今回紹介する「The Third World War」(以下、TTWW)は、GDW社が1984年に発表したシミュレーション・ウォーゲームです。本作のテーマは文字通り幻に終わった東西両陣営による第3次世界大戦で、想定年代は1990年です。ホメイニ師の死亡によるイランでの政変が引き金になって東西両陣営が欧州全域とペルシャ湾周辺で激突する、というのがTTWWの想定したシナリオです。

本作について詳しくは、こちら を参照してください。
今回、本作のBattle for GermanyシナリオをVASSALでプレイすることになりました。筆者はNATO軍を担当します。またステルス航空機は、オリジナル版のF-19を使用し、さらにオプションの戦術核兵器ルールは使用しませんでした。
1Turn
NATO前方展開

初期セグメント

WP側は滑走路破壊任務にTu-160ブラックジャックとSu-20フィッター各1ユニットを投入してきた。護衛はMiG-23フロッガーが2ユニット。戦闘機で迎撃してもブラックジャックは食えないのでSAMによる迎撃に期待。SAMの反撃でTu-160ブラックジャックを撃墜した。しかしWP側の爆撃で滑走路にクレーターを2個穿った。

WP第1インパルス


一方、突破が危惧されたフルダ正面は、ソ連第8親衛軍、第20親衛軍による攻撃を撃退して、国境線付近の防衛ラインを維持した。
NATO予備インパルス
前線を前に出して包囲下の部隊を救出するよりも、一旦戦線を後ろに下げて、強固な防衛ラインを構築することにした。ハンブルグ、ニュールンベルグ等で包囲されている部隊には申し訳ないが、制空権を取り返すまでは積極的な反撃は難しい。拠点に籠って耐えてもらうしかない。WP第2インパルス
WP軍の猛攻は続く。北部戦線では何とかハンブルグが持ちこたえたが、その南、ハノーヴァーでは、米第3機甲師団(15-15-7)がソ連第8親衛軍、第20親衛軍の攻撃を受けて壊滅。フルダ渓谷の北側が破られた。南方では遂にミュンヘンが陥落する。
NATO第1,2インパルス

全く反撃しないのも何なので、余剰兵力をかき集めて2ヶ所で反撃を実施した。ソ連軍の機械化歩兵師団2個を包囲殲滅し、NATOの健在ぶりをアピールした。
つづく








The Third World War, Designer Signature Edition
The Battle for the Balkans
NATO Designer Signature Edition
Blue Water Navy
MBT: The Game of tank-to-tank combat in 1987 Germany
MBT-FRG
MBT-BAOR
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