もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:ゲーム > 空戦ゲーム


FOX TWO!!:ソロプレイルール
空戦カードゲーム「Fox Two!!」を、ひとりで遊ぶための追加ルールを作りました。
PDF4ページ。BOOTHで無料配布しています。


写真01


■ なぜソロプレイか

「Fox Two!!」は2~5人用のゲームです。対戦相手がいれば30分ほどで
決着がつく手軽なゲームなのですが、逆に言えば相手がいないと卓が開けません。
対戦相手がいないときにも遊べるようにしたい、というのが今回の出発点です。

そこで、相手役を務める「Bot」を置いてひとりで対戦できるようにしたのが
今回のルールです。本体のルールはそのまま。15項として追加する形なので、
本体をお持ちの方なら、PDFを読めばすぐに遊べます。


■ Botは手札を持たない

ソロ用のルールを作るとき、いちばん困るのが「相手の手札をどう扱うか」です。
プレイヤーがBotの手札を管理すると、中身が丸見えになります。
「Botが反撃できないときだけ攻撃する」という必勝法ができてしまい、
ゲームになりません。

このルールでは、Botに手札を持たせません。
Botは行動が必要になったその場で山札の一番上を1枚めくり、出たカードで戦います。
攻撃カードが出れば攻撃し、防御カードが出れば手元に蓄え、
イベントカードが出ればそのイベントが起きる。それだけです。

Botの手番の処理はこれだけなので、進行はとても軽いです。


■ 読むのは「相手の手」ではなく「確率」

Botは防御カードを表向きに2枚まで蓄えます(難易度で変わります)。
プレイヤーはこの2枚を見て、今どの武器で撃てばBotが止められないかを考えます。

山札の中身は決まっていますから、たとえば「Botの防御札がChaffとFlareなら、
機関砲で撃てば止められるのは機動回避の2枚だけ」といった計算が立ちます。
対人戦の「相手は何を持っているか」という読みが、ソロでは
「山札に何が残っているか」という読みに置き換わります。

写真02

もうひとつ、Botの狙い方も決めてあります。
Botは表向きになっているプレイヤー機のうち、その武器に対していちばん
守りの薄い機体を狙います。裏向きの機体は狙いません。
なので、敵機を撃墜した機体を裏向きにして隠すか、それとも表向きのまま
次の攻撃に使うか、という判断が毎回発生します。


■ 難易度は4段階

・訓練(Botの防御札1枚・Bot機5機)
・実戦(防御札2枚・6機) ← 標準
・精鋭(防御札3枚・7機)
・エース(防御札3枚・7機・Botの命中に+1)

標準の「実戦」は、慣れたプレイヤーで勝率6割ほどになるように調整しています。
五分ではなく少し勝てる側に寄せてあるのは、ソロプレイは負けが込むより
多少勝てるほうが続くと考えたからです。

ただし、最初の数戦は負けるかもしれません。
実際、私自身もテストプレイの初期は負けてばかりでした。
目標の選び方、エース札の使いどころ、Botの防御札の読み方を押さえると、
同じ設定でも勝率が大きく変わります。そのあたりの「上達する余地」も
ソロプレイの楽しみのひとつだと思っています。

慣れてきたら、青軍と赤軍の立場を入れ替えて遊ぶ選択ルールもあります。


■ Bot対戦アプリ(スマホ)

Botの手番を肩代わりするWebアプリも用意しました。


写真03

インストール不要で、スマホのブラウザで開くだけで動きます。
戦闘機カードはアプリが管理するので、卓に出すのはアクションカードの
山札と手札だけ。Botがめくったカードをアプリに入力すると、
どの機体がどの機体を狙うか、命中したかどうかをアプリが判定してくれます。
ダイスもアプリが振ります。

紙のルールだけでも遊べますが、Bot側の処理をアプリに任せると
自分の手番の判断に集中できます。


■ 入手方法

BOOTHで無料配布しています。

「無料版」を選べば0円でダウンロードできます。
「応援版」(100円)は中身は同じPDFで、購入時に応援金額を上乗せできます。
気に入っていただけたら、そちらを選んでいただけると励みになります。

写真04

※ 本体「Fox Two!!」が必要です。このルールだけでは遊べません。
本体はBOOTHとAmazonで販売中です。



■ おわりに

ソロプレイルールはこれで完成としていますが、遊んでみて気付いた点が
あれば、コメントやBOOTHのメッセージで教えていただけると助かります。
プレイの様子は、以下の動画をご参照下さい。

