2024年09月08日 書籍紹介「成瀬は信じた道をいく」 成瀬は信じた道をいく 宮島未奈 新潮社 「成瀬」シリーズの第2弾。滋賀の大津を舞台に主人公成瀬あかりと絡み合う様々な人々の人生を描く。今回の登場人物は、小学生、成瀬の父、近所のクレーマー、そして大津観光大使の女子大生である。様々な人々の心理描写が素晴らしく、読み(聴き)終わると爽快感がある作品であった。これは是非続編を読んでみたい。お奨め度★★★★成瀬は信じた道をいく 「成瀬」シリーズ成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ リンク
2024年09月01日 書籍紹介「ハヤブサ消防団」 ハヤブサ消防団 池井戸潤 集英社 Amazon Audibleで無料で聴取できるので読んで(聴いて)みた。内容はミステリーで、連続放火と殺人、その裏にうごめく新興宗教という。間違いなく面白い話である。ネタバレしてしまうので詳しくは書けないが、とにかく「良い方に期待が裏切られた」作品であった。時間があれば聴いてみて損はない。お奨め度★★★ハヤブサ消防団 (集英社文芸単行本)池井戸潤最新刊『ハヤブサ消防団』刊行記念ガイドブック(試し読み付き) (集英社文芸単行本) リンク
2024年08月04日 書籍紹介「成瀬は天下を取りにいく」 成瀬は天下を取りにいく 宮島未菜 新潮社 滋賀県を舞台とした小説である。そういえば先日滋賀に旅行した時、この娘の看板が沢山あったなぁ。主人公成瀬あかりは、「200歳まで生きる」「M-1に挑戦する」など「我が道を行く」タイプの女学生。成瀬あかりの周辺人物と成瀬本人との関わりを、登場人物の内面描写を元に書き綴った小説である。私は女子中高生の心理について詳しくないが、結構リアリティを感じる内容だった。また本書は滋賀県膳所駅周辺を舞台としているが、あのあたりは少しだけ歩いたことがあるので、身近に感じた。西武大津店には一度行っただけだけど。それにしてもミシガン乗ったことなかったなぁ。20世紀から運航していたのに…。今度一度乗ってみようかな。お奨め度★★★成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ成瀬は信じた道をいく 「成瀬」シリーズ リンク リンク
2024年01月09日 書籍紹介「夢をかなえるゾウ3」 夢をかなえるゾウ3 水野敬也 文響社 ベストセラーの第3弾。今回は主人公が若い女性で、仕事と恋愛が本作の主なテーマとなる。基本的にはこれまでの同シリーズ作品と同じく、ガネーシャが様々な課題を設定し、主人公がそれを克服していくという流れ。しかも今回はガネーシャのライバルとなる黒ガネーシャが登場。これまでの登場人物たちが再登場し、よりエンタメ性がアップしている。これまで「夢をかなえるゾウ」シリーズを未読だった読者だけではなく、同シリーズを読んできた読者にもお奨めできる内容になっている。このシリーズの素晴らしい点は、単なるノウハウ本ではなく、エンタメとして良く出来ており、読んでいると楽しい作品ということ。「読んでいて楽しいし為にもなる」というまさに理想的な小説である。是非続編を読んでみたい。お奨め度★★★★ 夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク 夢をかなえるゾウ1 夢をかなえるゾウ2 夢をかなえるゾウ3 夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神 (単行本)夢をかなえるゾウ3|水野敬也、自己啓発 小説、ガネーシャ価格:1,595円(税込、送料別) (2023/12/24時点) 楽天で購入
2023年03月13日 書籍紹介「こころ」 こころ 夏目漱石 文響社 夏目漱石の有名な小説。今まで読んだことがなかったので、この機会に読んでみた。内容はよくある恋愛小説だが、明治という時代背景と当時の世相を感じることができて面白かった。たまにはこういう「名作」を読むのも良いものだと思った次第。お奨め度★★★漫画 こころこころ 小説 こころ [ 夏目漱石 ]楽天で購入