北近畿一帯を鉄道旅行した あと、宮津の温泉宿で1泊した。昨晩はスコールのような大雨が降ったので。ロクに食事も取れなかった(宿の女将さんに頼んでツマミを適当に作ってもらい、ビールで腹を満たした)が、翌朝は美味しい朝ご飯を食べて、気分爽快である。
その日も朝から雨が降っていて、駅まで歩く間に足元がすっかり濡れてしまった。宮津駅で昨日「くろまつ」に乗っていたアテンダントさんと偶然再会。少し世間話をしただけだが、ちょっと良い気分になる。
0857発の快速列車で福知山に出て、そこからJRの特急「きのさき10号」に乗る。山陰線の景観は昨日見たものと同じであったが、それでもこの路線の風景はいつ見ても美しい。特に綾部~園部間が良い。園部を過ぎると亀山が近づいてきて、ややベッドタウンの雰囲気になる。 た。
京都には1100頃に到着した。京都駅から30分ほど歩いて鴨川沿いに走っている京阪電車の七条駅に行く。そこで1日乗車券を購入したかったのだが、「祇園四条まで行かないと売ってませんよ」とのこと。仕方なく祇園四条まで移動し、そこで無事1日乗車券をゲットした。なお、七条~祇園四条までは駅員さんの計らいで無料で乗車させてもらった。
一旦京阪電車の北側の終点である出町柳まで行き、ここから1213発の特急淀屋橋行きに乗る。追加料金500円で乗れるプレミアムカーに久しぶりに乗ってみた。別にどうということもないのだが、ちょっと贅沢な気分になる。
何を隠そう、私が生まれ育たったのはこの京阪沿線だ。だから京阪沿線には人一倍思い入れがある。車窓を見ていても「あれ、ここ駅名変わっている」とか、「あの競馬場、取り壊されているのね」とか、「こんな所に史跡があったのか」とか、「あの公園、子供の頃に良く遊びに行ったよな」とか…。もう思い出の宝庫である。
とか何とか言いながら、列車は大阪の淀屋橋駅に到着。特殊なL字型構造を持つ淀屋橋駅は不思議な魅力がある。そういえば地下化される前の京阪三条駅も面白い構造だったなぁ・・・。
同じ列車で今度は自由席に乗り。京阪沿線で主要駅である枚方市駅で下車する。
つづく