白馬駅近くの「手打ちそば 一ぷく」でいただいた天ぷらそば。
まず運ばれてきて目を引くのは、しっかり量のあるそば。やや太めで不揃いな手打ち感があり、表面はなめらかだが噛むとほどよい抵抗がある。コシ一辺倒ではなく、噛むほどにそばの香りがふわっと立ち上がるタイプで、いかにも信州らしい素朴さが好印象だ。
つゆは甘さ控えめで、キリッとした辛口寄り。そばをたっぷり浸しても負けない輪郭があり、後味はすっきりしている。薬味はネギとわさび。わさびは香り重視で、そばの風味を邪魔しない。
天ぷらは別皿で提供。大ぶりの海老が2本、衣は白く軽めで油切れが良い。サクッというより「ふわっ」とした食感で、海老の甘みがしっかり残っている。添えられた山菜天ぷらも、春の香りを感じさせるほろ苦さがあり、そばとの相性が非常に良い。
さらに小鉢の漬物が地味に嬉しいポイント。たくあんや山菜系の素朴な味わいで、箸休めとして優秀。観光地価格になりがちな白馬エリアで、気取らず、ちゃんと「そばを食べた満足感」を得られるのがこの店の強みだと感じた。
派手さはないが、日常に根ざした手打ちそば屋の良さが詰まった一杯。白馬で「安心してそばを食べたい」と思ったら、間違いなく候補に入る店。
お奨め度★★★★
手打ちそば 一ぷく




































