本動画では、その激戦を精密に再現した新作ウォーゲーム『Three Days of Gettysburg Deluxe Edition』を解説します。
偶然の遭遇戦から始まり、セメタリー・ヒル防衛戦、リトルラウンドトップの死闘、そして運命を分けたピケットの突撃――。
歴史上の重要局面が、1ヘクス125ヤード/1ターン1時間という細密スケールで再現されています。
初日の南軍の指揮混乱、2日目の攻撃遅延、3日目の砲兵連携不足といった史実の要素も、ゲームシステムとして体験できます。
さらに、改訂された高精細マップと新規デザインのカウンターにより、ラウンドトップやゲティスバーグ市街戦もより直感的にプレイ可能。
15本に及ぶシナリオが収録され、短時間の局地戦から3日間フルスケールの戦いまで幅広く楽しめます。
ゲティスバーグ戦をここまで深く、そして正確に体験できる作品は他にありません。
歴史と戦術が融合した究極のウォーゲーム、その魅力をぜひご覧ください。
#ウォーゲーム #ボードゲーム #南北戦争 #ゲティスバーグ #歴史ゲーム #シミュレーションゲーム



一方の北軍は、ゲティスバーグ南方2マイルにSickles将軍麾下の第3軍団を布陣させ、ゲティスバーグ奪回の構えを見せる。この第3軍団は他の北軍師団とは異なって兵員数や火砲の数で南軍師団に近い規模になっていて、他の北軍師団よりは抵抗力の期待できる師団であった。さらに砲兵旅団1個を追加投入してその守りに万全を期している。
北軍右翼には、新たに到着したSolcum将軍麾下の第7軍団が、南軍左翼に対して圧力をかけつつあった。さらにその前方では、DM Gregg麾下の北軍第2騎兵旅団が南軍戦線の背後に浸透し、背後を牽制しつつあった。

まず南軍が動いた。Ewell将軍麾下の第2軍団が北軍右翼を攻撃し、北軍第2騎兵旅団を排除にかかる。一方の北軍はSolcum将軍麾下のWilliams師団が、南軍Early師団を撃破し、ゲティスバーグ東部の回廊を切り開いた。

北軍左翼からはHadcock将軍麾下の北軍第2軍団が、南軍Longstreet麾下のHood師団を攻撃。この栄光に満ちた師団を後退させることに成功した。そして戦線中央ゲティスバーグ前面では、Sedgwick将軍麾下の北軍第6軍団所属の2個師団が、恨み重なる南軍Heth師団に対して総攻撃を実施。これが見事に成功してHeth師団を敗走させることに成功した。

これでゲティスバーグに隣接する2Hexを確保した北軍。できればゲティスバーグを奪回したい所だ。一方の南軍は、右翼のLongstreetをゲティスバーグ方面に回して、北軍に対して反撃したいところだ。














シナリオ特別ルールで、北軍はTurn開始時に軍司令官活性化アクションを実施できる。これはMeade将軍の指揮範囲内にあるユニット10個までを選択し、ダイスを振って決めた移動力範囲で移動できるというものだ。この時出目が良ければ最大7Hex移動でき、北軍の歩兵師団をゲティスバーグの守りに入れることも可能であった。しかし今回出目は最低の1。軍移動ルールによって出目2が保証されているので、3移動力を使うことができたのは不幸中の幸いと言える。

そしてゲーム開始。南軍は予想通りHill将軍麾下のHeth師団がゲティスバーグに猛攻を仕掛けてきた。北軍Buford麾下の第1騎兵旅団は無理をせずに戦闘前退却を行う。それでも南軍のゲティスバーグ突入を一時的にせよ足止めした。



続いてRobinson師団も撃破され、北軍第1軍団は事実上半身不随の状態である。ゲティスバーグ周辺の北軍も一掃され、ゲティスバーグの周辺は南軍が支配していた。この時点でのVPは、南軍7VP、北軍1VPである。



政治的に苦しくなってきた南軍は、ミシシッピ戦線で反攻に転じた。南軍ジャクソン将軍麾下のテネシー軍改めミシシッピ軍は、同じく北軍グラント将軍麾下のミシシッピ軍とCanton Cityで交戦する。兵力に劣る南軍であったが、優れた指揮によって北軍を撃破し、南軍は西部戦線での大勝利に沸いた。しかし南軍の名将ボーリガードがこの戦いで戦死した。なお、この戦いは両軍合わせて24SPという空前の規模の戦いであった。

戦いに勝利した南軍であったが、兵力を著しく損じた南軍は、兵力に勝る北軍の猛反攻を受けることになる。ジャクソン将軍麾下の南軍部隊は兵力に勝る北軍部隊の攻撃を支えきれずズルズルと後退。勢いに乗る北軍部隊は重要な鉄道結節点であるジャクソンを支配し、さらにミシシッピ川に残った南軍最後の要塞であったヴィックスバーグ要塞も陥落した。一連の戦いで北軍のカーティス将軍と南軍スミス将軍が戦死する。なお、一連の戦いでミシシッピ州を北軍が支配することとなった。

