もりつちの徒然なるままに

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カテゴリ:ゲーム > 作戦級ゲーム


ウォーゲーム日本史25「桶狭間合戦」

永禄三年(1560年)、東海地方に強大な勢力を築いていた今川義元は、上洛を視野に入れて尾張へ侵攻した。総勢2万5千ともいわれる大軍は、松平元康(後の徳川家康)らを先鋒に、次々と織田方の砦を攻略し、尾張の情勢は一気に緊迫する。

対する織田信長。兵力では圧倒的に劣勢だったが、果敢に出陣を決断する。豪雨の中、義元本陣を奇襲し、義元を討ち取るという劇的な勝利を収めた。この戦いは、信長が歴史の表舞台へ躍り出る契機となり、後の天下統一への道を切り開く重要な転換点となった。

本作『桶狭間合戦』は、歴史的に有名な桶狭間合戦をシンプルなルールで再現するSLGである。桶狭間合戦の特徴とされる様々な要素、例えば「大軍vs小勢」「奇襲の可能性」「城砦線の攻防」といった要素が、“多様な勝ち筋”としてゲームに落とし込んでいる点が特徴である。

本作の基本システムはカードドリブン方式である。手札の中からカードを1枚開示し、カードに記載されたイベントを発動するか、または1個軍団が移動できる。カードは織田方に有利なカードと今川方に有利なカードがそれぞれ一定割合で含まれていて、自軍に有利なカードを適切なタイミングで使用できるか否かが勝敗を左右する。
また特徴的な点として、両軍とも初期手札がある程度決まっていることもある。そのため初期手札の配分によって有利不利が極端に動くことがなく、バランスの良いプレイが期待できる。

戦闘システムはいわゆる「ダイスパワー方式」である。ユニット毎にダイスを振り、戦闘力以下の出目が出たら敵に1ヒットを与える。ヒット数はユニットの除去か(もしあれば)城レベルの低下で満たす必要がある。ユニットの戦闘力は1~3で、地形効果によっては戦闘力が1~2減少する場合がある。そのため戦闘力1のユニットはしばしば「弾避け」以外に役に立たないこともある。

勝利条件は5つ用意されている。
一番わかりやすいのは敵大将の除去で、織田信長、今川義元が除去されれば、相手側が勝利する。他には今川義元の大高城入城、大高城と鳴海城の落城などがサドンデス勝利の条件となる。それ以外はゲーム終了時のVPによって勝敗が決まり、織田方が14VP以上獲得していれば織田方が勝利する。バランスは概して良好と思われる。

プレイ時間は60〜90分と軽めで、慣れれば60分以内でもプレイ可能である。

今回、本作をソロプレイで試してみた。以下はその記録である。

写真00


ゲーム展開

ゲーム開始時点で今川方は戸部城にいる戸部政直と山口教吉を「粛清」できる。粛清が行われると、この両ユニットが除去され、戸部城も廃城になる。その代わり、岡部元信と鵜殿長照をそれぞれ鳴海城、大高城に配置できる。今川方にとってユニット数が減るので一見すると不利だが、大高城と鳴海城は勝敗に直結する重要拠点なので序盤に守りを固めるのは有益だ。また戸部城は実質的に織田方の人質のようなものなので、廃城しても損はない。そんなこんなで今川方は粛清した方が有利だと思う。今回もそうした。

このゲームは、カードドロー、今川方の行動、織田方の行動、戦闘という流れとなる。最初の手札は、両陣営とも若干の選択肢があるものの、ほぼ決まっている。そこで今川方は初期カードの「松平勢の兵粮入れ」を利用して松平勢5ユニットを大高城に入城させる。松平勢は今川方にとって一種の独立部隊となっていて、戦闘力は高いながらも自由に動かせないので使いにくい部隊だ。この部隊を戦闘の焦点となる大高城に入れることで、有効活用できるようになる。この選択は悪くない。

一方の織田方はやはり初期カード「幸若舞敦盛」で織田信長麾下の全ユニットを出陣させる。このゲーム、通常の移動では5ユニットのグループで移動するが、このカードを使えば織田信長と同一エリアの全ユニットが移動できるのだ。

