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忍城
埼玉県行田市にある忍城。
14世紀に成田氏によって築かれた城郭とのことですが、詳しくは知りません。
(興味のある方はWikipediaで調べてみてください)
秀吉の北条攻めの際、石田三成が水攻めを仕掛けて失敗し、「三成って戦下手だね」的な話のタネになるぐらいかな・・・。と言いながら、その話があったので一度は見てみたいと思って訪れました。
秩父鉄道の行田市駅から約1km。徒歩で15分ぐらいの所です。往時の姿ではなく再現された状態とのことで、三成率いる豊臣勢の猛攻を防いだ往時の面影はありません。道路に面した所に三層櫓があり、これが忍城のシンボル的な役割を果たしています。内部は博物館の一部とのこと。三層櫓は良い感じなのですが、そこと博物館本体をつなぐ渡り廊下が妙に現代的でちょっと興ざめ。せめて窓枠ぐらいは昔風にして欲しかった・・・。
城内はちょっとした日本庭園になっていて、ノンビリ歩く分には丁度良い感じ。写真の題材としても楽しめました。
お奨め度★★★
黒羽城
黒羽(くろばね)城は、土地期限北部大田原市にある城郭である。戦国時代にこの地を治めた大関氏が本城にしたとされている。
山頂近くの駐車場に車を停めて、階段を少し登ると、黒羽城の本丸趾に出る。眼下には那珂川が南北に流れ、その向こうには北栃木の田園地帯が見えている。
周辺を少し歩いてみる。所々に紫陽花の枯れた姿が見える。6月に来ていたら紫陽花が綺麗だっただろうと思わせる景観である。
この黒羽城は戦歴らしい戦歴はないのだが、実は別の意味で有名な場所であった。というのも、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅の途中に立ち寄ったと言われるのがこの黒羽で、道中最も長い14日間の滞在であったという。そのため、城の一角に「黒羽芭蕉の館」という建物がある。内部は松尾芭蕉の生涯とその旅路について記した展示物が飾ってある。内部は撮影禁止だったので写真はないが、その中で与謝蕪村が書いたと言われる「おくのほそ道」の巻物があったのは興味深かった。
今回は紫陽花を見れなかったが、今度は紫陽花の綺麗な季節に来てみたいものである。
お奨め度★★★
向羽黒山城
向羽黒山城は、会津若松市南西部にある山城で、戦国時代に会津地方を支配した蘆名氏が築いたものである。蘆名氏と言えば、伊達政宗と戦って滅んだ一族で、この城も蘆名氏の後に伊達氏、上杉氏等が支配下においている。
車で山頂直下の駐車場まで乗り入れ、そこから本丸へ向けてやや長い上り坂がある。坂の両サイドには深い空堀があり、急峻な地形と相まってこの城が防御力に優れた城郭であったことを伺わせる。
虎口跡を抜けると、そこに山頂部分(第一曲輪趾)がある。眼下には会津盆地の広大な地形が広がっている。
この山は山の各所にかつての曲輪がいくつも残っていて、全部回ろうとするとかなり時間を要する。今回回った所以外では、第二曲輪、第三曲輪、北曲輪、大手口等もあるが、今回は時間がなかったので割愛。唯一回ったのは弁天曲輪と呼ばれる所だった。
戦国期における典型的な山城としてこの向羽黒山城は一見の価値ありである。
お奨め度★★★
福江城
五島列島最大の島、福江島。その玄関口である福江港のすぐ近くにある城郭です。幕末期に海上防衛を主な目的として築城され、その後は実戦を経験することなく明治になって廃城になったそうです。
築城当時は三方を海に囲まれた海城だったそうですが、今では港からやや奥まった所に本丸跡となる石垣が残っているのみです。内部には五島氏の庭園趾が残っていますが、800円をケチって今回はパス。大手門と石垣趾だけを見てきました。ちなみに城の外堀の内側には、五島高等学校の校舎が建っています。
(写真07-09)
城跡に関連し、五島観光歴史資料館があります。入場料300円ですが、予想以上に面白かった。25分のDVDがメインなのですが、ドラマ仕立てになっていて、四季を通じた五島や福江島の魅力を巧みに表現しています。これを見るだけで福江島を色々回ってみたくなること請け合い。できることなら島内観光する前に訪れてみたい場所です。
お奨め度★★★