「欧州海域戦」英語版セット
公開のお知らせ
「ソロモン夜襲戦」の続編として2021年に発売した『欧州海域戦 Ver 4.0』の 英語版(English Edition) を本日公開しました。第二次世界大戦の欧州海域における枢軸軍と連合軍の水上艦戦闘を、1ターン=5分・1ユニット=1隻のスケールで精密再現します。
第二次世界大戦の欧州海域における枢軸軍(独・伊)と連合軍(英・米・仏・ソ等)の水上艦戦闘を再現するシミュレーションゲームです。1ユニット=1隻、1ヘクス=1500m、1ターン=5分のスケールで、戦艦・巡洋艦・駆逐艦の砲撃戦と雷撃戦をリアルに表現します。
「ソロモン夜襲戦」のシステムを基本とし、欧州海域特有の戦闘様式(昼戦主体、長距離砲戦、レーダー射撃の発展)に対応するための追加・修正ルールを盛り込んでいます。
| ファイル | 内容 |
|---|---|
| SurfCombat_Rule40E_En | ルールブック(全23章+EU固有2章) |
| SurfCombat_Scenario40E_En | シナリオブック(歴史シナリオ16本) |
| SurfCombat_Chart40E_EN | クイックリファレンスチャート |
| SurfCombat_Data40E_EN | 艦船データシート(独・伊・仏・英・英連邦・ソ・蘭・羅・ユーゴ艦) |
英訳にあたっては、姉妹作「Solomon Night Raid (English)」との用語・表現の完全整合を最優先としました:
- チャート用語の統一: DT (Damage Tolerance), MS (Max Speed), MG/SG (Main/Secondary Gun), Tp (Torpedoes), Ar (Armor), TAC/TAP, SR Mod, SV, CV, CP, DM
- 艦種略号: BB / CA / CL / DD / MS(標準軍艦表記)
- 損害状態: Minor / Moderate / Major Damage / Sunk
- ★マーク: 「ソロモン夜襲戦」からの変更点を明示する★マークを27箇所すべて保持。Solomon ユーザーは★箇所だけ確認すれば、すぐにプレイ可能です。
- 編成名: Batdiv / Crudiv / DesRon / DesDiv で統一
「ソロモン夜襲戦」からの主な変更点:
- 連続射撃 (Continuous Fire) の標準ルール化 — 昼戦比率の高い欧州海域に対応
- 集中射撃に関する選択ルール — 異口径砲・交叉射撃のオプション
- 火災の延焼と消火ルール — 大型艦の火災伝播表現
- レーダー性能の3類型化(A〜C型)— 各国レーダー技術の差異を反映
- 試射 (Test Firing) のグループ制限 — CP節約の濫用防止
- 艦首魚雷発射管ルール — 駆逐艦の特殊装備対応
- 「Solomon Night Raid (English)」をプレイ済みの英語圏のお客様
- 第二次世界大戦の欧州海戦に興味のある方
- ビスマルク追撃戦、デンマーク海峡海戦、北岬沖海戦などの歴史的海戦を再現したい方
- レーダー射撃や夜戦戦術を本格的に楽しみたい方
英訳作業にあたっては、Solomon Night Raid 英語版との完全な互換性確保のため、用語・表現を一つひとつ照合しました。また、ルールブック・シナリオブックの細部に至るまで、誤訳や表記揺れがないよう何度も校正を行いました。
英語圏のお客様にも「ソロモン夜襲戦」シリーズの世界をお楽しみいただければ幸いです。ご感想・ご指摘等ございましたら、ぜひお寄せください。
Battle for the European Waters Ver 4.0 — English Edition Released!
The English edition of "Battle for the European Waters", a sequel to "Solomon Night Raid", is now available. It includes 16 historical scenarios covering major WWII European naval engagements (River Plate, Denmark Strait, Barents Sea, North Cape, and more). Terminology and conventions are fully consistent with the Solomon Night Raid English edition. Free download from the official site (password required, included at the end of the rulebook).









戦艦「大和」が主砲を放った。距離13hex(19.5km)から放った46cm砲弾は、戦艦「コロラド」を完全に夾叉した。そのうち3発が「コロラド」に命中した。「コロラド」にとって幸運なことに、主砲弾はいずれも急所を外れていたので「テネシー」と同じ運命をたどることはなかったが、それでも「コロラド」は主砲塔1基が使用不能となってしまう。

米駆逐艦が「大和」に向けて魚雷を発射する。酸素魚雷とは異なり性能面ではやや劣る米国製魚雷にとって、距離4Hex(6km)はやや遠い発射距離であった。「大和」は右側に旋回して魚雷から身をかわす。が、低速モードで発射された魚雷はなかなか「大和」を追い抜かない。そう、まさに史実のサマール島沖海戦のような状況が生じたのだ。さらに米駆逐艦は煙幕を展開して米戦艦群を隠し、米戦艦は煙幕越しに「大和」を主砲で撃ってくる。ただ米艦隊の射撃も下手だったので幸い「大和」に命中弾はなかった。しかし近づいてきた重巡部隊が放った20cm砲弾は5発が「大和」に命中した。「大和」の重装甲はその殆どを跳ね返したが、1発が非装甲部に命中して「大和」の傷を深めていく。


米第3戦艦戦隊の「ニューメキシコ」「ミシシッピー」の2隻が7Hex(10.5km)から「大和」に射撃を浴びせた。この距離なら36cm砲装備艦であっても「大和」の主装甲部を貫通可能だ。7発の36cm砲弾が立て続けに「大和」に命中する。そのいくつかは「大和」の主装甲が跳ね返したが、主装甲を貫通して内部で爆発するもの、あるいは非装甲部に命中して損傷を深めるものがあった。「大和」にとって不幸なことに36cm砲弾の1発が「大和」の射撃指揮所に命中。「大和」は一時的に戦闘不能となってしまう。














距離21Hex(31.5km)で「大和」が初弾発砲。目標は戦艦「テネシー」。当然ながら命中せず。

「矢矧」は左旋回で列外に離れていく。しかし「テネシー」はなおも「矢矧」を狙う。艦首砲のみの射撃で「矢矧」にさらに2発の主砲弾を命中させ。「矢矧」を撃沈した。


ここまで余裕で戦ってきた米艦隊だったが、「テネシー」の轟沈を見て胆を冷やした。「コロラド」が距離15Hex(22.5km)に迫った「大和」に対して砲火を開くが、その主砲弾は「大和」の頭上を飛び越えた。一方「大和」も目標を「コロラド」に切り替えて砲撃を開始。46cm砲弾の巨大な水柱が「コロラド」の至近海面で盛り上がり、「コロラド」は生きた心地がしない。

距離が近づいたためか、米戦艦の砲火もようやく「大和」を捉え始めた。「メリーランド」と「ウェストバージニア」の放った主砲弾がそれぞれ1発ずつ「大和」に命中する。しかしいずれも「大和」の主装甲部に命中したため、「大和」の重装甲に阻まれていた。