#FoxTwo #ボードゲーム #カードゲーム #空戦ゲーム #ソロプレイ #自作ゲーム #もりつちブランド





FOX TWO!!:ソロプレイルール FOX TWO!! もりつちブランド もりつちブランド-BOOTH
図解 戦闘機の戦い方 ドッグファイトの科学 F-15イーグル Flight Manual & Air-to-Air Weapon Delivery Manual J-Wings 2026年9月:F-15EX増産へ

260911_TigerWings

1941年12月――零戦と隼が東アジアの空を席巻する中、P-40を駆って日本軍に挑んだアメリカ義勇航空隊「フライング・タイガース」。

今回は、太平洋戦争初期の極東航空戦を描く新作ウォーゲーム『Tiger Wings』を紹介します。

『Tiger Wings』は、Against the Odds誌のCampaign Study第2号に付属する空戦ゲームで、『Fighting Wings』シリーズの最新作。1ターン4秒、1Hex=300フィートという精密なスケールで、水平飛行だけでなく上昇・降下、さらには宙返りまで扱う三次元空戦システムを採用しています。

登場するのはP-40、零戦、隼をはじめ、CW-21デーモン、P-36ホーク、バッファロー、九七式重爆、九六式陸攻、マーチンWH-3、ヴィルドビーストなど、1941~42年の極東航空戦を彩った航空機たち。

しかも本作は、従来の『Fighting Wings』より遊びやすく整理され、シリーズへの「入口」としても設計されています。

「Fighting Wingsは気になるけど難しそう……」
「以前挑戦して挫折した……」

そんな人にも注目の一作ではないでしょうか。

零戦や隼、そしてフライング・タイガースのP-40を、自分の手で飛ばしてみたい人は要チェックです。

※本動画は発売前のゲームについて、公開されている情報をもとに制作しています。製品版ではルール、コンポーネント、収録内容などが変更される可能性があります。

#ウォーゲーム #ボードゲーム #TigerWings #FightingWings #フライングタイガース #零戦 #隼 #P40 #太平洋戦争 #空戦ゲーム




FOX TWO!!:ソロプレイルール FOX TWO!!
P-40 ウォーホーク P-39/P-400 Airacobra vs A6M2/3 Zero-Sen Brewster F2A Buffalo Aces of World War 2 (Aircraft of the Aces Book 91) ポリカルポフI-16

260712_三式戦飛燕


液冷戦闘機、飛燕 第二次世界大戦中、日本陸軍唯一の本格的な液冷戦闘機――
三式戦闘機「飛燕」。

「和製メッサー」とも呼ばれ、美しい流線型の機体で知られる飛燕ですが、その実戦での評価は意外なほど知られていません。

今回は、

・飛燕開発の背景
・DB601エンジンとハ40の開発秘話
・ニューギニア戦線での初陣
・フィリピン航空戦での激闘
・B-29迎撃と本土防空
・三式戦二型・五式戦への発展
・ウォーゲームにおける飛燕の評価

まで、史料をもとに詳しく解説します。

海外ウォーゲームでは高評価を受けることも多い飛燕ですが、実際の戦歴や性能を検証すると、その評価は必ずしも単純ではありません。

歴史とゲームの両方の視点から、三式戦闘機「飛燕」の実像に迫ります。

【主な内容】

・飛燕開発の経緯
・液冷エンジン採用の理由
・ニューギニア航空戦
・フィリピン航空戦
・B-29迎撃と本土防空
・三式戦二型・五式戦
・ウォーゲームで見る飛燕

このチャンネルでは、シミュレーション・ウォーゲームを通して歴史や軍事を楽しく学べる動画を配信しています。

ぜひチャンネル登録・高評価をよろしくお願いします。




液冷戦闘機、飛燕 -Vol83:特集-三式戦闘機・五式戦闘機 陸軍3式戦闘機 陸軍5式戦闘機


「Wild Blue Yonder」は、2017年に米国GMT Games社から出版されたカードプレイ形式の空戦ゲームだ。かつて同社から発売されていたRise of the LuftwaffeやZero!!のシステムを流用し、一部に修正を加えたゲームである。扱っているのは1940~19444年における枢軸国と連合国の航空戦である。

前回のプレイ では、マルタ島への空襲任務をプレイした。

今回は、別のキャンペーンシナリオということで、「Into Egypt 1942」をプレイしてみた。1942年北アフリカ戦線における枢軸軍と連合軍の航空戦を描いたシナリオである。このシナリオは、ガザラ戦を扱ったOperation VENIZIAと第1次エルアラメイン戦を扱ったAlam Halfaの2種類が用意されている。今回は、前半戦であるOperation VENIZIAをプレイしてみた。このキャンペーンは合計6回のミッションよりなっている。今回もうp主は連合軍を担当する。

