もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:模型の部屋 > 艦船模型

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艦船模型製作の教科書

ホビージャパン

1/700スケールの観戦模型を対象として観戦模型の作り方を記したムック本である。観戦模型に必要な道具の解説、パーツの作り方、塗装の仕方が紹介されている。また、ディテールアップパーツの使い方、空中線の張り方、観戦模型作例等が紹介されている。入門書と思って期待したが、私のとってはややレベルが高すぎた。エアブラシなんて高くてとても手が出ない。もう少し簡単な本にすれば良かったと後悔した。

お奨め度?

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先日就役を報告した「松」型駆逐艦ですが、どうやら重大な失敗があったようです。
それは「軍艦旗」の位置。
作成説明書の指示によれば、艦尾の竹ざおに旗をさすことになっているのですが、どうやらこれは間違いのようです。世界の艦船別冊「日本駆逐艦史」によると、艦尾ではなく、後部機銃台の上にあるマストの先端に旗をさすのが正しいようです。

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あと、作成説明書によると甲板色を塗る指示がないのですが、「松」型の上甲板は前面軍艦色なんでしょうか?。ちょっと自信がありません。他の方の作例を見ると木色の甲板色を塗っている場合があって、どちらが本当なのか迷っています。

(まあ今さら修正するつもりもないのですが)

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前回紹介した駆逐艦「松」が完成しました。日本軍艦としては「阿賀野」「五十鈴」に続いて3艦目です。そして駆逐艦としては最初の完成艦です。

今回は艦が小さかったので、完成まではあまり時間がかかりませんでした。作業時間は正味2~3時間ぐらいです。色を塗って、一晩寝かせて、あとはちゃちゃちゃっと作りました。相変わらずの「即席工法」ですけど、まあ笑ってやって下さい。

「松」型ってちょっと外観が日本艦離れしていますね。直線を多用したスタイル、無骨に配置された前後の12.7cm高角砲、両舷にずらりと並んだ25mm機銃、艦橋上部に配置された22号電探等、どちらかといえば米駆逐艦的な印象を受けます。私的には嫌いじゃないです。このスタイル。好きになりそうかも・・・・。

ちなみに「松」の最期ですけど、あまり知られていないのですが、かなり壮烈なものだったそうです。木俣滋郎氏の「日本水雷戦史」からそのあたりを拾ってみましょう。

1944年7月29日、小笠原方面へ陸兵輸送の任務についた「松」は、第480船団の駆逐艦「旗風」、海防艦2隻、駆潜艇1隻、輸送船5隻の計10隻を率いて館山を出航した。8月1日、陸兵を父島、硫黄島に下ろした船団は横須賀向けて帰路につく。しかしその時たまたま米第38機動部隊の空母4隻(「ホーネット」「ヨークタウン」「ベルウッド」「バターン」)が硫黄島に攻撃を仕掛けてきた。彼らは付近にいた第402船団にもその矛先を向けてきた。3波に渡る攻撃で輸送船は「利根川丸」1隻を除いて全滅してしまう。「松」は生き残った船団を率いて北上する。しかしその背後にデュボース少将指揮する巡洋艦戦隊(軽巡「サンタフェ」「モービル」「ビロキシー」、駆逐艦12隻)が迫ってきた。「松」は船団を率いて必死に遁走を図る。1時間40分の遁走の後、逃げ切れぬと判断した「松」に将旗を掲げる高橋一松少将は唯1隻反転。迫りくる敵艦隊に単艦で向かっていった。米側の記録によると「小笠原・婿島の北東25海里で日没後軽巡『モービル』が8千トン貨物船と駆逐艦1隻を撃沈した」とあり、これが恐らく「松」の最期だと思われる。「松」と共に輸送船「利根川丸」も米艦の砲撃により撃沈されたが、駆逐艦「旗風」と海防艦2隻、駆潜艇1隻は米艦隊を振り切って離脱に成功した。「松」の乗組員は全員戦死。「松」と運命を共にした高橋一松少将は、戦死後中将に昇進した。

「松」を撃沈した米デュボース隊所属艦のうち、巡洋艦「サンタフェ」「モービル」はレイテ海戦で駆逐艦「初月」撃沈に参加しました。また巡洋艦「ビロキシー」、駆逐艦「ルイス・ハンコック」以下8隻は、サンベルナルディノ海峡沖で駆逐艦「野分」を撃沈しています。意外と狭い世界ですね。

