もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

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Zガンダムという作品については余り覚えていないのですが、番組前半で登場してきたウォンリーという男だけは妙に印象に残っています。
この男、登場するやいきなり主人公カミーユを殴りつけ、その理由が「遅刻したから」「増長しているから」。
金○先生とかに出てきたら間違いなく悪人扱いされるであろう人物です。

しかし作品の中ではこの男必ずしも悪人扱いされず、後にカミーユとも和解します。子供達にジュースを奢ってやったりして「実は良い奴」的な面も出したりしていました。

前回取り上げた宇宙戦艦ヤ○トでもしウォンリーが登場していたなら、古代はウォンリーの「修正」の対象になっていたかもしれません。ただ問題は(頭は弱いがケンカだけは強い)古代を果たしてウォンリーが「修正」できたかどうかですね。

先日フジテレビで放映していた「黒部の太陽」を見ました。
面白かったです。
主役の香取新吾は今ひとつ役が板についていない感がありましたが、小林薫演じる滝山とユースケサンタマリア演じる木塚が良かった。他にも中村敦夫、竜雷太、伊武雅刀、津川雅彦らベテラン勢が良い味を出していました。

扇沢から黒四へ抜けるトンネルは、私も何度か利用させて頂きました。黒部アルペンルートの存在については、山屋の間では賛否両論あるそうですが、個人的には良いことだと思います。
今までは「値段がちょっと高いかな」と思っていましたが、この作品を見た後なら少しは我慢できるかも。破砕帯についても知識としては知っていましたが、映像上で見せられるとまた違った感想を持ちます。

それにしても深田恭子はいつもあんな感じかな。

今「ファミリー劇場」で「宇宙戦艦ヤマト3」を放映しています。
この作品、反射衛星砲や三段空母といったオリジナルファンをくすぐる演出が入っているかと思えば、土門や揚羽といった新キャラも加えるというなかなか盛り沢山な内容です。
オリジナル放映当時は視聴率が低迷したそうですが(低迷の理由はなんとなくわかります)、今見てみるとそれなりに面白い作品です。

ところでこの作品では、主人公の古代進が遂にヤマトの艦長に就任するのですが、その古代の暴走ぶりがなかなかスゴイです。
古代は艦長就任前から猪突猛進な所があり、沖田十三のような重鎮がいればこそ押さえが効いていましたが、その沖田亡き後は暴走ぶりにブレーキが効かなくなった感があります。

例えば前作「ヤマト2」では地球防衛軍の制止命令を無視して出撃したかと思えば、終盤では和平交渉を無視して白色彗星に独断攻撃を仕掛ける始末。作品の中では糾弾されていませんが、よくよく考えてみると軍隊における命令系統無視、シビリアンコントロールも無視という、全くもって無茶苦茶です(笑)。

この「ヤマト3」でも古代の暴走ぶりは相変わらず健在。序盤ではワープミスで地球上空に進入してきたガルマン帝国の艦艇を無警告先制攻撃で撃沈(おいおい)。ラジェンドラ号と共闘した際には、ラジェンドラ号を追ってきたガルマン艦隊艦隊を「地球の敵だ」と決めつける始末(先入観で人を評価してはいかんよ、古代)。

そして第13話「恐るべし!ボラー連邦」で古代はまたもや決定的なミスを犯してしまいます。
以下は古代達はボラー連邦の最高権力者ベムラーゼ首相を表敬訪問した際の会話です。
(ちなみにこの段階でボラー連邦はヤマトと敵対していません)

[古代]我々は囚人達を逮捕する際、寛大な処置を計らってもらえるよう総督に頼んでやると約束したのです。
(注)ここで言う「囚人」とはは地球人ではなく、ボラー連邦系列の住人です。
[ベム]あの囚人達はボラー連邦の法律を破ったのだ。処刑は当然。諸君が介入する問題ではない。
[古代]しかし、我々もヤマトも(囚人達によって)少なからぬ被害を被ったのです。囚人達の身柄について発言する権利はある筈です。
[ベム]頼みを断ると言ったらどうする?。
[古代]囚人達を解放します。囚人達との約束を無視する訳には行きません。

如何でしょうか?。番組の中ではあたかもベム首相=悪人、古代=善人という感じで描いていますが、上記の会話を読む限り明らかに古代に非があります。
当然ながら交渉は決裂。古代はボラー連邦の警備兵達に拘束されそうになりますが(どう考えても危険人物なのだから拘束はある意味当然ですよね)、(頭は弱いが銃撃戦だけは強い)古代は警備兵を撃ち殺しながら逃亡する始末。しかも古代はヤマト艦載機を出撃させ、囚人達の処刑を遂行中のボラー連邦警備兵を悉く射殺。実力で囚人達を解放してしまいます。ここまで来たらもう無茶苦茶。しかも古代艦長の暴走に対し、本来ならば制止に当たるべき真田、島の両副長も古代を援護する始末。一体どうなっているんだ。