Scn_Into_Egypt1942


今回登場する主な機体

[UK_KittyHawk.W200]まず枢軸国の戦闘機は、ドイツのBf109EF-4とイタリアのMC.202である。
両方とも 前々回のペデスタル作戦 で登場した機体で、性能については当該記事を参照して欲しい。

連合軍側の主力はキティホークとスピットファイアMk.5である。スピットファイアについてはペデスタル作戦の記事を参照されたい。キティホークは米国製P-40戦闘機の英国輸入版だ。本シナリオに登場するキティホークMk.1は、P-40Dの輸入モデル。ハリケーンと運動性はほぼ同じだが、防弾性はハリケーンよりも勝っている。ただし最大上昇限度がやや低いので、超高高度に逃げられると追いきれない

ミッション1

[UK_Boston,W200]英空軍ボストン軽爆撃機4機による輸送船団攻撃任務である。トマホーク戦闘機2機が直掩任務につく。枢軸側迎撃機はMc.202戦闘機。MC.202はMC.200の後継機で、高い運動性能が特徴である。ただし火力は弱い。ボストン爆撃機とは、米陸軍のA-20軽爆撃機の英軍内の呼称である。

[ボストン爆撃機]

戦いの結果、MC.202 1機が撃墜され、さらに輸送船は英軍爆撃機の攻撃より沈没した。

ミッション2

GE_Bf109F-4今度は純粋なドッグファイトシナリオである。イタリア側はMC.202が2機とBf109F-4が2機、英軍はキティホーク戦闘機が4機である。さらにドイツ側にはエースパイロット(マルセイユ)が登場する。戦闘の結果、英軍は2機が撃墜され、枢軸側はイラリア戦闘機1機を失う。







ミッション3

UK_SpitfireMk5bまたもや戦闘機同士のドッグファイトである。英軍はキティホークが2機とスピットファイアMk.V 2機である。 英軍側にはエースパイロットが登場する。枢軸軍はBf109F-4が4機だ。
結果は英軍エースパイロットの駆るスピットファイアが撃墜され、英軍はメッサー3機を撃墜した。




ミッション4

IT_MC202ドイツ・イタリア空軍によるエジプト・リビア国境地帯の英軍に対する対地攻撃任務である。ドイツ空軍Bf110D 2機と、イタリア空軍のG.50bis 2機が爆装して攻撃任務につき、それをイタリア空軍のMC.200 2機、CR.42 2機が護衛する。数は多いが、イタリア空軍の旧式機が主力なので、さほど恐れることはない。なんといっても一番怖いBf109Fがいないのが大きい。
対する英空軍はハリケーン2b 2機で迎え撃ち、さらに地上の対空火器を増強する(Flak Gunsのリソースを使用)。

写真07


結果はイタリア軍のCR.42 1機を撃墜し、2機が被弾損傷。英軍は地上部隊が大損害を被り、ハリケーン2機が被弾損傷した。

ミッション5

GE_Bf110C今回も独伊空軍による英地上部隊に対する攻撃である。枢軸軍は爆装したBf110D 2機とMC.200CB(MC.200の戦爆タイプ)2機が対地攻撃を担当し、それをMC.200 2機が援護する。英軍はハリケーン2b 2機で迎撃。

写真08


結果は英軍側の戦果がMC.200CBを撃墜し、さらに対空砲火でBf110D 1機が被弾損傷。枢軸軍の戦果は対地攻撃を成功させ、DAKの突破を強力に支援した。

写真09


ミッション6

IT_MC202最終ミッションはまたもやドッグファイトである。枢軸空軍はMC.202とBf109F-4が各2機の計4機。英軍はキティホーク戦闘機が4機である。英軍戦闘機の1機にはエースGibbesが搭乗している。

写真10


これまでは空戦では英側の勝利が多かったが、今回は枢軸側の完勝。英軍はキティホーク2機が撃墜されて、対する枢軸軍の損害はMC.202の被弾損傷のみだった。

写真11


結論

獲得VPは枢軸軍が46、連合軍が55。その差が連合軍9で、勝利段階は連合軍の最低レベルの勝利だった。損失機数で比較すると、英軍が損失5機、枢軸軍が損失8機であった。







北アフリカと地中海戦線のJu 87シュトゥ-カ: 部隊と戦歴 The Royal Navy and the Mediterranean Convoys Struggle For the Middle Sea イギリス海軍の護衛空母


「Wild Blue Yonder」は、2017年に米国GMT Games社から出版されたカードプレイ形式の空戦ゲームだ。かつて同社から発売されていたRise of the LuftwaffeやZero!!のシステムを流用し、一部に修正を加えたゲームである。扱っているのは1940~19444年における枢軸国と連合国の航空戦である。