「五十鈴」「松」と続いてきた末期艦シリーズ。まだ「利根」が残っていますけど、その前に空母なんかも作ってみたいですね。うーん、我ながら移り気だなあ・・・・。

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完成した駆逐艦「松」。日本艦離れした外観がステキです。

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僚艦と共に。少ない兵力。圧倒的な敵。しかしそれでも彼らは祖国を守る?。

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駆逐艦「松」起工

最近はゲームやその他に忙しくて少し模型から離れていましたが、そろそろ模型の方も復活させようかと思っています。
今回のお題は駆逐艦「松」。
日本海軍が戦時中に量産した駆逐艦のネームシップです。
従来の艦隊型駆逐艦に比べると速度性能や水上砲戦能力、さらには雷撃能力で見劣りするため、洋上襲撃用駆逐艦としてはやや不向きな艦です。しかし、その一方で日本駆逐艦としては初めて12.7cm高角砲を主砲として採用し、多数の近接対空機銃を装備、さらには対潜兵装と水測装備が従来艦よりも強化されているため、対空対潜能力では従来の艦隊型駆逐艦よりも優秀です。また日本駆逐艦では珍しく機関部と缶室にシフト配置を採用し、大きさの割には高い抗堪性を持っていました。

今回作成する「松」はタミヤの1/700スケールです。一応25mm単装機銃も部品化されているので、「末期艦」的な雰囲気は出せるかも・・・・。あとは私の工作技術が駆逐艦のような小さい艦の建造に耐えられるかどうかですね。小さな艦なので、工作時間はそれほどかからないと思いますが・・・・。

(こんな風にできたら良いな・・・・)

まあ、がんばってみます。

もりつち工廠第2弾、軽巡「五十鈴」が完成しました。

軽巡「五十鈴」。
5500t型軽巡洋艦の第2弾「長良」型軽巡の1艦として1923年(大正12年)に竣工した「五十鈴」は、太平洋戦争時には既に旧式化していた。そこで1943年12月の被爆損傷を機に防空軽巡へと改造された。従来の主砲をすべて撤去。代わって3基の12.7cm連装高角砲と38門の25mm機関砲、さらには爆雷投射機等も装備し、対空、対潜兵装を強化した護衛用の巡洋艦に生まれ変わった。1944年9月に改装を完了した「五十鈴」は、聯合艦隊の護衛部隊である第31戦隊に所属。レイテ沖海戦に参加して九死に一生を得た。1944年11月19日には米潜「ヘイク」の雷撃により魚雷1本を食らいながらも生還した「五十鈴」であったが、1945年の4月7日、歴戦の「五十鈴」は東シナ海で米潜「ゲラビン」の雷撃により沈没した。

とまあ、こんなありきたりな解説は置いておいて・・・・。
今回は前回「阿賀野」よりも短時間で仕上げることができました。全作業時間は4時間ほどです。出来具合は・・・・、まあ笑ってやって下さい。なんせ「戦時急造艦」ですから・・・・。
でも楽しかったです。パソコンの前で面倒な作業(例えば英文和訳等)をしている時、「ちょっと疲れたな」と思ってプラモデル作りに「現実逃避」すると、なんだかすっきりします。プラモデル作りがこんなに楽しい趣味だなんて・・・・、今まで気がつきませんでした(イライラすることも多いですけど)。

キットに関して言えば、出来不出来なんて素人の私にわかるはずもありません。ただ25mm単装機銃について取り付け指示が全くなかったのが少し気になる所です(部品は付いていました)。自分で穴あけてつけないといけないのかなあ・・・・?。

さてさて、巡洋艦ばかり作っていても仕方がないので、そろそろ別の艦にも手を出してみたいです。
手始めに駆逐艦。今、手元に「松」があるので、これをまず完成させましょう。それから「秋月」型を1艦、他にも1~2艦ほど欲しいなあ。
脇役ばかり作っているのも何なので、主役のほうも手を入れてみたいところです。「五十鈴」「松」ときたら、その護衛対象は「瑞鶴」とか「瑞鳳」とかになりそうなんですけど、レイテ戦期は迷彩が面倒だという話をこちらで伺いました。そうすると時期は少しズレますけど、マリアナ戦期の「大鳳」や「翔鶴」というのも良いかも。

あ号作戦で「大鳳」を守る「五十鈴」「阿賀野」「秋月」「松」・・・・・

うーん、うそ臭い・・・・。

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朝日を浴びて疾走する軽巡「五十鈴」の勇姿。やや傾いた後部マストが「五十鈴」の歴戦を物語っている(嘘)

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すれ違う「五十鈴」と「阿賀野」。新旧巡洋艦を比較して

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恒例の記念写真。着々と強化されていくもりつち艦隊の陣容

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