティーガーの役割を丁寧に描いている。
例えば、ティーガー戦車の被撃破後の回収記録や、整備中に空襲を受け失われたケースなど、兵器の「戦死」に関する記述もあり、単に戦果を挙げるだけではない兵器運用の難しさを実感させる。また、大戦末期における弾薬・燃料不足、通信の混乱、指揮命令系統の崩壊など、戦局の変化が部隊行動に与えた影響も実証的に示されており、当時のドイツ軍の実情を浮き彫りにしている。
本書で登場する各部隊はティーガーといっても旧式のティーガーIEとティーガーIIB(ケーニッヒス・ティーガー)が混在しているので、読んでいると少し混乱する。またヤークトティーガー部隊による戦い(12.8cmによる敵戦車撃破の場面は興味深い)や38cm臼砲装備のシュトルムティーガーの活躍なども記されている。
なお、本書は主にドイツ側からの記録に基づく戦史であるので数値面でやや誇張があるように感じる。連合軍側の戦史と読み比べてティーガー戦車の実際の戦果がどの程度であったのかを知りたいと思った。

お奨め度★★★★


TIGER-無敵戦車の伝説(上) TIGER-無敵戦車の伝説(下) ドイツ重戦車 戦場写真集 パンタ-vsシャ-マン: バルジの戦い194
Panzer Tanks+ Tanks+α DVG Tiger Leader (2nd Edition)

4

TIGER-無敵戦車の伝説(上)

エゴン クライネ&フォルクマール キューン 富岡吉勝(訳) 大日本絵画

TIGER-無敵戦車の伝説(上)
ティーガー戦車といえば、ゲーマーの間では「作戦級ゲームでは無敵だけど戦術級ゲームでは意外と弱い」として知られている重戦車です。その理由としては、ティーガーは1942年という比較的早い時期に登場しているので、42~43年テーマのゲームが多い作戦級ゲームでは強く、一方戦術級ゲームでは双方に強力な戦車が登場する大戦末期のシナリオが好まれるので相対的にティーガーは弱くなる、という単純な話。
それはとにかく、本書はティーガー戦車の活躍を主にドイツ側の視点で記述した著作です。この上巻で扱われているのは、レニングラード、北アフリカ、シチリア、ハリコフ、クルスク、ナルワ、キロヴォグラード等で、それぞれの戦線でティーガー装備の独立重戦車大隊がどのような活躍を見せたかを描いている。本書を読めばティーガー部隊が多大な戦果を挙げて奮戦するも、連合軍の圧倒的な物量攻勢で苦戦を強いられる様も赤裸々に描かれている。さらにティーガー戦車の開発にまつわる様々なエピソードや後継車両であるケーニヒスティーガーの開発についても触れられている。
さらに本書には多数の写真が掲載されていて、特に戦場における写真が数多く掲載されている。写真が多いので本書は意外とサクサク読めるのも特徴である。
Wargamerにとっては単なる修正値に過ぎないティーガー戦車、あるいはソ連側重戦車に簡単に撃破されてしまうティーガー戦車が、実際に戦場でどのような活躍を見せたかを知ることができる著作で、下巻を読むのが楽しみだ。

お奨め度★★★★



TIGER-無敵戦車の伝説(上) TIGER-無敵戦車の伝説(下) ドイツ重戦車 戦場写真集 ティーガー戦車 戦場写真集
Panzer DVG Tiger Leader (2nd Edition)

↑このページのトップヘ