「人間五十年 下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」

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今川方は「挑発」カードを使って正光寺砦の織田勢を城外に誘い出す。これによって大高城の包囲は破れた。城を囲むすべてのエリアに織田方のユニットが砦を構えていると、大高城、鳴海城は毎Turn士気値が1つずつ低下する。士気値の初期値は10で、それが4以下になると落城の可能性が出てくる。大高城の包囲解除は、大高城落城の可能性を大いに減少させた。

一方の織田方は「大駆け」カードで信長麾下の10ユニットを鳴海城に突入させて総攻撃を実施する。これにより鳴海城の士気値は1段階低下した。

今川方は再び「挑発」カードを使用。今度は善正寺砦の織田勢を誘い出し、鳴海城の包囲を解こうとする。しかし織田側も再び鳴海城を全力攻撃。鳴海城は落ちなかったが、包囲は継続。鳴海城の士気値が5まで低下した。

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鳴海城の危機を察した今川方は、今川義元自らが出陣し、沓掛城西方の台地に布陣する。しかし時すでに遅し。包囲を受けた鳴海城は、次のTurnにアッサリ落城してしまった。

城が落城する士気値は0~4のいずれかで、それはカードによってランダムに決まる。プレイ開始時は両プレイヤーともその値を知らないが、いずれかの城の士気値が4以下になった時、今川方はカードを確認できる(織田方には知らせない)。今回は今川方にとって最も不利なカードを引いていたため、鳴海城がアッサリ陥落してしまった。

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今川義元が麾下10ユニットを率いて丸根城の手前まで進出。信長麾下の主力部隊と相対する。しかしこれは危険な賭けだった。なぜなら信長方も約10ユニットを集結させて今川方主力と対峙している。ここで両者の直接対決が起こった場合、必ずしも今川方が兵力で優越してはいなかったのだ。今川方としては後方の部隊を早く前線に投入し、兵力の優位を確立したかったのだが・・・。

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ここで今川方にとって最悪のイベント「雷雨」が起こる。これは強制イベントで、このカードを引けば必ず発動しなければならない。このカードは織田信長と彼に隣接するエリアの織田方ユニットが全て行動可能になるというもの。さらにこのTurnの戦闘では、今川方の戦闘力が全て-1となってしまう。

織田信長以下の10ユニットが今川義元の陣に殺到する。両軍はほぼ同数であったが、今川方は戦闘力-1という足かせがあり、実際の戦闘力は大差があった。

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今川方も勇戦したが、序盤に圧倒されてしまい、あとは逃げるのが精一杯だった。この戦闘で今川方は計8ユニットを失うという大損害を被った。一方の織田方の損害はわずかに2ユニットである。今川義元自身は何とか虎口を脱したが、最早勝負ついた感があった。

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結局、この一戦で勝敗が決した。この後、今川軍が最後の反撃を試みるも、兵力に勝る織田方の反撃で壊滅。 最終的には今川軍の損害が14ユニット、織田軍は6ユニットとなった。織田方の獲得VPは27VPで、織田方の勝利に終わった。

感想

プレイ時間は短く、考える所が多い。面白いゲームだと思った。雷雨や奇襲、松平勢の扱いなど、桶狭間合戦の特徴もうまく再現している点が良い。うp主はあまり桶狭間合戦のゲームを知らないが、少なくとも本作は佳作以上の作品だと思う。

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GMT Gamesの作戦級ウォーゲーム
『Barbarossa: Army Group North, 1941』を徹底解説&プレイレポート!

