もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

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土曜日の夜にテレビを見ていると主題の番組を放送していました。
殺人事件が起きて探偵が登場。探偵がトリックを暴いていく、というのは所謂「探偵もの」の黄金ストーリーなのですが、このドラマはチョット違う。

まず犯人が最初から明白であること。これは「古畑シリーズ」のように「視聴者が犯人を知っている」というものではなく、劇中の人物達も「こいつに間違いないだろう」という人物が出てくる。実際にその人物が真犯人である。
ここで登場するのが堂本剛演じる「探偵さん」。彼は誰が見ても明らかな真犯人以外に「別の真犯人がいる」と主張。そのトリックを暴くために33分間の間あの手この手で推理を繰り広げていくというストーリーです。

内容そのものはハッキリ言って「馬鹿馬鹿しい」のですが、逆にその「馬鹿馬鹿しさ」にはまってしまうと、理屈ぬきで楽しめる作品でした。

第2話以降でも初回のクオリティを維持できれば大したものですが、さてさて・・・・。

ぼんやりテレビを見ていたら「ファミリーチャンネル」で「ウルトラマンレオ」を放映していました。「レオ」といえば私にとっては
「ウルトラマンから卒業しようとしていた頃の作品」
なのでリアルタイムではあまり見ていません。再放送とかで何度か見たような気がします。ウルトラセブンのモロボシダンが隊長役で登場すること。そのモロボシダンが主人公のオオトリゲンに対して毎回毎回特訓を強要すること。そのあたりが印象に残っています。

で、先日見た「レオ」なのですが、モロボシダンのことやその特訓よりも、MACの弱さの方が印象に残りました。

「MAC」

正式名称はMonster Attacking Crew。「レオ」に登場する地球側防衛チームの名称です。その特徴は、弱い。とにかく弱い。
私が見たエピソードでは、戦闘機2機が出撃したのですが、2機とも殆ど活躍の機会なく(ロケット弾攻撃を数回仕掛けただけ)怪獣の吐き出す火炎放射を浴びて撃墜されてしまいました。「脱出!!」と叫んで機外に飛び出す「ウルトラシリーズ」御馴染みのシーンもなしです。他にも2機が失われているので損失合計4機。たった1度のエピソードで4機も失うとは・・・・。しかも一瞬で。うーん。

「レオ」ではモロボシダンとオオトリゲンのインパクトが強く、他の隊員の存在が少し希薄だったような印象があります。他の作品、例えば「エース」や「タロウ」では隊員達の婚約者や肉親が現れたりして話にふくらみを持たせていたのですが、「レオ」の場合どーなんでしょうか。

そんなこんなで「ウルトラマンレオ」「MAC」で検索していたら面白いページを見つけました。


「レオ」を少しでも見ている人なら(ちょっと)笑えます。

余談1

MACといえば基地が宇宙空間にあるのですが、基地と地上との連絡手段はどうしているのでしょうか?。主人公は宇宙基地に勤務しながらも地上にも地縁があるようなのですが、毎回毎回スペースシャトルに乗って宇宙と地上の間を往復しているのかな?。
ついでに宇宙警備隊なのに何故か地上戦用装備(ジープ等)も持っていたりするから不思議。
子供番組に突っ込みを入れても仕方がないのですが、放映当時幼少だった筆者も設定の安直さに首を傾げたものでした。

余談2

「ウルトラマンタロウに」出てくるZATも「弱い」という印象があるのですが、Wikiによるとは

「単独の巨大怪獣撃破数はウルトラシリーズ歴代特捜チームの中でも群を抜いている」

とのこと。これは意外でした。

余談3

子供の頃、戦闘機が撃墜された時のことが話題になり、父親に向かって「撃墜されても脱出したらええやん」と言ったら、父親に酷く叱られた記憶があります。

旅先にて「エリア88」全23巻を読破しました。
久しぶりに読んでみたら面白かったです。
単に「主人公達が戦闘機に乗って空中戦するだけのマンガだろ?」と言ってしまえばそれまでなのですが、それだけではない「何か」がある作品ではないかと思います。その「何か」が何なのか?。世界観?。主人公達の魅力?。戦闘機の描写?。うーん。

本作は分けると
(1)エリア88編
(2)地上空母編
(3)山岳基地編
(4)フランス傭兵編
(5)大富豪編
(6)最終決戦編
という感じになるかと思います。
今までのイメージでは、(1)が一番面白く、(2)(3)あたりから何か変になり、(4)(5)(6)はもーわけわからん状態、だと思っていました。今回読み返してみて、意外と面白かったのが(4)。空戦場面とは違った「味」がありました。

