富士吉田の名物料理「吉田うどん」だが、最近ではメジャーになってしまい、土日に行っても長蛇の列。なかなか食べる機会がない。
今回、平日に富士吉田市に行く機会があったので、吉田うどんを食べてみた。
最初に行った店は「美也樹」。富士急行線の富士山駅から徒歩20分ぐらいの場所にある。すぐ隣には富士急ハイランドがあり、女の子たちの叫び声が聞こえてくる。
ここでは「冷やしたぬき」(500円)を注文した。底の浅いさらに田舎風の吉田うどんがこんもり盛られていて、冷たいスープとキャベツ、そして天かすが乗っている。うどんにキャベツが乗ってくるのが吉田うどんの特徴だが、この組み合わせ、実にいい。うどんのツルツルした感じにキャベツのシャキシャキ感が加わり、芳醇な味わいになる。具材もキャベツの他には天かすだけというシンプルさだが、これがまた良い。
美味しい吉田うどんを堪能した筈だったが、うどん1杯だとまだまだ胃袋には余裕がある。それにもう少しうどんを食べたい気分だ。そこで駅に戻る途中に見かけたもう一店舗の吉田うどん店に入ってみた。
名前は「美也川」。さっきの「美也樹」と似た名前だけど、系列店なのだろうか。店の中の造りはこちらの方が落ち着いていて、靴を脱いで畳の上でうどんを食べるタイプだった。
先ほどと同じ「冷やしたぬき」を注文した。こちらは450円。ここのうどんも美味しく、味はさっきの「美也樹」と甲乙つけがたい。うどんの麺がややワイルドだった分「美也樹」の方が少し美味しいようにも感じたが、錯覚に近いレベルかもしれない。
というわけで吉田うどん「美也樹」と「美也川」。どちらもとても美味しい店だったので、両方ともお奨めしたいです。
お奨め度★★★★