
航空情報2009年5月号
普段は航空雑誌を余り買わないのですが、特集記事に惹かれて購入しました。「A-10サンダーボルト2」
米空軍の対地攻撃機です。
このA-10というのは不思議な機材で、1970年代後半に登場。当時流行っていた「エ○ア88」なる漫画では「最新鋭機」扱いでしたが、本場米空軍では「電子装備が貧弱」「低速なので対空砲火に脆弱」等と叩かれて、早くも「役立たず」扱いされていた可哀相な機体です。これほど嫌われていたA-10が21世紀に入っても未だに現役。後に登場したF-117や当時の花形F-111よりも長生きしたから世の中わからないものです。
個人的にA-10という機体は嫌いではありません。対地攻撃一辺倒という割り切ったデザインがいかにもアメリカらしい感じがします。スツーカの再来?、あるいはシュトルモビクか?。A-10が傑作機か否かの判断はもう少し時間が必要ですが、A-10という機材が歴史に名を残す機材の一つであることは間違いないでしょう。