漫画三国志【1】:劉備と諸葛孔明
飛鳥新社
三国志の世界を2冊の漫画で再現しようとする第1冊目である。ベースは吉川英治氏の「三国志」で、桃園の誓いから黄巾の乱、董卓、呂布の活躍と最期あたりを描き、その後は劉備を中心に曹操との対決を描きながら、諸葛亮との出会い、諸葛亮の活躍などを描いている。本書は赤壁の戦い直前で終わっており、つづきは第2巻目となっている。
ページ数が500ページ以上もあり、普通の漫画よりはボリュームがある。それでも扱っている時期が長い(本書の中で20年以上が経過している)ので、いきなり展開が飛んでしまう感もある(いつの間にやら劉備が妻子持ちになっていた)。全体的な流れはわかりやすく、私のような「三国志音痴」が三国志の概要を理解するには適切な書籍といえよう。
第2巻も是非読んでみたい。