CompassGames社のシミュレーション・ウォーゲーム「The Battle for the Balkans」を紹介します。このゲームは、1985年夏を想定したNATOとワルシャワ条約機構軍との戦いを描いた仮想戦ゲームです。このゲームは、DoomsDay Projectと呼ばれる作品群の1つで、第1作
「The Battle for Germany」
に続く第2作目にあたる作品です。
今回の戦場は、オーストリア、イタリア、ユーゴスラビア、アルバニア、ルーマニア、ブルガリア、ギリシア、トルコといったいわゆる南欧地区で、これらの諸国と米ソの部隊が登場します。
The Fulda Gap
The Battle for the Balkans
NATO Designer Signature Edition
The Third World War, Designer Signature Edition
Blue Water Navy
Next War Poland
Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編
コマンドマガジン Vol.177『ヴュルツブルク』
今回の戦場は、オーストリア、イタリア、ユーゴスラビア、アルバニア、ルーマニア、ブルガリア、ギリシア、トルコといったいわゆる南欧地区で、これらの諸国と米ソの部隊が登場します。
The Fulda Gap
The Battle for the Balkans
NATO Designer Signature Edition
The Third World War, Designer Signature Edition
Blue Water Navy
Next War Poland
Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編
コマンドマガジン Vol.177『ヴュルツブルク』














勝利条件を検討すると、VPによって決まる。VPは様々な理由によって増減するが、基本的には目標マーカーと呼ばれるマーカーを多く取得することが勝利への近道である。シナリオ4でマップ上に配置されている目標マーカーは計6個。従ってお互いに目標マーカーを4個以上獲得することが当面の目標になる。

空挺部隊と特殊部隊が首尾よく目的を達すると、WP側は極端な話「現状のまま」でも勝てる可能性が出てくる。ただしVPは変動要因が多いので、現実的には「そのまま」という訳にはいかない。残った2個の目標ヘクスを奪取すべく、西ドイツ領内に侵攻することになる。目指すはライン川突破だが、その過程でNATO軍を撃破し、VPを稼ぐことになる。化学兵器や核兵器の使用は状況次第である。得点的に逃げ切り可能な状況であれば(目標マーカーの最大値は5VPで、半数以上が1VPであることは覚えておいて良い)、これらの大量破壊兵器を使用して相手にVPを与えるのはあまり得策とは言えない。下図にWP側の想定突破コース案を示す。

対するNATO軍は制空権の確保が鍵になる。最終的に制空戦闘で勝利を収めるのはNATO側であるが、NATO側は可能な限り速やかに制空権を確保したい。今回のプレイでもそうだったが、制空権を確保できればWP側の進撃はほぼストップさせることができる。さらに制空権を確保することで毎Turn1VPずつ獲得できる。逆に言えば、WP側としてはNATOが制空権を確保するまでにVP的に安全圏へ逃げ切りを図りたい。



天候は悪天候になった。一気に航空攻撃でWP軍を圧倒したかったNATO軍にとっては、ちょっとした水入りとなった。WP軍はHQ活性化のためにSPを大量に必要としたため、損害を受けたSAM部隊を完全に修理することはできない。それでもギリギリSAMによる射撃が可能なレベルまで修理した。そこへNATO側の航空戦力がSAMネットワークに集中攻撃を行う。悪天候なので爆撃精度はあまり良くなかったが、それでも圧倒的な兵力を誇るNATOの戦闘機はWP軍のSAMネットワークを痛撃した。攻撃によって損傷を被ったSAM部隊は計10個。WP側の生き残ったSAMは僅かに2個に過ぎなかった。しかもNATO側の損害は全く皆無であった。


NATO軍は戦線中央で大規模な攻勢に転じた。まず西ドイツ第3軍団麾下の第12装甲師団が攻撃。ギーセン北東部に布陣したソ連軍第27親衛機械化歩兵師団や第32親衛戦車師団を撃破し、攻勢の火ぶたを切る。


