2月下旬のある日、運動不足解消のため、鎌倉の源氏山コースを歩いてみました。
朝の北鎌倉駅。丁度通勤、通学時間帯だったので、北鎌倉駅には多くの学生が利用していました。私は学生たちの群れから離れて駅西口から南に向かいます。
駅から500mほど歩いて右に曲がると、目の前のお寺が見えてきます。浄智寺。北鎌倉にある有名なお寺で、鎌倉時代に建立された臨済宗のお寺です。ここで一休みしてお茶を飲みます。おいしい。
しばらく車道歩きですが、すぐに道が狭くなって歩道のような場所になります。
さらにすぐに山道のような道になって本格的なハイキングコースになってきます。
ひと歩きすると公園のような場所に出ます。葛原岡神社です。
そこし歩くと日野俊基の墓があります。日野俊基は、鎌倉時代後期に後醍醐天皇と共に討幕運動に参加し、元弘の変で鎌倉幕府に捕らえられて処刑されたとされています。明治になって南朝が正当とされると、後醍醐天皇に付き従った日野俊基は忠臣とされ、彼を主祭神とする葛原岡神社が建立されたとのことです。そういえば「太平記」でも日野俊基は前半における主要な登場人物の1人でした。
さらに歩くと源氏山公園になっていて、そこに源頼朝の像があります。源頼朝といえば、言わずもがな鎌倉幕府を興した人物です。
源氏山公園からさらに歩いて長谷方面へ向かいます。途中で鎌倉の町と海が見えます。
大仏切通の所まで来て一旦木段を降りていき、大仏トンネルの上を超えて向こう側に向かいます。
長谷配水池から住宅街に続く道を降りていくと、やがて稲村ケ崎小学校に出て、すぐ隣に江ノ電極楽寺駅があります。
そこからさらに15分ほど歩くと、稲村ケ崎の駅に出ます。その先が有名な稲村ケ崎で、鎌倉時代末期に新田義貞が鎌倉を攻めた時、義貞が太刀を投じると潮が引いて干潟となって鎌倉に攻め入ることができたという伝説が残っています。
稲村ケ崎からは江ノ島と富士山が綺麗に見えました
帰りは江ノ電に乗って藤沢に出て、駅の近くでラーメン食べて帰りました。
というわけで今回のミニハイキング。歩行時間は約2時間で、まあ「ちょっと長めの散歩」みたいな感覚です。ただ自宅から近い上、色々と見どころの多い楽しい散歩でした。