本作は、1941年の独ソ戦「バルバロッサ作戦」における北方軍集団の進撃と、レニングラード攻防戦を描いた本格シミュレーションゲームです。

本動画では、East Front Series(EFS)の特徴である非対称システム、補給・天候・航空・砲兵といった複雑な要素をわかりやすく解説。さらにシナリオ7「ルガ・ライン」を実際にプレイし、戦場のリアルな展開をお届けします。

■ この動画でわかること
・EFS(バルバロッサシリーズ)の基本システム
・ドイツ軍とソ連軍の非対称な行動順序
・補給と天候が作戦に与える影響
・ルガ川防衛線とレニングラード攻略の難しさ
・シナリオ7「ルガ・ライン」の戦い方とポイント

■ 見どころ
・航空戦や砲兵支援の詳細な再現
・ソ連軍司令部への移動妨害の恐るべき効果
・装甲部隊の運用と損害管理の重要性
・「なぜドイツ軍はレニングラードを落とせなかったのか」を体感できるゲーム性

■ こんな方におすすめ
・ウォーゲーム/ボードウォーゲームが好き
・GMT Games作品に興味がある
・独ソ戦・東部戦線が好き
・重厚なシミュレーションゲームを遊びたい




独ソ電撃戦 (ジャパン・ウォーゲーム・クラシックス第6号)
独ソ戦全史: 「史上最大の地上戦」の実像 戦略・戦術分析 パンツァー・オペラツィオーネン――第三装甲集団司令官「バルバロッサ」作戦回顧録 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 独ソ戦大全


Game Journal 98-DAK the Desert
Game Journal第98号付録『DAK the Desert II』を解説します。

本作はWW2北アフリカ戦線(1941-1942)を扱う作戦級シミュレーション・ウォーゲームです。
旧GJ51号『DAK the Desert』の改訂第2版にあたり、コマンド決定方式がダイス制からチットプル制へ変更されています。

■ 本動画の内容
・ゲーム概要
・コンポーネント紹介
・作戦フェイズとチットプルの流れ
・行動ポイントとフォーメーション
・戦闘システム解説
・枢軸軍有利?バランス考察

補給線の維持と兵站管理が勝敗を分ける本作。
ロンメル率いるドイツ装甲師団の機動力は果たして史実再現か、それともゲームバランス崩壊か?

北アフリカ戦を作戦級で体験したい方におすすめの一本です。

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コマンドマガジン Vol.185『ガザラの戦い』 ロンメルとアフリカ軍団戦場写真集 ロンメル将軍 副官が見た「砂漠の狐」 「砂漠の狐」回想録

260118_BM27_現代機甲戦

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本動画では、

ゲームのテーマと全体像(ゲーム概要)
マップ、ユニット、ルールブックなどのコンポーネント紹介
実際の盤面を使った簡単なプレイ例

を通して、本作がどのようなゲームなのかを分かりやすく解説します。

「現代戦ウォーゲームに興味はあるが難しそう」
「BANZAIマガジンの付録ゲームが気になっている」
そんな方に向けた内容です。

現代の機甲部隊運用を、シンプルながらも作戦的に味わえるBANZAIマガジンらしい一作を、ぜひ動画でご覧ください。




コマンドマガジン Vol.177『ヴュルツブルク』
湾岸戦争大戦車戦(上) 湾岸戦争大戦車戦(下) Duel Book 18-M1 Abrams vs T-72 Ural Duel Book 75-Bradley vs BMP

VUCA_OO

1944年、ノルマンディー上陸作戦――
連合軍の命運を賭けた史上最大の上陸作戦。

本動画では、その戦いを作戦級〜戦略級の視点で再現した新作SLG『Operation Overlord』(VUCA Simulations)をいち早く紹介します。

本作の特徴は、戦術ではなく「作戦芸術(Operational Art)」に焦点を当てている点。
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さらに、ブロック式による隠匿情報、月間計画+週間作戦の二層構造、遅延そのものが勝利条件となる独特のデザインなど、従来のノルマンディ戦ゲームとは一線を画すシステムを詳しく紹介。

『Normandy’44』『The Battle for Normandy』との違いにも触れながら、本作ならではの魅力を解説していきます。

■こんな方におすすめ
・WW2の戦史が好きな方
・ノルマンディー戦を新しい視点で体験したい方
・作戦級/戦略級ゲームに興味がある方





Game Journal 83-ノルマンディ強襲 France 1944 ノルマンディ上陸作戦1944 ドイツ戦車 戦場写真集

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