もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:読書 > 小説

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240730_月下のサクラ

月下のサクラ

柚月裕子 徳間文庫

Amazon Audibleで聞いてみた。面白い。導入部からドキドキする展開。登場人物が生き生きと描かれている。主人公のメンタリティも良い。単に記憶力と語学力に優れた女性捜査官だが、正義感の強い普通の女性で、捜査の成り行きに右往左往する様が小気味よく描かれている。
映像化された作品とのことなので、是非映像作品も見てみたい。

お奨め度★★★


月下のサクラ(徳間文庫)
" 月下のサクラ"

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240611_成瀬

成瀬は信じた道をいく

宮島未奈 新潮社

「成瀬」シリーズの第2弾。滋賀の大津を舞台に主人公成瀬あかりと絡み合う様々な人々の人生を描く。今回の登場人物は、小学生、成瀬の父、近所のクレーマー、そして大津観光大使の女子大生である。様々な人々の心理描写が素晴らしく、読み(聴き)終わると爽快感がある作品であった。これは是非続編を読んでみたい。


240527_ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団

池井戸潤 集英社

Amazon Audibleで無料で聴取できるので読んで(聴いて)みた。内容はミステリーで、連続放火と殺人、その裏にうごめく新興宗教という。間違いなく面白い話である。ネタバレしてしまうので詳しくは書けないが、とにかく「良い方に期待が裏切られた」作品であった。時間があれば聴いてみて損はない。

お奨め度★★★

ハヤブサ消防団 (集英社文芸単行本)
池井戸潤最新刊『ハヤブサ消防団』刊行記念ガイドブック(試し読み付き) (集英社文芸単行本)

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240529_成瀬

成瀬は天下を取りにいく

宮島未菜 新潮社

滋賀県を舞台とした小説である。そういえば先日滋賀に旅行した時、この娘の看板が沢山あったなぁ。
主人公成瀬あかりは、「200歳まで生きる」「M-1に挑戦する」など「我が道を行く」タイプの女学生。成瀬あかりの周辺人物と成瀬本人との関わりを、登場人物の内面描写を元に書き綴った小説である。私は女子中高生の心理について詳しくないが、結構リアリティを感じる内容だった。また本書は滋賀県膳所駅周辺を舞台としているが、あのあたりは少しだけ歩いたことがあるので、身近に感じた。西武大津店には一度行っただけだけど。
それにしてもミシガン乗ったことなかったなぁ。20世紀から運航していたのに…。今度一度乗ってみようかな。


4
231123_夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ3

水野敬也 文響社

ベストセラーの第3弾。今回は主人公が若い女性で、仕事と恋愛が本作の主なテーマとなる。基本的にはこれまでの同シリーズ作品と同じく、ガネーシャが様々な課題を設定し、主人公がそれを克服していくという流れ。しかも今回はガネーシャのライバルとなる黒ガネーシャが登場。これまでの登場人物たちが再登場し、よりエンタメ性がアップしている。これまで「夢をかなえるゾウ」シリーズを未読だった読者だけではなく、同シリーズを読んできた読者にもお奨めできる内容になっている。

このシリーズの素晴らしい点は、単なるノウハウ本ではなく、エンタメとして良く出来ており、読んでいると楽しい作品ということ。「読んでいて楽しいし為にもなる」というまさに理想的な小説である。是非続編を読んでみたい。

お奨め度★★★★

夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク
夢をかなえるゾウ1
夢をかなえるゾウ2
夢をかなえるゾウ3
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神


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