案の定、怒り狂ったベム首相は軍事力を行使しヤマトを制圧しようとしますが、(頭は弱いが艦隊戦だけは強い)ヤマトに敵う筈もなく、ボラー連邦誇る赤色革命艦隊はアッサリ全滅してしまいます。こうして地球連邦は銀河の大国ボラー連邦と敵対することになったのですが、それもこれも古代の軽率な行為が招いた失策だと言わざるを得ません。こんな男を戦艦の艦長にするとは・・・・、地球防衛軍はどうなっているんだろうねえ。

その古代が番組最後にベム首相に向かって言った台詞

「私はあなた方のような残酷な民族を見たことがない。この怒りは一生忘れないだろう」

ベム首相それを聞いてどう思ったのかは定かではありませんが、ひょっとしたら
「アンタにだけはそんなこと言われたくないよ」
と思ったかもしれません。

宇宙戦闘にカタパルトは有効か?

まあ、どうでも良い話なんですけど・・・・。

宇宙戦争を扱ったアニメ作品でしばしば見られる光景として、艦載機やロボットが母艦のカタパルトより撃ち出されるシーンがあります。古い所では「宇宙戦艦ヤ○ト」のコスモゼロ(古代機)がありますが、なんといっても「ガ○ダム」で「ア○ロ、行きまーす」がカタパルトの位置づけを定着させたといって良いでしょう。

さてさて

私、昔から疑問に思っていることがあるのですが、果たして宇宙戦争でカタパルトって必要なんでしょうか?。

いやいや、わかってます。わかってますよ。
あれは絵的な演出だということを。
まあ、そうはいっても以下はホンの遊びということで、もう少しお付き合い下さい。

以前にゲーム仲間と飲んだ時、私がカタパルトの必要性について疑問を呈した所、反論の多くは
「カタパルトを使えば燃料の節約ができる」
というものでした。
そこで私はカタパルトを使うことによってどの程度の燃料節約が可能かを検証してみることにしました。

検証1.カタパルトによる加速

カタパルトを使ってターゲットをどの程度加速できるか?。
これはカタパルトの加速性能とその長さによって決定されます。
非常に単純化したモデルを考えてみます。

(例)加速度5g、長さ100mのカタパルトによって打ち出されたターゲットの速度は約100m/s(360km/h)になる

如何でしょうか?。
せいぜい新幹線程度の速度までしか加速できないんですよ。
そのために少なくない宇宙艦の容積を使ってカタパルトを設置する必要がどこにあるんでしょうか?。
その分火器や艦載機の搭載設備を設けた方が効率的ではないでしょうか?。

ちなみに加速度を10gまでアップすれば、ターゲットの速度は約141m/s(509km/h)になりますけど、今度はパイロットの方がヤバイ状態になりそうです。

検証2.燃料搭載量

「いやいや、そうはいうけど、360km/hでも初速度が得られたら燃料の節約になるのではないか」

なるほど、なるほど。尤もな意見です。
そこで艦載機の性能がどの程度なのか調べてみました。本来ならば「ガン○ム」シリーズに出てくる機体にしたかったのですが、データが揃っていないので、「マク○ス」に登場する「バルキ○ー」戦闘機に御登場願いました。

 VF-1J バルキリー
  推力 熱核反応タービン×2(推力合計23,000kg)
  空虚重量 13,250kg
  推進剤搭載量 全力運転約1分
  その他 (省略)

とまあこんな感じです。
上記のスペックに基づく推力重量比は1.7を越えますが、戦闘重量状態であれば1.0前後になることが予想されます。
さてさて、このバルキリーちゃんが100m/sの速度を得るために何秒間の全力噴射が必要でしょうか。
加速性能を1gと仮定するならば、約10秒間の全力噴射が必要です・・・・。

え?

ちょっと待て?

意外と燃料食うんですね(汗)。

バルキリーちゃんは新幹線並みの速度を得るために、なんと全推進剤の1/6を使わなければならない、ということです。

・・・・・

ということは・・・・。

「カタパルトってやっぱり必要なんだなあ・・・・・」

というオチになりそうです。

おまけ

それにしてもバルキリーちゃんは全搭載燃料の1/2を消費してやっとMe262並みの速度っていうのは、いくらなんでも
「ヘボ過ぎないかい」
と思ってしまいました。

昨晩地上波で放送していたので見ました。
この作品はかつて何度か見た事がありますが、何度見ても面白いです。
娯楽作品としてはかなりの線まで行っているのではないでしょうか。

ヒコーキ好きとしては、ホーネットやファルコンといった現用機が沢山出てくるので、その点はなかなか良かったです。
ただホーネットがやたらと多かったなあ。

本筋とは関係ない話が続きます。
敵母船を攻撃する際、空対空ミサイルを使用していましたが、あれはいくらなんでも不効率ではないかと感じました。もっと威力のデカイ爆弾とかロケット弾を使った方が良いような・・・・。

まあ娯楽作品に無粋な突っ込みは無用かも知れませんが。

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