読み終えてふと思ったのですが、「小説版エリア88」って読んでみたくなりました。そういう作品が存在しているのか否かは知りませんけど、例えば原作マンガの描写を尊重しつつ、原作では描かれなかった主人公達の内面描写、戦闘機等のウェポンシステム、彼我の戦略等を小説という形式で表現できれば面白いかも。

どなかた書いてみませんか?。

(以下、若干のネタバレを含みます)





先日地上波で「ローレライ」見ました。
「見た」とは言っても、途中で所要のため中座してしまったため、完全に見たわけではありません。物語の主要な部分、例えば「伊507」の特殊な能力とか、ローレライとは何ぞやとか、ヒロインの特殊能力とか、そういった部分は理解していません。だから感想といっても断片的なものになってしまいますが、その点はご容赦下さい。また、録画せずにその場で見た限りなので、私の勘違いや誤解も含まれているかもしれません。その点もまあ大目に見てやって下さい。

まず我々のような人種が最初に気になるのは、クライマックスの対潜戦です。娯楽映画に細かい突っ込みは「無粋」なのかもしれませんが、そういった部分を突っ込むのがこの種の作品を見る楽しみとも言える訳で・・・。

まず褒めるべき点を褒めておきますと、米駆逐艦がちゃんとフレッチャー級していました。これがもしC.F.アダムス級とか、ノックス級だったら(それはそれで面白かったのですが)、突っ込みポイントになっていましたけど、その点は残念というか拍子抜けというか・・・。ただ、対潜戦だからフレッチャー級も良いけど、DEも出して欲しかったなあ・・・。敵艦が全部「同じ顔」というのは、ガミラス艦隊みたいでちょっと興ざめです。

米駆逐艦が最初に「伊507」と交戦する際、ヘッジホッグを使用していました。作品中では「新型爆雷」と呼称していましたが、まあ「素人さん」が理解する際の表現としては許容範囲だと思います(フレッチャー級がヘッジホッグを標準搭載していたか否かは少し疑問)。ただ、その後の米駆逐艦の攻撃で、ヘッジホッグや側方投射爆雷はまだしも、53cm魚雷を潜水艦めがけて打ち込むのはいけませんねえ。WW2で対潜魚雷が全く使用されなかった訳ではありませんが、少なくとも53cm級の魚雷を敵潜水艦めがけて雨アラレと打ち込むような戦いはしていないと思います。

あと米駆逐艦隊の対潜戦術が下手糞過ぎ。戦艦部隊相手に襲撃行動行うわけじゃないんだから、あんなに密集隊形で対潜戦やってもしゃーないでしょ。案の定、魚雷喰った駆逐艦が、ドメル艦隊よろしく僚艦と衝突。次々と落語(じゃなかった落伍)していく様は、あまりに無様です。同じ対潜戦扱うにしても、大昔に見た「眼下の敵」の方が全然迫力がありました。いくらCGを綺麗にしても、どうやらもっと根本的な部分で追いついていない面があるように感じました。

とまあ、本編とは関係ない所ばかり話してきましたが、役者さんはなかなか豪華です。「伊507」艦長絹見少佐:役所広司、N式潜水艦操舵手 :妻夫木聡、先任将校木崎大尉:柳葉敏郎、「ローレライ」オペレーター:香椎由宇、浅倉大佐:堤真一、海軍軍令部総長:伊武雅刀・・・、とまあ、これだけ並べてみると、まるで「月9ドラマ」のようです。まあフジテレビ系の映画なので当然といえば当然なのですが・・・。

余談ついでに、本作のボスキャラ:浅倉大佐(提真一)が絹見少佐(役所広司)と話をする際、「大和田通信隊」が出てきたのは少し嬉しかったです。

今季のドラマは「ガリレオ」と「SP」が面白かったのですが、「ガリレオ」は中盤以降ややマンネリ化してきたように思いました。その点、「SP」は毎回ハラハラする展開と軽妙なセリフ回しで「私好み」のドラマです。CMの多さやシーンの使いまわしが多いこと等が少し気になりますが、それでも「SP」は今季のドラマでは一番楽しめた作品でした。

ところで「SP」が今度再放送するそうです。第1話を見逃した私にとってはこれは嬉しいニュース。早速録画予約しておきました。週末は家を離れるので見るのは年明けになりそうですが、それでも今から楽しみです。

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