著しく弱体化した南軍ミシシッピ軍を強化するため、テネシー州とジョージア州の州境を守っていた南軍部隊から2SPが引き抜かれ、A.ジョンストン将軍が率いてミシシッピ軍に急派された。これにより何とか兵力を回復したミシシッピ軍は、ミシシッピ州とアラバマ州の州境に防衛ラインを築いた。しかしそのために弱体化したジョージア北部の南軍部隊を、ビューエル将軍麾下の北軍カンバーランド軍が襲いかかった。これまでは辛うじて互角の兵力を維持していた南軍部隊だが、ミシシッピ軍への増兵によってその兵力が4SPまで減らされていた。この兵力では北軍カンバーランド軍の猛攻を支えきれない。州境は破られ北軍が州都アトランタに突入した。アトランタの市街地は焼き払われ、南部連合は政治的に大きな打撃を受けることになる。

ジョージア戦線の危機を救うべく、首都防衛の任に当たっていた南軍北ヴァージニア軍からシェナンドー渓谷を経由してテネシー州への反攻作戦が実施された。作戦を指揮するのはJ.ジョンストン将軍。マナサスを発したジョンストン将軍は、シェナンドー渓谷からアパラチア山脈のふもとテネシー川沿いに南下し、テネシー州の入口というべきRodgersvilleを守備する北軍守備隊を撃破した。しかし北軍はその南西Knoxvilleに2SPの守備隊を送り込んでジョンストン将軍の南下を阻止し、さらに後方Wythevilleにバンクス将軍麾下の2SPを派遣してジョンストン将軍の後方遮断を図る。慌てた南軍は北ヴァージニア軍の主力部隊を以てバンクス軍を撃破、なんとかジョンストン将軍の後方を守り切った。またジョンストン将軍も北ヴァージニア軍本隊の合流し、テネシー州への反攻作戦は失敗に終わった。

再編成された南軍ジョンストン麾下のミシシッピ軍は、廃墟となったアトランタに突入する。アトランタで暴虐の限りを行っていた北軍カンバーランド軍に対して、怒りに燃えた南軍部隊が猛撃を加えた。北軍部隊は予想外の大反撃を受けて壊走し、テネシー州との州境へ向けて後退していく。



兵力不足著しい南軍は、既に全戦線で崩壊を来していた。最早防御は不可能である。かくなる上は反撃しかない。リー将軍麾下の北ヴァージニア軍8SPが北上を開始し、フレデリックを守る北軍ポトマック軍13SPと交戦する。兵力ではポトマック軍の方が優勢であったが、指揮に勝る南軍が北軍を撃破した。首都ワシントンに後退したマクレラン将軍麾下のポトマック軍に対し、リー将軍麾下の北ヴァージニア軍は猛攻を加える。一度は北軍部隊が南軍部隊を撃退したが(第1次ワシントン攻防戦)、その戦いで北軍騎兵指揮官プレソントン将軍が戦死してしまう。これが北軍にとっては痛かった。
そしてリーによるワシントンDCに対する2度目の攻撃が始まった。マクレラン麾下のポトマック軍の方が兵力面では優越していたし、ワシントンには北軍の要塞もあった。しかしこの戦いでは騎兵の有無が勝敗を分けた。騎兵を失い偵察能力を失った北軍は南軍の攻撃に対して適切に対処できなかった。北軍の前線が突破されて遂に戦線崩壊。北軍部隊は総崩れとなってバルチモア方面へ撤退していった。リンカーン大統領も慌てて首都を離れていき、南部連合は遂に合衆国首都ワシントンDCを陥落させたのである。

ワシントンDCでの状況に関係なく南部戦線での北軍は、ジョージア州全域に対して侵攻を開始していた。北軍のカンバーランド軍とミシシッピ軍で合わせて24SP。対する南軍ミシシッピ軍は9SPで兵力は3倍近い違いがあった。ジャクソン将軍麾下の南軍部隊は果敢に交戦し、北軍を苦しめるも、圧倒的兵力差により遂に壊滅するに至った。さらにジョージア州全域が北軍の支配下に落ちたことで南部連合は戦争の継続が困難と判断し、ここに合衆国に対して降伏するに至ったのである。


正直難しかったです。南軍が難しいので正直どうやって良いかわかりませんでした。しかし最終Turnに試みにチャレンジしてみたワシントン攻撃が成功したことで、ある程度南部の作戦が見えてきました。南部は兵力面で北部に劣っているので、広域戦略になれば勝ち目がありません。だから局所集中で東部戦線で攻勢を加えて北部に脅威を与えるのが得策と思えます。ワシントンDCを落とすことができれば御の字ですが、仮に落ちなくても北軍に脅威を与えることで西部戦線での敵の攻勢を鈍らせることが期待できます。今回のプレイでは、東部戦線の南軍が退嬰的だったので、北軍のペースに巻き込まれてしまいました。ジャクソン将軍も敢えてミシシッピ軍の指揮官として登用せず、史実通りリーの右腕として戦わせるのが得策でした。その方がSWのロスが小さいですし・・・。
今回、久しぶりにキャンペーンシナリオをプレイしてみましたが、やはり面白いですね。戦線を作るタイプのゲームではないのでどう戦って良いのか結構迷いますが、主導権をいかに敵に渡さないのかがポイントになりそうですね。研究すればするほど味が出てきそうなゲームなので、色々と試してみたいと思います。