前回のプレイ では、マルタ島への輸送任務を扱ったペデスタル作戦をプレイした。

今回は、やや軽めのキャンペーンシナリオということで、「Malta 1940-41」をプレイしてみた。これはマルタ島に対する枢軸軍の航空攻撃と、それを迎え撃つ英空軍との戦いを描いたシナリオである。シナリオはステージ1~ステージ3の3段階に分かれているが、今回はステージ3のみをプレイしてみた。このステージは合計4回のミッションよりなり、キャンペーンシナリオの中では一番短いものとなっている。ちなみにうp主は連合軍を担当する。

Scn_Malta1940-41


今回登場する主な機体

このシナリオは、前回プレイしたペデスタル作戦の1年前の戦いなので、それに合わせて機材もやや古くなっている。
まず枢軸国の戦闘機は、ドイツのBf109E-7とイタリアのMC.200である。

GE_Bf109E-7Bf109E-7は、前回登場したBf109F-4の一世代前のモデルである。パフォーマンス値とエンジンパワーがFモデルよりも劣っているが、今回登場する他の機体よりは勝っている。従って本シナリオに登場する戦闘機の中では最強モデルと言ってよい。

イタリア軍の主力はMC.200、通称「サエッタ」と呼ばれる単発戦闘機だ。前回登場したMC.202の前モデルで、パフォーマンス値と防弾性でMC.202よりも劣っている。Agile特性を持っているので、ドッグファイトに持ち込めばそこそこ強そうだ。

連合軍側の主力はハリケーンMk.2である。前回登場したシーハリケーンと同じカードを使うことになっていて、性能面は同じだ。Bf109Eに比べるとやや性能は劣るが、それほど大きな差はないので、ギリギリ互角に戦うことはできそう。MC.200相手なら火力が勝っている分有利に戦えそうだ。

ミッション1

UK_HurricaneMk2b最初のミッションは、爆装したBf109E-7 2機によるLuqa飛行場への強襲攻撃である。独軍は護衛のBf109E-7 2機と合わせて4機のメッサーが登場し、連合軍はハリケーンMk2b 2機で迎え撃つ。
結果は連合軍の圧勝。Bf109E-7は4機全てが撃墜され、ハリケーンは1機が損傷しただけであった。連合軍の戦果の中には、もちろん対空砲火によるものも含まれている。






写真01
写真02


ミッション2

GE_Bf109E-7今度のミッションは戦闘機同士の純粋なドッグファイトである。Bf109E-7 4機とハリケーン2b 4機の戦いだ。ドイツ側にはエースパイロットも登場する。前回とは異なって対地攻撃の足かせから解放されたBf109は性能面での優位を発揮し、ハリケーン2機を撃墜。メッサーの損失は1機だけであった。









写真03


ミッション3

IT_MC202再びLuca飛行場に対するドイツ戦闘爆撃機による強襲任務だ。枢軸側は爆撃隊がBf109E-7 2機、護衛するのはイタリア空軍のMC.200 2機だ。MC.200はイタリア空軍の主力戦闘機だが、ハリケーンに比べると性能面での劣勢は否めない。結果は枢軸軍は再び全滅。連合軍はハリケーン1機を失い、1機が損傷した。









写真04
写真05


ミッション4

IT_CR42AS最後の任務は、またもやLuca飛行場に対するドイツ軍戦闘爆撃機による攻撃である。護衛するのは、イタリア空軍のMC.200とCR.42。CR.42は旧式の複葉戦闘機だ。

Fiat_CR.42_-_Aegean_Islands


対する連合軍はハリケーン2bが2機。今回は機数で2対6と、枢軸軍が圧倒的に優勢である。ただし枢軸側で最も性能に優れたBf109E-7が爆装戦闘機として対地攻撃を行い、ハリケーンよりも性能に劣るMC.200やCR.42が護衛任務を行うというチグハグさが如何ともしがたい。


写真06


結果はまたもや連合軍の勝利で、複葉のCR.42は2機とも撃墜され、その他にMC.200が1機、Bf109E-7 1機が撃墜された。ハリケーンの損害はなしである。

結論

連合軍の圧勝

感想

理由はよくわからないが、とにかく空中戦の調子が良かった。単にラッキーだったのだろう。ただ、同じメッサーでもBf109EとBf109Fでは性能が段違いで、Bf109Eは本作のレーティングではハリケーンと大差がない。ハリケーンが善戦できた理由は、Bf109Eの性能面がそれほど傑出してなかったこともあるだろう。

つづく





北アフリカと地中海戦線のJu 87シュトゥ-カ: 部隊と戦歴 The Royal Navy and the Mediterranean Convoys Struggle For the Middle Sea イギリス海軍の護衛空母

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