もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

タグ:城巡り

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ここには何度か来ていますが、桜の季節がメインで、それ以外の時期に訪れたことはあまりなかったような・・・。
今回行った時には、石垣修復工事のため天守閣が城の中央付近に仮置きされた状態でした。本来ならば天守が石垣のすぐ上にあるのですが・・・。

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天守自体は江戸時代から続いている状態のままで、内部の構造も往時のままです。天守内部は三層構造になっており、最上部からは周囲の景観が見渡すことができます。

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城自体は相変わらず大きな城で、本丸から見える岩木山が雄大でした。
石垣の修理については、当初「令和3年完了」となっていたところが、今では「令和7年完了」と後ろ倒しになっているとのこと。例によって石垣を修理してみると、色々と歴史的に重要な史料が出てきたので、そのたびに工事がストップするからだとか・・。

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ともあれ、弘前城の修理。早く終わってまたかつての美しい姿を見たいものです。

お奨め度★★★

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江戸時代初期に有馬氏が日向に転封となり、代わりに 日野江城 に入ったのが松倉重政。その重政が新たな居城として築城したのが島原城の始まりとされている。明治時代に一度廃城となって天守等が廃却されたが、戦後に天守閣が再現され、今に至っている。

島原鉄道の島原駅から徒歩約10分。復元天守の端正な姿が目の前にある。入場料を払って中に入ると、内部は資料館になっている。キリシタンや島原の乱に関する史料。当時の武具等が飾られており、見応えがある。

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最上階からは島原の街並みを一望できる。

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続いて天守周辺を写真を撮ってみた。

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城内の一角にある丑寅の櫓は民具資料館になっていて、明治、大正、昭和、平成の庶民の生活を伝える様々な製品が並べられている。それにしてもワープロが資料館の一角に飾られるとは・・・。そのうちノートパソコンも民具の1つとして飾られるのかなぁ・・・。そういえばファミコンがなかったのは少し驚き。

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天守閣の入口には愛想の良い案内嬢がいたので、少し話をしてみると、 「島原城武将隊」 というチームらしい。それぞれが島原に由緒ある武将の姿になり、観光案内をしているそうな。その日いたのは、天草四郎さんと高力忠房さん。ご本人の許可を得て写真を撮らせて頂いた。

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そんなこんなで島原城。色々と面白い城であった。

お奨め度★★★★

城を攻める、城を守る 日本百名城公式ガイドブック 続日本百名城公式ガイドブック 日本100名城と続日本100名城めぐりの旅

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原城趾 を見学した際、近くに日野江城というのがあるという情報を得て、立ち寄ってみた。
国道251号線から少し内陸に入り、案内板に導かれて山の中に入っていくと、やがて道は狭くなり、車1台がやっと通れる広さぐらいに。
「前から車が来たら離合できないな」
とビクビクしながら走っていくと、やがて城跡に到着した。

駐車場といっても草むらのような所に車を停めて、中に入っていく。
こんな山城にこんな立派な石垣が、と思うような石垣を見ながら山道を登っていくと、やがて日野江城の本丸跡につく。本丸跡は少しばかり広くなっており、往時には天守のような施設が立っていたのかもしれない。本丸跡からは南島原一帯が一望でき、原城よりも戦略的な価値は高そうだ。

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日野江城はキリシタン大名として名高い有馬晴信が島原一帯の主城とすべく整備したという。歴史的経緯から知名度では原城に劣るが、城自体の戦略的価値は日野江城の方が上だというのも頷ける。

お奨め度★★★

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原城趾を見学 した後、パンフレットにその名前が載っていたので立ち寄ってみた。原城趾から1km強の距離なので、車で行けば2~3分で行ける。
館内は島原半島におけるキリシタンの歴史や天正の少年遣欧使節団の話、その後の為政者によりキリシタン弾圧や島原の乱、さらには島原の乱の後に信仰を守った人たちの歴史が様々な資料や史料と共に紹介されている。
また約12分間のDVDが常時上映されており、島原キリシタンの歴史をわかりやすく紹介してくれている。入館料300円分の価値は十分にある。

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お奨め度★★★

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南島原の原城といえば、島原の乱の際に一揆勢が立てこもった城郭。圧倒的な幕府勢の猛攻を約4ヶ月間耐えたという。そこに行ってみた。

島原の中心地から車で1時間弱。南島原の市街地からさらに奥に行った所に原城跡はある。天草灘に大きく突き出した半島部がその場所だ。国道沿いの駐車場から歩きはじめると、まず攻め手である幕府方の板垣重昌の碑がある。そこからやや狭くなった地峡部も向こうに原城の姿が見えてくる。大きくくぼんだ地形の上に道路が走っているが、道路は後の時代につけられたものかも知れない。

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原城の本丸には石垣に囲まれている。本丸部分はさほど広い場所ではなく、地積は大きくない。ただし海側に突き出しており、海からの接近路は急峻な坂になっている。これは確かに攻めにくそう。当時は沖合からオランダ軍艦による艦砲射撃も加えられたとのことだが、海が結構遠浅なので、吃水の深い艦が近づくのは難しかったのかもしれない。

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散策に要する時間は30分強。駐車場から1kmほど歩く必要があるが、景観は良い上、当時の地勢が比較的よく再現されているので、気分良く歩くことができよう。


お奨め度★★★★

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