皆生温泉に1泊したく 翌朝。温泉でバイキングを堪能した後、奥出雲に向けて出発する。米子を離れる前にもう1度米子医療センターに立ち寄り、写真を撮る。土曜日なので外来患者の姿はなく、病院の周囲は閑散としていた。入院中は土日と言ってもあまり実感はなかったが(リハビリがないのと、スタッフの人数が心持ち少な目なぐらい)、外の世界はやはり違う。

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今日向かうのは、奥出雲の秘湯「井原温泉」。カーナビの表示だと米子からの所要時間2.5時間となっていたが、実際にかかったのは2時間弱であった。新緑の美しい山陰地方で交通量の少ない道路を車で走るのは実に気持ち良い。

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井原温泉は本当に山中の結構凄い所にあった。最後の2kmぐらいは殆どダート道に近い狭い道路を、前から車が来たらどうしよう、とドキドキしながら走ったものである。実際、帰りは対向車と鉢合わせになり、山道をおっかなびっくりバックで戻ったものだった。

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温泉と言っても男女別の内湯が各1つ。洗い場もない。内湯の広さは華麗風呂を2回りぐらい大きくした感じ。5人も入れば結構狭く感じるくらいだ。泉質は薄茶色でやや温め。加熱などはしていない様子だ、鉄分も含んでいるようだ。温泉が足元からボコボコと吹き上がってくる感じは他の温泉にはない独特雰囲気。また決して「熱くない」温泉だが、湯上り後は何故かポカポカする不思議な温泉であった。

車がなければとても行ける場所ではなく、辿り着くだけでも結構大変だが、全国でも珍しいタイプの温泉なので、出かけてみても損はないと思う。

お奨め度★★★★

つづく